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メディカルハーブの洋書がとてもよかったのでお勧めポイントを紹介します: Encyclopedia of Herbal Medicine

先日購入したハーブの本がとてもよかったので紹介します。
「Encyclopedia of Herbal Medicine」というタイトルの通り、ハーブのメディカル面に着目した百科事典のような本です。

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発行元が図鑑作成を得意としている会社なので、いろんな面で満足度の高い本です。
メディカル系の情報量が多い本を探している方にはとてもおすすめ。

サイズは、A4を少し正方形に近づけた感じです(23.6 x  28.2 x 2.8cm)。

公式ページからお借りした中の画像(公式ページには他にも内容がわかりやすいサンプルページがあるので、興味のある方はぜひのぞいてみてください)。

とにかく掲載されているハーブの数が多い

本の表紙の副題にも書いてありますが、全部で550のハーブが掲載されています。
内訳は100のハーブが1ページずつ、450のハーブが約1/4ページずつ。

中にはバナナとかアボカドとか「ハーブなんだ?」みたいなものもあるのですが、一般的にハーブと言われているものは大体カバーしているのではないかな。
ただ日本のハーブはないので、そこは残念。

ハーブ名にヒンディー語や中国語が併記されている項目も多いので、アーユルヴェーダや漢方系のハーブは意外と掲載されているのかもしれません(あんまり詳しくないのでよくわからず…)。

写真がきれいでわかりやすい

最初に掲載したサンプルを見てもらっても分かると思うんですが、とても写真がきれいです。
紙が白く少し光沢感のある丈夫なものなので、余計に映えるんですよね。

美しい写真が次から次に出てくるので、ただ見ているだけでも楽しいです。
趣味としてハーブの事典を読むときに意外とこれは大事なポイントだな、とこの本を手に入れてから気づきました。

また、各植物の写真が茎や根まで含まれているものが多く、植物の外観をつかみやすいのも嬉しいです。結構他の本だと花だけとか葉っぱだけとかのものが多く、実物を見たときにわからなかったりするんですよね。
特に100種のハーブについては、右上にイラストの全体像・植物の簡単な特徴・全長が書いてあるので、ハーブの全体像をつかみやすいのがとても気に入りました。全長が書いてある本って意外に少ないので…。

知りたい情報にアクセスしやすい

ハーブ紹介ページのレイアウトが読みやすい

こちらもサンプルを見てもらった方がいいと思うのですが、ハーブ紹介のページが大変読みやすいんです。
特に、小見出しが見やすいのは検索性も高いし、読んでいるときにも情報をつかみやすいしでとても良いです。

索引がしっかりしている

ハーブ名で検索できる索引と、体の症状に合わせて検索できる索引がついています。
体の症状に合わせて検索できる索引の方には、その症状に合わせたレメディーが載っているページだけでなく、その症状に効くハーブが紹介されているページも書かれているので、症状に合わせて応用しやすくなっています。

ハーブ紹介ページの内容が充実している

成分名がまとめられている

私がこの本を買うきっかけになったのがこの部分。
各ハーブが持つ重要な成分をまとめて記載しています(100種のハーブのみ)。
さっくりとまとめてある本が意外となかったんですよね。

主要な成分名は最初に説明が書かれているので、後はそれなりにマイナーなものだけ自分で検索すればなんとかなります。
ただ成分名の説明はそれほど多くは書かれていないので、今は体の仕組みと各成分の働きを医学的・化学的に説明している本が欲しいなと探してます(あらゆる不調の原因等が書かれているとなお嬉しい)。

研究の紹介がされている

ハーブに関する研究の項目が設けられており、いくつかの研究が紹介されています(主要100種のハーブにはすべて項目がついています)。
元の文献情報は載っていないのですが、何年にどこで行われた研究かと書かれているものも多いので、きちんと元の文献に当たって書かれていると思われます。

ネットなんかで検索すると同じような情報をぐるぐる使いまわしてるな…という内容が多いので、こうやって(おそらくですが)きちんと文献に当たってまとめられている情報を読めるのは大変ありがたいです。

伝統的な使い方と現在の使い方の紹介がある

元々どのように使われていたのか、そして現在どうやって使われているのか、という項目もあります。
生活に根差したハーブの使い方を知るのが好きなので、この項目も読んでいるだけで楽しいです。

症例に合わせたレシピの紹介もある

ハーブの事典ということであまり期待していなかったのですが、ちゃんと症例に合わせたハーブの使い方のページもあります。
大変充実している、というわけではないのですが、それなりに症例数もありますし、簡潔にですが各ハーブの使い方や目安量も書かれているので、手軽に試してみるには十分な情報量です。

なお、チンキやクリームなどメディカルとしてハーブを使うときの手法については、豊富な写真と詳しい説明がついていて、この本だけで作れる情報量があります。

その他おすすめのハーブ本

ざざーっと紹介してみましたがこんなところでしょうか。
とにかく見ていて楽しく、実際にも使いやすい良い本です。

ちなみに食べるハーブについて興味があるなら、世界のハーブ&スパイス大事典がイチオシ。ハーブの説明だけでなく、レシピがとにかく豊富です。

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こちらも原書があるんですが、日本語版には30種類のレシピがついてくるのでお得感があっておすすめ。レシピはほとんどカレーなので(こんなにカレーのレシピがあるものなのかと驚きました)、カレー好きな人には特に良いと思います。

この本もかなり良いので(書いてて気づきましたが同じイギリスDK社のものでした)、そのうち紹介記事を書きますー。

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