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一眼レフのサブカメラとしてのRicoh GRの良い点・気になる点

一人旅の前に「メインカメラが壊れたときのためにサブカメラがあったほうがいいかもしれない!」と急に思い立ち、Ricoh GRを衝動買いしました。

関連記事:初めての「一眼レフと一人旅」に向けて購入したものとその感想
記事の中ほどに「7.コンデジ」という項目で、購入した目的と感想を書いています。

その後しばらく使ってみて、自分のなかでのGRの使い方が大体固まってきたので、あらためてまとめてみました。

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↑現行品のリンクを貼っていますが、私が実際に購入したのは初代の「GR」です。

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Ricoh GRのおすすめの点

軽い! 小さい! 画質良し!

まずは一番のポイント。
画質が良いのに、軽くて小さく取り回しがしやすいこと。

※ここでの「軽くて」は一眼レフと比べてという意味で、普通のコンデジよりは少し重いのは確かです。
感覚としては、片手で持った時に「ちょっとずしっとするかな」という感じ。

電源をオフにするとレンズが収納されて四角い箱になるので、ちょっとした隙間に入れて持ち歩けるのもGood。

小さくて軽いというのは色んな面で便利でして、旅先でのサブカメラとしてはもちろん、毎日気軽に持ち歩けることで、日常的に写真を楽しめるようになりました。
さらに、購入前には気づかなかった「GRがあってよかった!」というシチュエーションもありました。

1. 雨の日
傘を持って歩かないといけないようなときでも片手で操作できます。
なお、カメラ自体は防塵・防滴ではないので、傘で守ってあげてください。
2. かばんが小さい日
ちょっとしたお出かけで大きなカバンを持てないときに。

操作が簡単で人に写真を頼みやすい

旅行中に何度かあったのですが、写真を撮ってもらおうとして一眼レフを渡すと、かなりの確率で失敗されました。

AFが終わってないのにシャッターを切ろうとして撮れなかったり、激しく手ブレをしていたり…。
重いレンズをつけていると、カメラとレンズのバランスが取れなくて最初からふらふらしてしまうこともありました。

そういう時にさっとGRを取り出してお願いすると、すんなりと撮ってもらえます。
「撮れない!」と焦る相手も「撮れてない!」と焦る私もおらず、お互い幸せ。

単焦点なので戸惑われたりしないかなと思っていたのですが、今のところそれについてはまったく問題になったことがありません。
大抵の場面で人物と風景を収められる、28mmという画角のおかげですね。

換算28mmという広角

28mmという広い画角のおかげで、大体「撮りたいなー」と思った箇所は確実にフレームに入れられます。
私は、撮影した写真をトリミングすることに抵抗感はないので、「後から切り取る」ことを前提で撮影したりもします。

写真をトリミングしたりせず「作品」として撮影する人には、少し広くて難しい画角のようですね。
私のように「そのままで使えたらラッキー、だめなら後で切り取っちゃおう」という人には、見ている場所を大体切り取れるこの画角は大変便利です。

結構良いなと思ったのが、一眼レフに換算50mmの単焦点をつけて、サブでGRを持って出かけるという身軽な撮影スタイル。
50mmの単焦点は、きれいな写真が撮影できるし、被写体に寄ることが多くて面白い写真が撮りやすいし、そして何より軽いので大好きなレンズです。
でも、どうしても街歩きなどをしていると「50mmでは狭い!」と思う風景に出会ったりするんですよね。

そんなときに28mmのGRがあれば、「基本は50mm、どうしても広い場所を撮りたいときはGR」と使い分けられるので、気楽に撮影に行けます。
それに広い場所を撮影できるという保証があるおかげで、「GRで撮影してから、50mmでいろいろと工夫して撮影してみる」という遊び方もできます。

50mmしかなかったら「広角があれば…広角があれば良い写真が撮れたかも…!」という後悔がどうしてもついてまわっちゃうんですよね。
GRがあれば、そんな迷いをすぱっと切り落としてくれます。

その他良かった点

シャッター音が小さい

周りに人がいても気にせず写真を撮れます!

