今回訪れたのは、哲学の道の途中にある安楽寺。
こちらは毎月2日に「くさの地蔵縁日」というイベントを行ってまして、どうせなら紅葉シーズンに合わせて行きたいなあと前々からタイミングを見ていたのです。
今年は時間が取れたものの、あいにくお天気がどんより気味。
でもせっかくなのでと出かけてみたところ、思いのほかゆっくりとできるお寺でした。
(訪問日:12月2日)
安楽寺の紅葉
山門と紅葉
安楽寺と言えば有名なのは、茅葺の山門と紅葉。
普段は閉じられている山門ですが、花と紅葉の時期、そしてくさの地蔵縁日の日には開けられています(入山料500円)。
ここの紅葉ってかなりタイミングが難しくて、実は毎年見に行ってるんですけどなかなかいい感じの写真が撮れなかったんですよね。
階段に紅葉が散っていないと寂しいし、さりとて時期が遅すぎると木の紅葉が寂しくて。
今年はかなり良い時期に行けたのではないかなと思います。
西向きの山門なので、日暮れ時に行くともっと良い色が出るのかもしれません。
こじんまりとしながらも落ち着いた境内
さて初めて入った安楽寺。
境内は思っていたよりもこじんまりとしていて、一回りするだけなら10分もかからないくらいでした。
安楽寺の中にはカフェがあり、本当はそこでお茶を飲むつもりでした。
平日でお天気の悪い日だったので(失礼ながら)ほとんど人はいないのではと予想していたのですが、思っていた以上に混雑していてほぼ満席。
観光客というより地元の人が多いように見えたので、この毎月の縁日に来られる方が多いんでしょうね。
なんとなく一人で静かに過ごしたい気分だったのでカフェには入らず、人の少ない書院の方へと移動しました。
畳と石油ストーブのある、ほんのりと暖かく懐かしい匂いのする部屋。
人の出入りはあるものの座る場所に困るほど混むこともなく、庭園を見たり机で本を読んだりと、思い思いに何人かが過ごしていました。
ここのお庭は紅葉よりもツツジの時期の方が見ごたえがありそうですね。
基本的には雨の日は撮影に行かないのですが、この日は曇り予報だったのに降られてしまい、結果的に雨の中の撮影となりました。
ただ、小さな建物が渡り廊下でつながっているという構造のおかげで、屋根のあるところからの撮影がしやすく、雨を気にすることなくいろんなところを撮って回ることができました。
安楽寺の交通案内
最寄り駅は市バスの「錦林車庫」。
哲学の道沿いにあり、銀閣寺から十分徒歩で回ることができます。
近くには紅葉の名所の真如堂・金戒光明寺、茅葺屋根がかわいい法然院などがあり、実はこの辺り一帯は紅葉の穴場でもあります。
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