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乳がん疑いでビビりが検査フルコンボしたけど(あんまり)痛くなかったし恐れず検診行くといい

「限りなく黒に近いグレー」と言われて乳がん疑いで精密検査をしてたのですが、現在はひとまず経過観察で落ち着いたのでやっとブログに書く気が起きました。
医療関係者じゃないのでおかしい表現をしている部分もあるかもしれませんが、ひとまず私の視点からまとめています。

一番言いたいのは「痛そうだからヤダ」と避けてた検査が全然痛くなくてさっさと行っとけばよかったと思ったので、同じような理由で検査避けてる人も恐れず行ってほしいということです。
まあ、全然痛くないということはなかったし、多分お医者さんや技師さんの腕で痛みも変わるので、行ってみたら痛かったじゃないか!となったらすみません。
あとHカップなので、参考にならないパターンがあるかもしれません。

役に立つ情報だけまとめられたら良かったんですが、うまく自分の感情を切り分けて書けなかったのですごく長くなりました。役に立ちそうなところは太字にしたので、そこだけ拾って行けば多少は読みやすくなってるでしょうか…。

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乳がん疑いから経過観察に至るまで

乳がん検査を受けるまで

このブログではちょいちょい私の痛みに対する耐性の低さを露呈しているのですが、「自覚症状もないし、検査は痛いらしいからなんかヤダ」という理由でずっと検査を受けていませんでした。

とはいえ年齢的にそろそろ一度見たほうがいいよなあ…と頭の片隅では考えていて、ある年の人間ドッグの申し込みの時に追加検査の項目を見ていたら、「痛いらしい」と聞いていたマンモグラフィ以外に、超音波検査というものがあることに気づいたんです。
調べてみたらこっちは全然痛くないらしいということを初めて知り、じゃあついでに受けとくかと決めたのが2023年6月のことでした。

人間ドック~病院からの連絡

乳がんの超音波検査ってゼリー状のものを塗られて機械を滑らせるだけなので、当然何の痛みも負担はありませんでした。
「こんなに簡単ならとっとと受けとけばよかった!」と自分の怠慢を後悔しつつ、これなら毎年受けてもいいかなーとのんびり考えていたのですが、どうにも技師さん(?)の様子が不穏。他の人を呼んで画面を見たり、同じところを何度も行ったり来たり。

検査後「怪しい部分があるので先生に良く見てもらいますね」というようなことを言ってもらったような記憶があるようなないような…。
とりあえず「なんかまずいことになってるのかもしれない」と思って、それからしばらく自分の胸を触ってしこりが無いか確認したりしたのですが、特にそれらしいところもなく、しばらくしたらすっかり検査のことは忘れていました。
しかし、人間ドックから1週間ほどたった頃に「結果を見たところ、早めに再検査を受けたほうが良いので連絡した」と病院より連絡があり、直近で取れる日程ということで追加検査の予約を1週間後に入れてもらうことに。

この時が一番気持ちが辛く、病院から連絡が来た日は仕事を早退して翌日もほぼ使い物にならないほど落ち込みましたね…。
今考えるとあまりにも「がん」というものに対して知識がなく、電話で精密検査の連絡が来た=かなり深刻な状況なのかも、という疑いで心身を削りました。調べるにも怖くて調べられないという悪循環に陥っていたんです。
ストレスに対処するために嫌なことを考えるくらいなら寝るように努めていたので、再検査まで仕事以外はほぼ転がって寝て過ごすことに。

この時、自分の心に大きく負担だったのは「死」というものを身近に感じた以外にもう1つ、家族のことでした。
以前から家族に検査を進められていたのに先延ばしにしていたので、家族も「もっと強く勧めておけばよかった」と後悔してしまうのではないか、と思ったのです。
自分にとって、家族に強いネガティブな感情を残してしまうことが耐えられないんだなということにこのとき初めて気づいたので、以降の行動指針となりました。
ちなみに自分のこれまでの生き方に対しての後悔は驚くほど沸いてこなかったので、それも驚きました。自分には正直に楽しく生きれているようです。

再検査~1回目の経過観察まで

再検査の日、最初に「怪しいところがあったので、若いし念のためということで連絡しました」と言われたので一気に力が抜けました。
手遅れというわけではなくやりようがあるらしいと分かっただけで、まずは出来ることを頑張ろうという気力がぐっと出てきたのを覚えています。

詳細に検査をするということで、痛いと聞いて避け続けたマンモグラフィでとうとう検査をすることに。
いざ検査してみたら、マンモグラフィの痛みは「圧迫感と痛みはあるけど検査のためならまあ仕方ない」で我慢できる程度の痛みでした。なんだったらもうちょっと圧迫してもらって大丈夫ですよ?という余裕があるくらい。
単に私が圧迫系の痛みに強いだけなのかもしれませんが、この程度だったらとっとと受けておけばよかったよ!

