一眼レフで写真を撮ることが楽しい! と思い始めてから約半年。
初めて一眼レフを持って、写真を撮影しながらの一人旅(国内3泊4日)をしました。
その旅に向けて、一人旅のためならではの問題を解決するため、また初めて一眼レフをもって遠出するための問題を解決するために新たに機材を購入しました。
それらの機材を購入した理由と、実際の使い勝手を紹介します。
購入したもの一覧(思いついた順)
1. 三脚
2. バッテリー
3. レンズペン
4. レンズ
5. Wifiカードリーダー
6. 記憶メディア(SDカード・USBフラッシュメモリ)
7. コンデジ
8. ストラップ
いっぱいありますね!
さっそく一つずつ紹介します。
1. 三脚
三脚を購入した理由
1. 手ぶれなどで大事な写真を失敗させない
旅に出ると、日没とか、夜景とか、室内とか、非常にぶれやすい状況下で撮影することが増えます。
…手ぶれ怖くないですか!?
せっかくの旅行先で撮影した写真がブレブレだった…となったときの悲しみは半端ありません。
三脚は使用禁止のところも多いし使える場所が限られますが、「シャッター速度がどれだけ遅くても大丈夫!」という安心感は何物にも代えがたいです。
星がきれいなところへ行くなら、星の撮影もできますしね!
2. 一人でも自分の写真を撮る
一人旅で写真をたくさん撮ってきたとき、いつも悲しいのが「自分がいない写真ばっかり」ということなんですよね。
運よく写真を撮ってくれる人に会えたら自分の姿を収めた写真も撮れますが、それもそう何枚もあるわけじゃない。
そんなときに、三脚があれば一人旅でも自分の写真が撮れます。
購入した三脚
一人旅なので、できるだけ荷物を多くしたくない。
でも三脚は欲しい。
ということで、選んだのがManfrotto ミニ三脚 PIXIです。
長さ18.5㎝、重量191gというかなり小さな三脚です。
(なぜかAmazonの詳細情報だと重量650gとなっています)
これだけ小さければ、一人旅の荷物に入れても問題ありません。
ただ小さい分、どうしても犠牲になる部分はあります。
特に気になるのは高さかな。
三脚自体の高さがないので、「下から見上げた」構図になりがちですね。
使った感想
持って行ったおかげで暗い室内も夜景も自撮りもできました!
三脚は一本あると便利ですね。おすすめ。
実際に持ち運んでみると重く感じたりするかなと思いましたが、まったく気にならない重さでした。
小さいので、カフェの机の上で使っても悪目立ちすることなく使えます。
ただやはり、最初に危惧した「高さがない」という問題は大きく、そういう意味で使える場所が限定されてしまいました。
「あと少し高さがほしい」「縦位置で固定がしたい」というタイミングもあったので、多少重量の余裕があるなら、Manfrotto PIXI EVOでも良かったかなとも思います。
もう少し詳しいレビューは別記事に書きました。
関連記事:旅行用に「Manfrotto ミニ三脚 PIXI」を使用してみて良かった点・気になった点
2. バッテリー
デジタル一眼レフなんて、電源が切れちゃったらただの重い荷物ですからね。
電源関係はしっかり確保する必要があります。
普段は大丈夫だから…と思っていても、バッテリーの消耗は撮影環境によって変わるもの。
寒かったり、オートフォーカスを何度も使ったり、画像の確認をこまめに行ったりしていると、想像よりもはるかに早くバッテリー切れになります。
これまでにも何度かヒヤッとしたことがあったので、これを機に買い足しました。
購入したバッテリー
バッテリーを買うときに問題になるのは、純正を買うのか互換を買うのか。
純正はメーカーが出しているので信頼できます。
価格を気にしないなら、確実に純正の方が良いです。
メーカーの応援にもなりますしね。
一方で常に互換バッテリーが購入候補にあがるのは、やっぱりその価格差です。
純正の半額以下のものばかりですから…。
2個買っても純正より安い。
今回私は互換バッテリーを購入してみました。
使った感想
互換バッテリーでも問題なく使用できました。
写真を撮ることが分かっている旅の場合、バッテリーは最低2個必要ですね。
早朝から夜まで撮っているとバッテリー交換が必要になりました。
3. レンズペン
つい最近こんな便利アイテムがあるということを知ったので購入しました。
レンズをきれいに拭けるペンです。
今までどうしてたかって? 「これでいいのかなー」と思いながらメガネのクロスで拭いてました。よくないよ!
