富士フイルムのX-T20を購入しました!
長い間「ほしい~ほしい~」と思い続けて悩んで買った機種なので、既に愛着がすごいですw
これからどんどん使っていろんな写真を載せていきますが、まずは「なぜ私がこのカメラを選んだのか」について語りたいので語ります!
新たにフジフィルムのカメラの購入を検討した理由
一眼レフが重い…
今まで私がメインで使っていたのはNikonのD3100。
本体455g(バッテリーなど除く)のエントリー機で、一眼レフの中でも軽いと言われている機種でした。
しかし、TAMRON10-24mm(440g)を購入してからこのレンズを主に使っていたということもあり、総重量は900g近く。
背景をボケさせた写真を撮ることができてとても気に入っていたんですが、何しろ重い。
一眼レフの中では軽い方とは言え、重いものは重い。
重すぎてカメラが嫌になるというほどではなく、日常持ち歩くには問題ありませんでした。
でも遠出をするたびに、「もうちょっとなんとかならないかなあ」という気持ちが増していたんです。
カメラはメインではなくサブ
何度か一眼レフを持ち出して写真を撮るうちに、私のメインの目的は写真ではないということに気づきました。
あくまで食事や旅、その日のお出かけがメインであって、写真は「その記録をきれいに残すもの」。
そのため、カメラの重さで動くのが億劫になる、といった事態は本末転倒ではないかと疑問に思うようになりました。
ミラーレスがほしくなってきた
そもそもなぜ私がミラーレスではなく一眼レフを購入したかというと、私が最初のカメラを購入した時ミラーレスはまだ評価が定まっていなかったからなんです。
どちらかというと一眼レフが優勢で、「ミラーレスは下位互換」というイメージが強かったように思います。
しかしここ数年の技術の進歩で、何かのついでに写真を撮るという使い方ならば、ミラーレスも遜色がなくなってきた…むしろ軽い分有利かも? と言われるようになってきました。
私も自分とカメラの関わり方を考えたときに、実はミラーレスのほうが向いているのではないか? ということを感じ始めていました。
フジフィルムのカメラの色が気に入った!
あるとき一眼レフのサブカメラ候補を探していて、フジフィルムのカメラが候補に挙がりました。
そのとき、「なんか色がいいな」と思って印象に残ったんです。
結局その時は機動性を重視して別のカメラを購入したのですが、その後もフジの色が気になって仕方ありませんでした。
それから別のカメラで撮ったRAW画像をいろいろといじってみたのですが、どう頑張ってもフジフィルムっぽい色にならなかったんですよね。
何度も作例を見たり、ブログを読んだりしているうちに、色だけでなくその解像感も気に入って「ほしい!」となり、思い切って購入することにしました。
X-T20と他の機種の比較
X-T20を購入しようと決めるまで、フジフィルムの他の機種ともかなり悩みました。
私が悩んだ機種と、最終的にX-T20に決めた理由はこんな感じでした。
X100F
最後まで比較して悩んだのがこちら。
迷った点
X-T20とは違いコンパクトデジカメなので、X-T20よりさらに軽い。
レンズ交換はできませんが、だからこそ機動力が高い。
元々は「軽いカメラがほしい」という動機から出発しているので、この軽さは本当に魅力的でした。
レンズは変えられないものの、画角は35mm、50mm、75mmの切り替えができて私の使用目的としては十分です。
候補から外した点
X100FはX-T20とほとんど値段は変わりません(むしろ高い)。
同じ値段を出すなら、レンズ資産が残るX-T20のほうが良いのではないか…というのが一番の決め手でした。
メインカメラをフジフィルムに変えるかもしれないので、レンズが交換できたほうが後々より楽しめそうです。
一番の利点であった軽さについても、X-T20に単焦点を付ければそこそこ軽くなるので、腕を磨いて単焦点しばりで撮影するのも楽しそうです。
購入後気付いた差
購入検討時には気づいておらず、購入後に気付いた大きな差として「フジフィルム主催のセミナー(Xセミナーズ)に参加できるか」という点がありました。
Xセミナーズにはいろいろな講座がありますが、その条件として「レンズ交換式のXシリーズをご愛用の方」という制限が付く場合があります。
そのため、X100Fのみを持っている場合は参加できません。
Xセミナーズの撮影会に参加してみたところ、いろいろとアドバイスももらえて写真の新しい楽しみを知ることができました。
「一人で写真を撮っていてもなんだか進歩がないなあ」というときにとてもよい刺激がもらえたので、近郊にお住まいの方はぜひおすすめです!
