ブログでオープンに書くのもどうなのかという話でずっと書いてなかったんですが、どうやらコロナウイルスに関するデマの影響で生理用品が手に入りづらくなっているようなので、今書くべき内容かもなあと思って、ずっと使ってる布ナプキンについてまとめてみました。
私個人はとても気に入って使っていて、使い始めてからずっと基本は布でどうしてもというときだけ既製品を使ってます。
ただ使う上で面倒な部分は確かにあるし、衛生的にも抵抗感がある人もいると思うので、めちゃくちゃおすすめというものではないです。
でも自分のライフスタイルにハマればとっても生活が楽になるので、興味があるなら一度試してみるのはいいと思いますよー。
ちなみに、コロナ関係で緊急的に使いたい方は、吸水性の良い清潔な布を使い捨てにするのが一番手っ取り早いです。
もしそれで「布も良いかも」と思ったら、またこの記事に戻ってきてくれると嬉しいです。
布ナプキンとは
その名の通り、布で作ったナプキンです。
基本的には洗って繰り返し使うものになります。
この「洗う」と「繰り返し使う」に対する抵抗感が個人によって大きく違っていて、ネット上で火種になってるのをよく見かけます…。
私個人は「洗う」も「繰り返し使う」も、「血はすごいけど下着と変わらないな」くらいの感覚です。
私の布ナプキンの使い方
好きなように使えばよいのですが、具体的なイメージがよくわかないなという人向けに、一例として私の使い方を具体的に書いてみました。
いろんな意見もあると思うのですが、まあ参考程度に見ていただけると…。
使っている布ナプキンと使い方
自作です。
既製品もいっぱいあるのですが、お値段が結構するのと、造りがしっかりしている分乾きが悪いことが多かったので、早々に自作に行き着きました。
具体的にどういったものを使っているかを書くと長くなるので最後にまとめますが、サイズは白うさぎの布ナプキンを参考にしています。
基本はMサイズ(縦25.5㎝横24㎝)を三つ折りにして、夜や多いときはLサイズ(縦25.5cm横32cm)を縦長にして三つ折りにして使っています。
また、念のため防水シートが後ろまでついている下着を併用しています。
ずれないの?
自転車通勤&デスクワーク中心の仕事のため、ずれはほぼ気になりません。
もしかしたら、体型や下着などの材質の向き不向きもあるかもしれません。
ずれが気になる方は、布ナプキンを挟める製品や、布ナプキンそのものにボタンをつけて下着に挟んで止めることのできる製品があるので、そちらがおすすめ。
ただ私はそういった形式のものを管理するのが面倒なので、動くことが多くなる時は既製品を使っています。
取り換えは?
個人差がかなり大きい部分なんですが、私は量がそれほど多くない&体臭も強くないというタイプなので、昔から取り換えがほぼ必要ないんですよね(念のため何度か友達に確認してもらいました)。
なので、量が多い日でも、Lサイズを使って吸収させる部分を少しずつずらすことで大体一日持ちます。
そしてどうしても持たなそうだなというときは、既製品を使っています。
布ナプキンの洗い方
1. お風呂場に持ち込んで血が出なくなるまで揉み洗いする
2. 酸素漂白剤を入れたぬるま湯に一晩漬ける
3. 翌日普通に洗濯する
とりあえず上の3ステップで特に問題なく白くなります。
洗い方のコツ
1. のときに血がある程度でなくなるまで(すすぎの水が透明になるまで)揉み洗いしないと、生臭くなりやすいです。
また、鮮血は落ちやすいのですが茶色の血が落ちづらいので、石鹸をつけてつまみ洗いをしておく方がいいです。
血が出てこなくなっても表面に多少汚れが残ってることもありますが、次の漬け置き洗いで大体白くなります。
こうやって書くと面倒そうですが、実際には石鹸を擦り付けて髪の毛をすすいでいる間、足でぎゅっぎゅっと踏んでるだけで大体汚れは落ちるので、後はちょっと仕上げにつまみ洗いするくらいです。
漬け置きのコツ
漬け置き用にぬるま湯と書きましたが、熱湯の方が汚れ落ちがいい気がします。