更に、造影剤を使ったMRI検査。
閉所恐怖症気味なので大丈夫か心配していたのですが、うつぶせになって寝やすい体勢だったのでうとうとしてたら終わりました

その後、MRIでも確定できなかったので追加で針生検(針を刺して怪しい組織を取る検査)。
「針を刺して細胞を取るとき、麻酔をしてもらえなかったら痛かった」という人の話を聞いてめちゃくちゃビビってたんですが、普通に麻酔を使ってもらったので(麻酔以外の)痛みは全くありませんでした。
麻酔をしてもらえなかった人は肺や甲状腺だったらしいので、その辺で違うのでしょうか…。

なお針生検は傷口が小さくても意外と中までケガをしている状態なので、胸をしっかり支えて生活しておいた方が治りが早いと思います。私は油断して、寝ているときや休日に支えていなかったら「なんか痛いな…」というのが結構続きました。
ユニクロの一番リラックスできそうなやつで十分なので、あまり動かないようにした方が絶対にいいです!

私の問題部分は本当に判断が難しかったみたいで、ここまで検査を重ねたところで「悪性の所見なしで経過観察」ということになりました。
ただ、最後に先生から説明を受けたとき「見た目では悪性の可能性が極めて高いのに、決定的な証拠が出てこない」という状況なのかなあという感じをなんとなく受けました。

ちなみに病院の待合にはいろんなポスターが貼ってあって、待っている間に一通り目を通していたのですが、「タバコを吸っていると乳房再建が難しくなる」というような内容を見つけて、タバコ吸ったことなくてよかったーーと心底思いました。
タバコってなんとなく体に悪いイメージがあったんですが、こういう弊害もあるんですね。

2回目の再検査~再度の経過観察まで

経過観察になってからは「いつか悪さをするかもしれないな」と思って、定期検診は真面目に通い、仕事も1週間くらいならいつ抜けても大丈夫なよう常にPCの整理やマニュアルの整備を進めていました。

そして2025年4月。やっぱり前に検査をしたところが怪しい(「構築の乱れ」がある)ということで、精密検査を勧められました。
私も2年の間に色々と知識を付けていましたし、ちっちゃいうちに見つけて切っちゃえば大丈夫でしょ!という気持ちになっていたので、最速で検査の予定をいれてもらうことに。

まずは前回と同じく針生検とMRI検査。
前回の経験があるので、結構リラックスして受けられました。
MRI検査のときの大きな音の衝撃で、前日に座りすぎて痛かった部分がマッサージされて痛みがなくなっていたのはちょっと面白かったです。
針生検は前回の経験を踏まえて、起きている間は胸が動かないように下着をつけていたので、前回よりもずっと早く痛みがなくなりました。下着大事です!!(後述しますが多分夜も支えてた方がなお良いです)

今回もやっぱりここまで検査しても決定的な証拠が見つからず、でもこのままにしておくのも心配という結果になってしましました。
最後の結果が出てから聞いたのですが、どうもこの時点で悪性の疑いがかなり高かったみたいなんです。悪性の可能性を示す6段階のカテゴリのうち5がついたということだったので、ネットで調べてみた感じBI-RADS分類のカテゴリ5(がんの可能性95%以上と書いているサイトもある)だったのかなあという感じです。ちょっとサイトによってカテゴリが5までしかなかったりして自信はないんですが…。
ただ6段階評価の5となれば、そりゃ先生も疑いに疑いますよね。

ということで、体に負担をかけることになるが、切除生検(部分麻酔をして切開して怪しい組織を取る検査)をお勧めします、となりました。
幸いなことに私は自分の体に傷が残るのは全く抵抗がないし今なら体力的にも問題ないだろうということで、即答でお願いして直近で手術の予定を組んでもらいました。
後から先生に「こんなに早く同意されると思わなかった」と言われたので、多分経過観察で粘りたいと手術を断ることもできる段階だったのかなーという気もします。とはいえ、悪いものはさっさと無くしたいので、断るという選択は微塵もありませんでした。

当日は、「痛いことがあるかもしれない」という1点でとにかくびくびくしてました。
手術中は麻酔を少しずつ足すみたいで、耐えられないほどの痛みというのは全くなかったのですが「痛っ」というタイミングが何回かあったので、最後の方は「痛っ…いかも」という段階で申告してました。ビビりですみません。
申告するとすぐ麻酔を足してもらえて痛みは感じなくなったので、医学の進歩にずっと感謝してました。

手術は色々含めて手術室入室から退出まで1時間くらい。4cmくらい切開してウズラの卵くらいの大きさの組織を取ってもらったそうです。「見ますか?」と確認してもらいましたが、痛みを想像してしまいそうで断りました。
結構大きく取ったように思ったので胸の形が変わったりするのかなーと気にしてたのですが、胸の奥の方だったということもあってか、見た感じ何も変わっていないようです。胸って意外と柔軟なんですね。

痛みにとにかくびくびくしていたので、初日~2日目は6時間ごとに痛み止め、3日目以降は「なんか傷口が存在を主張し始めたな…?」くらいで痛み止めと気軽に使い、5日目からは痛み止め無しで過ごせるようになりました。

手術後に昼だけじゃなく夜もナイトブラのようなもので保護しておいてくださいねと言われたのですが、これまでナイトブラは名前を聞いたことがあるな…程度の存在だったので、帰りにユニクロで一番楽そうなブラを買いました。
胸をある程度動かないようにしておくのって本当に大事で、下着と痛み止めのおかげであんまり痛い思いをせずに治すことができたと思ってます。マジで下着大事です!!

切除生検の結果、悪性の所見なしということで、また経過観察に戻ることができました。
油断せず、健康な生活を続けていきたいと思います。

体のこと
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