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2019京都紅葉散歩2: 神護寺の絶景とのんびり高山寺

京都の中でも紅葉を見に行こうと思いつつ行っていない場所がいくつかあるのですが、その中の一つに、三尾があります。
京都市中心部から北西方向にある場所で、高雄山・槙尾(まきお)山・栂尾(とがのお)山に囲まれ、それぞれ神護寺・西明寺・高山寺というお寺を擁しています。

京都駅から離れているからかそれほど観光客がいないため、紅葉シーズンでも比較的ゆっくり見られると聞いていました。まあ行くのが大変な分、私の足も遠のいていたわけですが…。
ただここ数年急に観光サイトなどで取り上げられることが増え、アクセスの悪い場所だしこれ以上有名になると行くのに苦労するかもしれないのでそろそろ行かねば、と行ってきました。

(訪問日:11月26日)

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絶景がすぐ近くに見られる神護寺

まず最初に訪れたのは神護寺。
バス停から石段を下って登って、そこそこの距離を歩きます。

写真だけだととっても大変そうに見えますが、実際登ってみると足元もしっかりしているし景色がきれいなのでそれほどでもありません。大変は大変なんですけど…。

実は楼門前に道路があって、そちらからタクシーで入るルートもあります。
ただどうやら紅葉シーズンは一般開放はされておらず、旅行会社の企画でのみ入れる様子。本当はクラブツーリズムでそういう企画があったので申し込んでたんですけど、人が集まらず催行されなかったんですよね。

神護寺と言えばこの金堂前の石段。
ちょっと盛りはすぎてしまいましたが、何とか赤い紅葉が残っていました。
やはり北の方なので、市内よりだいぶ紅葉の進みが早いですね。

楼閣前の石段で少し足が疲れてしまったので、ここはいったん金堂をスルーしてそのまま西へ。

西に道なりに進むと現れるのがこの絶景!
山の合間には清滝川が流れているのが見えます。
こちらでは瓦を投げて厄除けをする「かわらけ投げ」をすることができますが、これがなかなか難しい…。

さて、足がある程度回復したので、金堂の石段をのぼります。

階段の途中から。みんな前傾姿勢になりながらえっちらおっちらあがっています。
距離はそれほどないのですが、傾斜がなかなかきついんですよね。

まるで紅葉のトンネルのような景色が撮れました。
金堂にお参りしたら、そのまま神護寺を後にしました。

神護寺の石段の途中にはお店がいくつもあり、紅葉の景色につられておうどんをいただきました。味は普通なんですけど(笑)、景色がごちそうです。
カフェメニューもあるので、ここで一休みするのもおすすめです。

ゆっくりと過ごせる高山寺

本来なら神護寺の後西明寺に行く予定だったのですが、時間が押してしまったのでスキップして高山寺へ。鳥獣戯画のお寺です。

高山寺は平成30年の台風20号での被害が大きく、現在国宝石水院しか見ることができません。
ただ、高山寺と言えばという「善財童子と紅葉」の写真はこの石水院で撮ることができます。

紅葉も美しいのですが、ここはおそらく青紅葉もかなり美しいでのはと思わせる場所です。

この日は紅葉シーズンなのに平日とはいえお客さんがほとんどおらず、非常にゆっくりとした時間を過ごせました。

石水院から見たお庭の景色。やはりこちらも盛りはちょっとすぎてしまったかな。
雪景色になったらきれいなんだろうなあと思いますが、雪が積もったらここまで来るのは大変ですね…。

おまけ・交通案内

私が三尾に行くときに調べた公共交通機関の情報など。

三尾へ公共交通機関を使って行く方法

三尾に行く公共交通機関は、栂尾行きのJRバスか市バス8系統しかありません。
それぞれの特徴は以下の通りで、基本的にはJRバスを選ぶことになると思います。

JRバス

京都駅から出発、所要時間約50分。
20~30分に一本とシーズンによっては臨時バスが出ます。

京都駅から乗る場合は1日乗車券がお得。

市バス

四条烏丸から出発、所要時間約55分。
1時間に1本なので、いったん遅れはじめると全然来なくなるおそれがあります。

市バスなのですが高雄へ行くには1日乗車券に金額を上乗せする必要があります。

徒歩ルート

実は歩いていくルートもあります。
真面目に調べてないので詳細は分からないのですが、最寄りバス停から4㎞のハイキングルートで途中の景色も美しいようです。

三尾のまわりかた

三尾をどう回るかについて。
神護寺・西明寺・高山寺の順番に京都駅に近いため、この順番に回るか逆に回るかというどちらかのルートを取ることになります。

神護寺から回るルート

おすすめはこちらのルート。帰りに高山寺から乗るので、バスで座れる確率が格段に上がります。
というか、高山寺から乗らないとまず座れないし、高山寺のバス停から乗るにしても出発時間ぎりぎりに来たら座れません。

高山寺から回るルート

高山寺の方が拝観開始時間が30分早いため、少しでも早く観光を開始したい方はこちらのルートがおすすめ(拝観開始時間は高山寺が8時30分、西明寺と神護寺が9時)。
こちらのルートを取るなら、高山寺から入って神護寺の紅葉を見ながらカフェで一休み、市街地に出てランチというのがいいと思います(三尾合わせて3時間くらい時間を見ておけば十分見て回れます)。

三尾にも一応食べる場所はあるんですけど、選択肢も多くないし結構待たされるというお店もあるので、できればランチは別の場所の方がいいと思うんですよね。

三尾内はバスか徒歩か

基本的には徒歩だと考えておいた方が良いです。
そもそもバスの本数が少ないのと、神護寺側から入った場合バス停からそこそこ距離があるので、バス停に戻るより徒歩で回った方が早いんですよね。

3つのお寺はそれほど離れていないので、徒歩で回ってもそれほど大変ではありません。
GoogleMapで見ると結構距離があるように見えるんですけど、紅葉を見ながら歩いていればあっという間でした。

秋の京都の洗礼「満員通過」

観光シーズンの京都のバスは、結構な頻度で「満員のため通過」されてます(つまりバスに乗れない)。

今回は京都駅から50分バスに乗るのはつらいなあと、できるだけ電車で北まで行き、そこからバスに乗るという方法を取りました。
具体的には今出川通りを西へ行き(京阪出町柳、地下鉄今出川駅どちらからもいけます)、北野白梅町で栂尾行きのJRバスに乗り換えるというものです。
※市バスの停留所は「北野白梅町」、JRバスの停留所は「北野」

平日に行ったので大丈夫だろうと思ったのですが、満員通過されました\(^o^)/
寝坊したのが悪いんです。京都駅10時発のバスだったので、まずいなーとは思ってたんですが案の定でした…。
しかもちょうど前のバスが行ってすぐバス停に着いてしまったのでそこから30分待ち、満員通過で30分待ち…と結局1時間待ち。
京都に住んでるからいいものの、そうでなければ泣いてたと思います。

そんなわけで当初の予定より1時間遅れになったため、西明寺の観光をスキップしたのでした。
やっぱり観光シーズンの京都で信用できるのは自転車だけだよ…。

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