薄型レンズのXF27mmを購入してから、日常的にカメラをかばんに放り込んで出かけることが増えました。
愛用のXF35mmF2と比べると数cmの差なんですが、よりフラットな形になるおかげでカバンの中でおさまりが良くて持ち運びやすいんですよね。
当初は食べに行ったときの記録がメインで、あんまりボケを生かしたり色を楽しんだりと撮影目的で持ち出すことはなかったのですが、実際そういうつもりで使ったらどういう写真になるんだろう?と思って紅葉を撮ってみました。
いつも通り、サイズ変更とウォーターマーク以外は修正なしです。
XF27mmでボケを楽しむ
単焦点レンズにはまったきっかけがボケなので、とにかくボケが大好物です。
ただ、小さなものばかりボケさせながら撮ると後からどこの写真か分からなくて困ることが増えたので、ボケ+遠景という構図を意識的に撮るようにしています。
換算40mmという広さは、そういう目的ではかなり使いやすいですね!
いいなと思った場所でカメラを構えると大体同じように撮れるので、さっと見に行ってさっと撮るという使い方にとても合っていると思います。
あまりにも自分の視界で見えているものを自然に切り取れるので、意識的に縦構図も撮らないとついつい視界と同じ向きの横構図ばかりになりがちに。
ボケも柔らかく、個人的には好きなタイプです。
最短撮影距離が34cmでF2.8、ということでボケさせるという点においてはスペック的に優れているわけではないようですが、屋外で使う分には満足しています。
XF27mmで色を楽しむ
以前の記事にも書いたんですが(→この記事)、買ったとき色のことはあんまり気にしてなかったのに、意外にもかなり好みの色が出るのは嬉しい誤算でした。
ご飯がおいしく撮れるのはもちろん、紅葉を撮っても好きな色味で撮れるので撮影していて楽しいです。
ただまあ油断するとこんな嘘みたいな色になっちゃいます。
これはこれで好きな人も多そうなので、ありだとは思うんですけどね。
光が良く当たっているところだとこうなってしまいやすいみたい。
少し光が控えめなところならわさっと重なった赤色の紅葉もちゃんと濃淡がつくので、使っているといつも以上に光が気になる楽しいレンズです。
思った以上に楽しく撮影できるレンズでした
携帯性が優れているレンズなのでこれまではなんとなく記録用として考えていましたが、今回改めて撮ってみたところ思ってた以上さくっと好みの写真が撮れることがわかったので。これからはもっと使っていきたいと思います。
私が持っていてよく使っているレンズ(XF35mmF2とXF16mmF1.4)と比べて気になる点としては、色や光が飽和しやすいことでしょうか。
油断すると蛍光色みたいな色が出たり、画面の半分が真っ白になったりすることがありました。
とはいえ、丁寧に設定などを変更しながら撮れば良いだけですし、この軽さ・薄さでここまで楽しめるなら十分。
何かレンズを1本だけ買うというときにも、気軽に良い感じの写真を撮りたいならば十分選択肢に入るレンズだと思います。
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