旅行先できれいな写真を撮り続けるために、こういうメンテナンス道具も必要ですよね。
それほど大きなものではないので、カメラバッグに入れておけば気になった時にすぐ拭けます。
購入したレンズペン
レンズペンの定番HAKUBAです。
いろんなタイプがありますが、私はレンズにフィルターを付けているのでこちらのタイプを。
いろんなタイプがいろんな用途に合わせて売っているのはわかったんですが、自分に必要なものがどれか探すのに苦労しました。
公式ページが微妙にわかりにくいのは私だけですかね…。
使った感想
手軽にレンズフィルターをきれいにできるので、持っていってよかったです。
今回の旅では雨に降られてしまい、レンズフィルターに雨粒がかかることもありました。
しかし、軽く水分を取ってからレンズペンで拭けばきれいになるので、安心して写真を撮ることができました。
4. レンズ
北海道と言えば雄大な風景! ということで、広角ズームレンズを購入しました。
私が撮りたいと思う写真が、どうしても手持ちの標準ズームと50㎜単焦点では厳しそうだったんです。
これだけは、レンズに慣れる必要があるし場合によっては調整に出す必要もあるということで、かなり早い時期に購入しました。
購入したレンズ
このブログではもう何度も登場している、タムロン10-24mm(Modelb023)。
手ぶれ補正あり、シャープな写りもきれいなぼけも担当できる、初心者にも扱いやすいレンズです。
使った感想
何度か試しに撮ったときに気になっていたのですが、「雄大な景色=広角」が必ずしも正解ではないということがよくわかりました。
今回は山を撮りに行ったんですけど、山が小さくうつっちゃうんですよ!
目の前にある大きな山に圧倒された…というのが全く伝わらない写真になってしまいました。
ただし、これはあくまで私のレンズ選びを間違えていたことが原因なので、レンズ自体は悪くありません。
描写やボケ・手振れ補正といった基本的な機能に不満を感じることはありませんでした。
10mmのおかげで室内や狭い場所の撮影では大活躍。
一つ気になったのは、基本徒歩の一人旅にはちょっと重かったかな…。
大きさについては、鞄からの出し入れや手に持って移動していても意外と気になりませんでした。
5. Wifiカードリーダー(データバックアップ)
写真のデータを安全に持ち帰るまでが旅行です。
そのために、旅先でも写真データがバックアップできると安心。
パソコンを持って行くなら、データコピーをしたりクラウドに保管したりといろいろな方法があります。
問題はパソコンを持って行きたくない場合。
一人旅だと極力荷物を減らしたいですしね。
パソコンなしでデータを保管するにも色々な方法がありますが、今回私は「スマホ操作でSDカードからUSBフラッシュメモリにデータをコピーできる」方法を選びました。
購入したwifiカードリーダー
色々な機能がありすぎてなんと呼べばいいのかわからない…とも書かれていた本機。
実は私が期待している機能はおまけ扱いです。
Amazonのページで詳しく説明してありますが、ざっと調べてみたところ「スマホやタブレットと接続して、映画や音楽を楽しむ」というのが、良くある使い方みたいですね。
あと旅先での使い方としては、有線LANを無線LANに変換してくれるというのも使い勝手がよいかと思います。
使った感想
スマホからぽちぽちっと操作するだけでバックアップできます。
今回、特に記憶メディアにトラブルはなかったのですが、「バックアップがある」と安心して撮影できますね。
物自体も軽くて小さいので大した荷物になりません。
さらにモバイルバッテリーにもなるので、旅行のときスマホのバッテリー切れが死活問題の私としては安心材料の一つになってくれました。
6. 記憶メディア(SDカード・USBフラッシュメモリ)
「今更!?」と言われそうなものその2。
もちろん今まで使っていなかったわけではなくて、なんとなく家に転がってた2GBとか4GBとかのSDカードを適当に使ってました。
しかし、カメラに本格的にはまってから大きく変わったもの。
それがRAW撮影(=容量バカ食い)。
今まではちょっとした散歩くらいしか使っていなかったので4GBのカードでもなんとかなっていたのですが、さすがに泊まりの旅行ではきつい。
そこで旅行を機に、新しく容量の大きなものを買い足しました。
USBフラッシュメモリは旅行中のバックアップ用です。
今回購入したSDカード、USBフラッシュメモリ
それほど違いが分かっていないので、容量重視で買いました。
SDカードは32GBが2枚、USBフラッシュメモリは64GBが1つです。
使った感想
今回3泊4日で、集中的に写真を撮れたのは実質後半の2日だけだったのですが、32GB×2枚で8割程度の使用でした。
意外と使いましたね。32GB×1枚で足りるかなと思ったけど、2枚はあったほうが安心です。
7. コンデジ
サブカメラです。
本当は買う予定はなかったのですが、衝動買いしてしました。
ただ前々から「コンデジ1台欲しいなあ…」というのは考えていたので、良いきっかけでした。
コンデジを購入した理由
1. 一眼レフが壊れた場合の控えとして
旅行中にカメラが壊れたら、旅行の楽しみも半減してしまいます。
家族や友達との旅行ながら旅行が終わった後にデータを送ってもらえばいいですが、一人旅の場合は写真が撮れるのは自分だけ。
スマホで撮るという手もありますが、一人旅においてスマホは貴重な情報収集源。
できるだけバッテリーを確保しておきたいです。
あと、私のスマホはカメラがしょぼいのでね…。
一眼レフの代わりにはとてもじゃないけどなれません。
2. 料理写真
私の旅の楽しみの一つは料理。
もちろん料理も写真に撮るんですが…正直一眼レフで料理を撮るのってかなり抵抗感ないですか?
