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【美術展の感想】ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展(大阪・梅田 / グランフロント)


グランフロント大阪で開催中の「ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展」へ行ってきました。

ピーターラビットのキャラクターは可愛らしくて微笑ましいし、美しい水彩画は大好き。
でも本はちゃんと読んだことがありません。

ストーリーを知らなくてもしっかり楽しめるかな、と不安だったのですが、会場がストーリー仕立てで展示されていたので杞憂でした!
絵本だけあって、こういう展示も可能なんですね。

すごく楽しめたので、ピーターラビットの世界に興味がある方は、ぜひ行ったほうがいいですよー!
コインロッカーもあるので、買い物途中でも気軽に寄れます。

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会場に行くまでがなかなか大変

私は梅田の土地勘がないので、今回会場に行くまでかなり迷いました。

まずは「The Lab」に向かおう!

チケットやポスターに書かれている会場は「グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタルイベントラボ」。

「グランフロント大阪 北館」までは迷わずこれます。
いろんなところに看板が出ているので。
「ナレッジキャピタル」も、案内が出ているのでこれます。

問題は「イベントラボ」。
ナレッジキャピタルの入り口にある看板を見ても、見当たらないんですよ、この名前が!
誰かに聞こうと思っても、なんだか大きなフロアでばらばらとイベントをしている感じで、誰に聞いたらいいのかわからない。

ちなみに正解は「The Lab(ザ・ラボ)」に向かう、です。
どうやらThe Labの中にいろんな「~ラボ」というスペースがあって、その中の一つがイベントラボという構造になっているようです。

地下に行くエスカレーターを見つけよう!

さて、The Labについた後も、いろんな~ラボがあるんですが、肝心のイベントラボが見当たらなくて右往左往することになるのですが、このあたりにはスタッフらしき人がいるので声をかけて道を聞くのが早いと思います。

ちなみにイベントラボ自体はB1階。
小さな下りエレベーターを使うので、それを目印に探しても良いと思います。

ストーリー仕立ての原画展示は満足度十分

会場内の展示は見どころたっぷりで、十分満足できる内容でした。

ストーリーを追いながら見れる原画

とにかくこの展覧会でいいなと思ったのは、ストーリーがパネルに書いてあり、まるで絵本を読んでいるように原画を見ることができたこと。
代表的な本の原画はほとんど持ってきたのかな…と思えるくらい、ストーリーの最初から最後まで全部の原画で見ることができて、本当に満足度が高かったです。

これまでピーターラビットのお話はほとんど読んだことがなかったのですが、やはりストーリーと一緒に原画を見ると原画の細かいところにも気づくようになりますね。
ますますピーターラビットは可愛いな!と思えるようになりました。

ピーターラビット以外の作品も多数

展覧会の名前はピーターラビット全面押しなんですけど、それ以外の展示も充実していました。

私が印象的だったのは、ビアトリクス・ポターが書いた湖水地方のスケッチ。
それほど細かく書き込まれているわけではないのですが、大胆な筆致や細かな色遣いが素敵で、「私もこういうスケッチが描いてみたいな~」と思わせる魅力がありました。

ピーターラビット以外の絵本が多数展示されていたのも面白かったですね。
ピーターラビットというのは、そのキャラクターだけではなくて、動物たちが生活するファンタジー世界として魅力もあるのだということに気づかせてくれます。

それから非常に感心したのが、ビアトリクス・ポターがピーターラビットのキャラクタービジネスの権利を守れるように様々な工夫をしていたこと。
夫が弁護士ということも大事な要素ではあると思いますが、ビアトリクス・ポター自体が非常に聡明な女性であったのだろうなと想像できて、とても興味深かったです。

充実のグッズ!

キャラ物展覧会では第二の目的と言っても過言ではないグッズ販売。
この展覧会は非常に充実していたので、楽しく買い物ができました。

展覧会が気に入ったら図録がおすすめ

展覧会に行き慣れてないと、図録が購入候補にあがることは少ないと思います。
でもその展覧会が気に入ったら、ぜひ図録の購入をお勧めします!
会期が終わった後でも楽しめるので、満足度がかなり高いですよ。

今回の展覧会は、展示内容・展示方法ともに大変気に入ったので、迷わず図録を買いに行きました。


本物と比べると魅力は落ちますが(本物の魅力はやっぱり別格!)、それでも十分ピーターラビットの可愛らしさを堪能できます。

その他のおすすめグッズ

色々とグッズがあるのですが、今回は図録に加えてタオルハンカチ・ランチクロス・ラムネ缶・シールを購入。
特におすすめのタオルハンカチとラムネ缶をご紹介。


まずはタオルハンカチ。
2種類あるんですが、どちらも周りのレースが凝ったものになっていて珍しいです。
布地の部分は地味なのですが、だからこそ普通のキャラ物とは違って大人が持っていてもおかしくないのです。
ハンカチは何枚あっても困らないので、これはお土産にも良いですね。

それからラムネ缶。
こういうキャラ物展覧会だと大体あるので、毎回購入しています。
というのも、この缶が何かと便利なんですよね。
薬や裁縫グッズ、使い捨てコンタクトのように「潰れると困るもの」を収納したり、クリップや小さな付箋などの小物をデスクの中でまとめたりするのに使っています。
昔同じようなものをお土産にあげた友人は、USBメモリ入れに使っていました。

蓋をスライドさせるラムネ缶もよくありますが、断然お勧めは普通に蓋を開けられる缶。
値段のこともありかなり作りは荒いのですが、それでも便利なので何個かあっても困りません。

ちなみに中身のラムネも可愛いんですよ。


こんな感じでちゃんとキャラの印刷がしてあります。
ヨーグルト味の硬いラムネで、フエラムネが好きな私としてはかなり好みの味。
こちらもお土産に渡すには良いものだと思います。

気になった点

大変満足な展覧会だったのですが、いくつか気になる点や注意しておきたい点もありました。

とにかく進みが遅くて時間がかかる!

展示方法がストーリー仕立てということもあり、とにかく人が進みません!
自分もしっかりと読んでいたので文句は言えませんが…。
今回展覧会に行ったのが土曜日の昼過ぎというかなり混みあった時間だったので、途中でいくつかストーリーを飛ばしたにも関わらず、出てくるまでに2時間近くかかりました。

会場自体は広くスペースを取っているので、人が混みすぎててしんどいということがなかったのは幸いでした。
ただ、可能であればできるだけ人のいない時間に行った方がいいですね。
展示を十分に楽しみたいなら、時間はかなり余裕をもって見ておいたほうがいいです。

展示の位置が大人の目線でちょうどいいくらい

ピーターラビットは子ども向けというイメージがあったので、子どもに向けた展示があるのかなと思っていたのですが、そういった趣向は見られませんでした。

展示されている作品は、すべて大人の目線でちょうどよいくらいの高さ。
子どものための台のようなものもなくて、子連れで来ていた人は子どもを抱きながらの鑑賞となりかなり大変そうでした。

なので子どもと一緒に楽しもうという目的で来ると、子どもはひとりで見られないし、しまいには飽きて走り回るし(実際会場でかなりの子どもが走り回っていました)で、なかなか落ち着いて見られないのではないかな。

ただ先ほども書いたように会場自体は広いので、子どもが走り回っていても特に私は気になりませんでした。
なので、子連れでしか来られないというお母さんも、気にせずに見に来て大丈夫だと思います。

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