関連記事:フジフィルムの「Xセミナーズ(撮影会)」に参加してきました!
X-T10
一つ型落ちのこちら。当初はこちらを候補にしていました。
迷った点
型落ちのため、少し安い。
自分が使う機能に差がないのなら型落ちでもよいのでは?と思ったのですが…。
(実際GRは型落ち機種でも問題なかったのでそちらを購入しています)
候補から外した点
私が購入を考え始めてからX-T20の値下がりが始まり、X-T10とあまり価格差がなくなりました。
この価格差ならX-T20を買ってもよいかなと思い、候補から外れることに。
また、X-T20のタッチパネルがとても便利そうだったのも大きなポイントでした。
そして実際に使ってみると、オートフォーカス(AF)の場所をタッチパネルで決められるのは想像以上に楽でした!
これまでのカメラでは、真ん中をAFポイントにしてフォーカスポイントが決まってからカメラをずらしたりAFポイントをボタンやレバーなどで操作をする必要があって、操作に慣れていないといちいち背面液晶やファインダーから目を離さなければなりませんでした。
目を離さないでもAFポイントを操作できるようにすればいいという話なのですが、ライトユーザーだと久々にカメラを持ち出した時に「AFポイントってどうやってずらすんだったかな…」ってなっちゃうんですよね。
その点タッチパネルだと、背面の液晶で景色を見ながらAFポイントを指で押すだけなので操作がとっても楽!!
AFポイントをさっと決められるので、素早く撮影することができるようになりました。
X-T20を購入して満足している点
購入前に検討していた点は、ほぼ満足な内容でした。
更に、実際に使ってみて意外とよかった点をいくつか紹介します。
画質がきれいで作りこめる
実際に購入して撮ってみて、JPEGの画像を見ただけでも割と満足できる写真になっていました。
これから設定をカスタマイズして、自分の好みの写真に近づけるようになるかと思うとわくわくします。
X-T20は設定を保存しておけるので、いろんな方が設定レシピを公開しているみたいですね。
私も早く「私のレシピ」を公開できるように使い込んでいきたいです。
操作がダイヤルでわかりやすい
購入する前に「上にダイアルがある必要ってある?」と思っていた部分ですが、これがかなり便利だということがわかりました。
まず、想像以上に操作がしやすい。
今まで設定って液晶の中でカーソルを動かして…とやることが多かったのですが、これが意外と面倒だったんですよね。
ポチポチポチポチってカーソル連打をするため、操作も多めになりがちでしたし。
しかし、X-T20は上にダイヤルがついているのでそれを回すだけで設定が変更できます。
くるっと回すだけなのでとっても楽!
そして意外といいなと思ったのが、カメラの電源を消している状態でも設定が確認できること。
移動中に「そろそろ暗くなってきたからちょっと設定変更しておこう」みたいな使い方ができるのです。
元々あったカメラはどうするのか?
さてX-T20に惚れこみまくってこれからどんどん使っていこうという状態ですが、ここで考えているのが前までメインで使っていたNikonのカメラの扱いについて。
当初は売ろうかなと思ったのですが、2つの点からやめました。
まず、値段が付くかわからないこと。
D3100自体が古い機械ですし、売るつもりがなかったのでレンズの箱を捨ててしまっているのです。
それから、やっぱりNikonの色も好きだということ。
Fujifilmの色に慣れてしまったときに、Nikonのすっきりとした色を見たくなる気がするのです。
絶景や風景を中心として撮るならNikon、人を入れたり思い出を残すならFujifilm、というように使い分けできたらいいかなーと考えています。
おまけ:最終的な重量比較
元々「軽いカメラがほしい」から出発した今回のカメラ購入。
最終的に重量にどの程度の差が出たかというと…
D3100(505g)+キットレンズ(265g):770g
X-T20(383g)+キットレンズ(310g):693g
…ということで100gも差が出ないという結果になりました。
途中から「あれ?もしかしてあんまり重さかわらない?」と気づいてはいたんですが、フジフィルムのカメラがほしいという気持ちが止まりませんでしたw
ただ、見てもらって分かる通り本体の差は100g以上ありますし、レンズ選びを間違えなければ軽く使えると思います。
また、カメラ自体が薄くなったのは大きなポイントで、バッグに入れて持ち運びしやすくなりました。
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