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喫茶一茶(静岡県):日本茶の美味しさに触れるカフェ

急に静岡に行くことになったので、「静岡といえばお茶!」というイメージでおいしいお茶が飲める場所を探して訪問。

「うまみのある日本茶」という単語にピンと来ない人、ぜひここで飲んでみてください。
私は驚きのあまり写真撮影を忘れました。

喫茶一茶(HP
〒420-0851 静岡県静岡市葵区黒金町 北口地下
(静岡駅北口の地下へ続く道を降りて左手方向)
10:00~19:00(LO18:30)
定休日:水曜日(祝日の場合は翌営業日)、年末年始(12/29〜1/1)

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静岡茶商工業協同組合が運営するカフェ

専門スタッフが淹れてくれる日本茶

こちらのお茶は、一煎目をお店のスタッフが淹れてくれます。

私のお茶を担当してくれた方は、日本茶のインストラクターとのこと。
スタッフ全員がそういう資格を持っているのかはわかりませんが、「日本茶のおいしさを伝えるお店」なので、お任せにできる安心感があります。

今回私は何も考えずにテーブル席に座ってしまったのですが、帰り際にお茶の淹れ方について質問をしてみたところ、とても丁寧に教えてもらえました。
カウンターに座ってスタッフの人の説明を聞きながら飲むのも楽しいと思います。

2種類のセットと週替わりのお茶メニュー

こちらのメニューは2つのみ。違いはお菓子の種類。
生菓子は近所の和菓子屋さんで作られているものとのことです。
お茶は3種類。週替わりで変わります。

私は「高貴な香り」という説明にひかれて、天下人を注文してみました。
徳川家康が庇護したというのも、かなりポイント高い。
「渋味が少ない」こいひめと迷ったんですけどね。

逆にこのラインナップの中で、ティーバッグを頼む人がいるのだろうか…というのが疑問でした。

お茶=甘い!?

お茶とお菓子のセットだからすぐに出てくるだろう…と思ったのですが、意外と時間がかかりました。
しかし壁に貼ってあるお茶の説明を読んでいたらそんな時間も気になりません。


日本茶についてまったく知識がないので、「甘いんだ!?」というのがまず驚き。
そして3煎も淹れていいんだというのにさらに驚き。

これまで私が抱いていた「日本茶」に対するイメージとはかけ離れた形容詞に期待が高まります。

確かに日本茶は「甘かった」!

そして、上生菓子セットがやってきました。


なんで写真の中の生菓子が欠けているかというと、スタッフに注いでもらった一煎目を勧められるままに飲んでみたら、これまで飲んできた日本茶との味の違いに驚いて一気に飲んでそのままお菓子を食べちゃったからです。

お茶をちょっとだけ味わったら写真を撮るつもりだったんですけど、そんなのすっかり飛んでしまいました。
それくらい、今までの日本茶のイメージを一新するものだったんです。

確かに甘い。砂糖のような甘さではなく、舌を包み込むような柔らかさを感じるという意味での「甘さ」です。
後ほどスタッフの人に聞いてみたところ、これは日本茶に含まれる「旨み」の味とのこと。
なので、旨みの多い日本茶を、適切に淹れるとこういう味になるのだそうです。
逆に言うと旨みの少ない日本茶の場合は、私が衝撃を受けたような味にはならないんですね。

ちなみに(これも写真を撮り忘れたんですが)、一煎目を飲み終わったら、急須の中を見てみると面白いです。
なんと、茶葉が細いままなんです。

最初見たときに「こういう品種のお茶なのかな」と思って気にしてなかったんですが、自分が二煎目を淹れてみたところ、綺麗に茶葉が開き、そして渋味が出ました。
後から調べてみたところ、日本茶は葉が開きすぎると渋みが出るので、開きかけたところで注ぐのが良いんだそうです。

紅茶だと「茶葉をしっかり開くこと」が当たり前になってるので、目から鱗でした。

カフェというよりアンテナショップ

こちらは静岡のアンテナショップと隣接しており、静岡茶のPRを兼ねた喫茶店です。

そのため、普通のカフェだと思っていると、ちょっと物足りない部分があるかと思います。
具体的に言うと、インテリア(特に机やいす)が全体的に面白味がないんですよね。
それなりに見栄えがして使えればよし、みたいな。
それからお店が狭い。

しかしそれを補ってあまりまる魅力があるのです。

今度静岡に行ったら、また行きたいと思っています。
そしてお土産のお茶を購入して、家でも「甘い」日本茶を再現したい。
実は帰ってすぐ家にある日本茶の茶葉で試してみたところ、全然ダメでした。
普通のぬるいお茶が出来ただけ。
なので、ちゃんと茶葉もいいものにしてリベンジしたいのです。

紅茶には一時期はまっていて、今だと大体の品種の好みと、品種に合わせた好きな飲み方を選べるようになりました。
けど、日本人なのに日本茶については全然知らなかった…。

日本茶って「なんとなくいつも飲むもの」というイメージが強くて、あえておいしく作ったりしようと思ったことがなかったんですよね。
そんな常識をひっくり返してくれたこのお店、本当におすすめなのでお近くを訪れた方は是非。
その際はお店の人と相談して「旨みの多いお茶」を選ぶのがおすすめです!

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