旅の恥はかき捨てとばかりにがっつり一眼で撮ってもいいと思います。
でもちょっといいお店だと、一眼レフでカシャカシャ鳴らすのはかなりハードルが高い。というか他のお客さんに嫌がられそう…。
そんな状況でもコンデジなら撮りやすいと思うんです。
3. 人に写真を頼む
観光地で一人旅をしていると「写真撮りましょうか?」と声をかけてくれる人がいます。
とってもありがたい!
そんな時に一眼レフを渡すのは、ちょっと難しいんですよね。
まずは、首からかけていることが多いので、帽子やアクセを付けていると外すのがちょっと大変なこと。
それから、レンズや設定によってはピンボケ・手ぶれが大発生しやすいこと。
後ろから声をかけてもらってから振り返った私の手元の一眼レフを見て、明らかに「しまった! なんか難しいカメラだ!」という顔で及び腰になる方もいます…。
そんなときに、撮影しやすいコンデジを鞄からさっと取り出して渡すと、撮影する人も気楽だし、私も一眼レフと一緒に写真が撮れるし楽しいんじゃないかなあと。
購入したデジカメ
一眼レフを持っているので、普通の画質じゃ満足できないよなあ…ということで選んだAPS-CサイズセンサーのリコーのGR。
私の持っている一眼レフD3100に見劣りしない画質が期待できます。
28㎜単焦点と手ぶれ補正なし(人に撮ってもらうと言っておきながら!)という癖はあります。
しかし、私の求めるサブカメラとしては最も適していると判断しました。
主に画質・軽さ・持ち出しやすさ重視ですね。
富士フィルムのXシリーズとかなり迷ったんですけどねー。
色は富士フィルムのほうが好みだったんです。でも軽さと見た目でGRを選びました。
ちなみにリコーの「GR Digital」は別物だから気を付けてね!
もう少し詳しいレビューは別記事に書きました。
関連記事:一眼レフのサブカメラとしてのRicoh GRの良い点・気になる点
使った感想
持って行って本当に良かったものです。衝動買い万歳。
特にありがたみを実感したのは、雨の中での撮影。
今回、雨が降る中傘をさしてトレッキングツアーに参加しました。
そんな状況では一眼レフで撮影しようと思うと、重いし雨がかかりやすいしでかなり気を使います。
一眼レフを両手で操作しようとすると、傘を肩にかけたりしないといけなくて(しかも雨がかからないように気を付けながら!)、なかなか撮影できないですしね。
しかしコンデジなら片手で持って歩けますし、小さいので体に密着させておけば雨も安心。
音を消して使うとシャッター音は「パチッ」という小さな音だけ。
静かなお店で料理写真を撮るという当初の目的にも問題なく使えました。
8. ストラップ
今までNikonの純正ストラップを使っていました。
購入したときについてくる、ぺらっとしたあれです。
特に何も気にせず使っていたんですけど、最近良く持ち出すようになってから気づいたんですよ。
これ、カメラの重量ががっつり首にのっているんじゃないか、と。
調べてみると、やっぱりストラップを変えるとカメラの体感の重さは変わるそうです。
一眼レフを持って一人旅に出るときに気になるのは、やっぱりその重量。
ちょっとでも楽になればいいなと思い、ストラップを購入しました。
購入したストラップ
「カメラを軽く感じさせるストラップ」としては非常に有名なストラップ。
こちらもいろんな種類があるのにわかりにくくて…。
とりあえず探すときに見落としてはいけないのは「一眼レフに対応しているかどうか」。
コンデジ用、ミラーレス用なんていうのもあるので、その点に注意です。
今回購入したストラップは、一眼レフ対応の中で最もスタンダードな形のものです。
使った感想
カメラ自体が軽くなったように感じるというわけではないのですが(やっぱり重いものは重い)、首や肩にカメラをかけたときにその場所にかかる負担が軽くなったことはよくわかりました。
目立ってすごい効果があるわけではないですが、地味に仕事をしてくれます。
私は毎回ストラップをかけた部分が赤くなっていたのですが、ふんわりしたクッションのおかげで今回はそういった傷もできませんでした。
そのことからも、食い込みやスレが軽減されていることがわかります。
唯一気になるのは、非常に地味なことなんですよね…。
なんかデコったりしたらいいんでしょうか。
一応黒以外の色もありますが微妙な色合いで、下手をすると服とのバランスが取れないので、無難に黒が使いやすいと思います。
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