ただ、サイトによっては熱湯だと血が固まって落ちなくなると書かれていたりするので、強くお勧めはしません。
反対に水はだめです。確実に汚れ落ちが悪いです。
漬け置き用に重曹やセスキ炭酸ソーダをおすすめしているサイトが多いですが、私は酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使っています。
アルカリ度が高いため、こちらの方が汚れ落ちが良く手抜きができるんですよね。
元々重曹やセスキ持っていればそれを使えばいいのですが、わざわざを新しく買うくらいなら、過炭酸ナトリウムの方が布巾の漂白や洗濯槽の掃除に使いまわせるし便利だと思います。
ちなみにいつも楽天のドラッグストア系で安いものを探して買っています。大体1kg500円くらい。
洗濯のコツ
普通に洗濯すればいいんですが、生乾き状態になると不衛生なので、清潔さを保つためすぐに乾く薄いものを選んだ方が管理が楽です。
どうしても汚れが落ちない時がありますが、そんな時は酸素系漂白剤を入れて煮洗いをするときれいになります。それでもだめなら捨てます。
私はエコのために布ナプキンを使っているわけではないので、割と気軽に捨ててます。とはいえちゃんと洗濯してれば3年くらいはもつし、生地自体がへたってきて取り換えることの方が多いです。
自作の布ナプキンについて
できるだけ使いやすく乾きやすいものを作っています。
個人的にかわいい布で飾るということに興味はないため、使っているのは無地のネル生地です。
だいぶ昔に買ったのをまだ切って使ってるので今の値段がわからないのですが、たぶん1メートル500円~800円くらいかな…。
生地の選び方
ネル生地が吸水性も良く取り扱いも楽なので、基本の素材としておすすめです。
厚さがいろいろあるので、できれば店頭で直接選ぶかサンプルがもらえるお店で買うのがいいですが、すごく薄地のものでなければ何とかなると思います。
ガーゼやワッフル生地なども肌触りがいいのですが、吸水性は少し落ちますね。
ネル生地と組み合わせて使うのがおすすめです。
作り方
本当に好きなように作ればいいものなのですが、私のおすすめの作り方も書いておきます。
まずはベースとなる生地を1枚(ベース生地)と、ベース生地に対して1/2~1/3の大きさの生地を1枚(あて布)用意します。
あて布の上下を端始末してから、ベース生地に載せて、ベース生地をぐるっと1周端始末(このときあて布の横側も一緒に縫い付けて端始末してしまいます)。
こうすることで、あて布の上下がベース生地から離れるので、風が通って格段に乾きが良くなります。
布ナプキンのおすすめな点
使い捨てに比べると多少手間のかかる布ナプキンを、それでも愛用する理由は大きく以下の2点です。
肌がかゆくならない
昔から私は既製品でよく肌が荒れていて、これがそもそも布ナプキンを使おうと思い立った最初の理由です。
荒れて痛くなるのも不快でしたが、かゆくなるのがほんっとーーに不快で不快でしかたなかったんですよね。
布ナプキンは使っている生地が綿製品なので、普段の下着と触り心地はほぼ変わりません。
また濡れたとしても、折りたたみ方を変えて濡れていない面を上にすれば問題ないので(そのために三つ折りにして使用しています)、肌荒れとは無縁になりました。
ちなみに持病の関係で炎症が大敵なので、そういう意味でも肌荒れしなくなったのは助かっています。
在庫管理がいらない
毎日使うものではないけど使い始めるとどんどん減るというものの在庫を管理するというのが地味に面倒だったのですが、布にしてから解放されました。
一応既製品を使うこともあるのでそういう意味では在庫管理はしないといけないのですが、別になければないでなんとでもなるので、気が向いたときに買い足しておけばいいくらいの気楽さです。
これがあるから続ける、というわけではないですが、在庫管理をしないといけないから既製品には戻りたくないなという程度には面倒な作業から離れられているのはありがたいです。
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