タイマーつき連射機能がある

ひとり旅の時になかなか撮れない自撮り。
三脚と組み合わせることで、いろんなパターンの写真を撮ることができました。

Ricoh GRの気になる点

フォーカスが合わないときの対処法が面倒

使っていて気になったのは、割と頻繁にフォーカスが合わないことがあったこと。

特にこういった白い花や細い枝などを被写体にすると、かなりの確率で後ろにピントが合っていました。

GRにはマニュアルフォーカスがあるのですが、設定を変更して、マクロボタンを押しながらダイアルを回す…という操作がなかなか面倒で、GRを取り出して手軽に撮りたいときのシチュエーションには合いません。

また、ピントを合わせるにしても液晶を見ながらになるので、「これであってる…よね?」と不安になりながらの操作になります。

普段からMFを使って慣れていき、被写体までの距離をある程度目測で読めるようになれば、もっと上手に運用できるのかもしれません。

現像には付属の現像ソフトが必要

今回、私はGRを中古で購入しました。
サブカメラのつもりだったので、「使えればいいや」という気持ちだったのと、意外とカメラ界隈って中古市場が盛況なので、一回使ってみたいな、というのがありまして。
で、購入したときについていたのは「本体、バッテリー、USBケーブル、アダプター」のみでした。

そのまま旅行に持って行って、帰ってきてさあ現像! というときに気づいたのですが、GRのRAW画像をいじれるソフトがありませんでした。
RAW画像には色々なファイルの種類がある、ということをこの時初めて知ったんです。

更に、Nikonの場合はNikonのRAW画像を調整するソフトを無料でダウンロードできるのですが、Ricohの場合は付属のCDでしかインストールできません。

そのため、あまり一般的でないフリーソフトや、lightroomなどの有料ソフトが必要になります。

これはねーもうただの好みの問題なんですが…JPEG撮って出しの色があんまり好きではありません。
色々と設定をいじったりしているのですが、どうにもこってりというかどこか陰のある雰囲気に仕上がりやすいように思います。

元々購入前から「色が好みじゃないかもなぁ…」とは思っていたのですが、現像で何とかなると思ってあまり気にしなかったんです。
でも、lightroomで調整しても、どうも私の好きな雰囲気にできません。

ご飯の写真もなんとなく暗い感じがします。

この色味で「思い出の写真」を撮るのはためらうので、今のところ「サブカメラ」の立場から抜けられていません。

色が悪いわけではないんですよね。
「こういう色が好きな人はいるだろうな」というのはよくわかりますし。
アンニュイな雰囲気や路地裏スナップなどが好きな人には向いている色のように思います。
非常に勝手なイメージですが、男性はこういう色が好きな人が多そう。

まだまだ設定をすべて試し切ったとは言えませんし、エフェクトはまったく触っていないので、なんとか自分好みの写真を撮れるようにしたいなーというのが今の目標です。

センサーゴミ

これはまだ私は体感していないのですが、「センサーごみが付きやすく、ついてしまったら修理でしか対応できない」ようなのです。

過酷な環境での撮影はしていませんが、持ち運びしているのでどうしてもほこりは入りやすくなってしまっているでしょうし、実際にゴミがあるのに気づいたらかなりへこむと思います。

フジフィルムX100シリーズとの比較について

現在販売されているセンサーサイズがAPS-Cのコンデジは、Ricoh GRかフジフィルムのX100シリーズ(シグマもありますがかなりピーキーっぽいので最初から除外)。

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この2つを比較して本当に最後まで悩みましたが、携帯性を重視してGRを購入しました。

後日X100シリーズを実際に触って見たのですが、「一眼レフのサブ」として使うのは、圧倒的にGRのほうが適していると思いました。

まず、X100は重い。
GRが約245gに対してX100Tは440g。
両手に持って「ちょっと重いぞ」と感じる重さで、長時間一眼レフと一緒に持ち歩くと地味に負担をかけてきそうでした。

それからX100はレンズが飛び出ているので、意外と収納に気を使います。
GRは起動しなければ四角い箱なので、色んな所に入れやすく持ち運びやすい。

ただねー、フジフィルムの「色」は本当に魅力的で。
次はフジフィルムのカメラがほしいなーという気持ちが日に日に高まってしまって、自分用まとめとか作ってしまいましたw

関連記事:フジフィルムのカメラがほしくてほしくて仕方がない自分用にまとめてみた

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