真冬(2月)のポーランド・ワルシャワへ行ってきました。
真冬のヨーロッパといえば、寒波が来ればマイナス10度を余裕で突破するという極寒の地。
しかし、私は日本の西側・太平洋側にしか住んだことがなく、雪と寒さに対する耐性がほぼありません。
現地の人曰く「(寒波さえ来なければ)京都と大差ない」とのことでしたが、とにかく寒さ対策になりそうなものはできるだけ準備していきました。
しかし、振り返ってみると「絶対にこれがいる!」と思うものは意外に少なかったです。
持って行ってよかったものの紹介や、実際に役に立ったのかなどの情報をまとめています。
なお滞在中ですが、基本的には最低気温がマイナス7度程度、2日だけマイナス15度程度になりました。
雪は2回しか降らなかったのですが、その雪がずーっと道路に残り続けているという状態でした。
絶対におススメ! 非常に役に立ったもの
スノーブーツ
現地の人曰く「あんまり雪は降らない」とのことでしたが、とにかく雪道に慣れていないので「大げさでもいい、寒くない・こけないが第一」とスノーブーツを履いていきました。
スノーブーツと銘打たれている物なら何でもいいと思うのですが、私は買いに行って見つけた「SOREL」というメーカーのブーツを購入。
「カナダの極寒の大地で生まれた」というブランドコンセプトに安心感を感じます。
感想
買ってよかったNo.1。
雪道で歩きやすく足首まで暖かったので、外で活動するのが全く苦になりませんでした。
これが無かったら相当行動が制限されていたと思います。
一応普通のスニーカーも持って行ったのですが、一切出番なし。
このスノーブーツ自体もあたりの靴でした。
持ってみるとそこそこ重いのですが履くと重さもそこまで気にならず、ひもでしっかり固定されるので歩きやすいです。
足首の部分からもこもことしているため、寒さが靴の中に入ってこないのも良かったです。
次回スノーブーツを購入するときにも同じメーカーのものを探そうと思うくらい気に入りました。
貼らないカイロ
貼るカイロを買う予定だったのに、間違って買ってしまった「貼らない」カイロ。
しかし意外とこちらのほうが役に立ちました。
次回寒冷地に行くときは、絶対に貼らないカイロを大量に持ち込みます。
感想
マフラーやコートを駆使することで上半身は意外と暖かさがキープできたのですが、下半身は対策が難しくあっという間に冷えてくるのに困りました。
そんな時に、貼らないカイロをポケットに突っ込むことでかなりの寒さ対策になりました(現地ではほぼ裏起毛のジーパンで活動していました)。
後ろ側に入れるとお尻が冷えず、前側に入れると身体全体が温まります。
非常に寒い時は前後合わせて4つのカイロを使用しました。
貼るタイプも便利だったのですが、室内はかなり暖かいところもあるので、ときどき「熱すぎるけど外せない…」ということがあって困りました。
貼らないタイプをポケットに入れているといらない場所では取り出すこともできるので、こちらのほうがおすすめ。
ちなみに余談ですが、カイロを大量に持ち込んだところワルシャワ空港を出るときに呼び止められてチェックされました。
「寒さ対策のカイロ」だと説明したらすんなり通してもらえましたが、心の準備を全くしてなかったのでちょっとドキドキしました。
帽子・手袋・マフラー・コート
防寒具の定番、帽子と手袋とマフラーとコート。当然必需品です!
ただ京都で購入したものでは若干力不足を感じ、やはり寒冷地には寒冷地仕様のものが必要だな…と思いました。
感想
帽子は絶対に耳まで覆えるものが必要です。
私は普通のウールを編んだものを持っていたのですがそれ1枚では力不足だったため(耳が冷えて痛くなってくる)、コートのフードもかぶっていました。
コートにフードがない場合、帽子は分厚いものか2重にするのをおススメ。
手袋は普通の皮の手袋を持っていきましたが、長く外にいるとひんやりしてきて手袋自体が冷たくなってしまうという状態でした。
ということで、現地で手袋を一双購入。
革自体がふんわりとしていて、内側に毛糸が細かく編み込まれたものです。
それほど分厚くはないのですが不思議と暖かく、滞在中はずっと使っていました。
マフラーはいろんなタイプがありますが、私は割と分厚くて巻くと顔半分~耳まで隠れるタイプを使っていました。とにかく耳が冷たくなるんですよ!
現地の人は薄めのウールのマフラーを2重に巻いたりしていました。こういう使い方もおしゃれが出来て良いなと思います。
コートは現地ではダウンしか見ませんでした(私もダウンを使用)。
着丈は長めのものがおすすめ。私はお尻が隠れる程度のものでしたが、それでも「もっと長いほうが良かったな…」と感じました。
できれば膝丈まであるものがおすすめです。
なお、日本の暖かい地域では寒さ対策として手袋やマフラーはメジャーですが、帽子は使用している人が少ないため少し抵抗を感じる方もいるかもしれません。
ただ寒冷地では帽子は絶対あったほうが良いです。
現地の人はほとんど帽子をかぶっているので、現地に着いてさえしまえば帽子をかぶっていても周りの目は気になりません。
今回一緒に行った人も最初は帽子をかぶっていませんでしたが、途中からマフラーを頭に巻いたりしていたので、頭と耳がかなり寒かったんだと思います…。
荷物に余裕があれば! そこそこ役に立ったもの
ヒートテック
現地の人から「寒さ対策ならこれ!」と言われたので、素直に買いました。
2018年に購入したときには、普通のヒートテックに加え極暖と超極暖の2種類が出ていました。
今回用意したのは極暖。
長袖タイプとズボンの下に着るレギンスタイプの2種類を用意しました。
感想
長袖タイプの恩恵はいまいちよくわかりませんでした。
私は普段からヒートテックを使ってないので、特に恩恵が分かりにくいのかも。
普段からヒートテックを愛用している人なら必需品になると思います。
ただ、ヒートテック極暖はそれ自体がそこそこ厚みがあってふんわりとしているので、着ると普通に温かく快適でした。
レギンスタイプはかなり暖かさに違いがありました。
ただ履いた時にもごもごするのでいまいちその感触が好きになれず、本当に寒い時と外に長くいるときしか使っていません。
二重にしたときの履き心地が気にならない人には非常にお勧めできます。
室内はとても暖かい場所が多いので、超極暖だと汗だくになる可能性があります。
極暖がちょうどいい感じでした。
つま先用カイロ
寒さは足元からくるので、足元対策としてつま先用カイロも持っていきました。
感想
実は足元は、最初にあげたスノーブーツで十分暖かかったんです。
私自身冷え性ではなくそれほど足の冷たさには困らなかったので、次回持っていくかと考えたらたぶん持って行かないと思います。
なお、つま先に貼ると歩きにくいため、私は土踏まずに貼っていました。
つま先の甲側に貼るタイプもあるので、旅行に行く前に試してみて一番使いやすい商品・使い方を選んだほうが良いと思います。
番外: 持ち物ではない寒さ対策
お風呂
自分でホテルを予約する場合、バスタブ付きのホテルにしたほうが身体が温まります。
セントラルヒーティングのおかげで部屋の中はそれなりに温かいのですが、それでも身体は冷えてしまうんですよね。
シャワーだけだとなかなかその冷えは取れないので、たっぷりのお湯につかるお風呂がおすすめです。
私はバスタブ付きホテルを選ぶときは、Booking.comを利用しています。
バスタブがあるホテルのみ抽出できるので、とても便利ですよー。
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