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【美術展の感想】ブリューゲル「バベルの塔」展(国立国際美術館)

ブリューゲル「バベルの塔」展へ行ってきました。

個人的にブリューゲルってなんとなく暗いところがあまり好きではなくて、直前まで行くか迷っていたんです。
いつまた見れる絵画かわからないし…という消極的なモチベーションで向かったのですが、行ってよかったと思える面白い展示でした。

今回なんとなくぼーっとしたまま見てしまってあまり記憶に残っていないので、簡単な感想になります。

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会場の混み具合について

訪れたのは夏休み中の平日。

今まで私が行った国立国際美術館での展示会ってすいていることが多かったので結構気楽に行ったんですが、思ったより混んでました。
全体的に渋滞していて、少し並んだりしないと見れない絵も多いという状況です。

そもそもこの時期、連日「朝10時は行列ができてます!」とTwitterで混雑状況をツイートしてたんですよね。
今回の展覧会はTwitterでこまめに混雑状況をツイートしてるので、そちらを見て込み具合を想定するのが良いと思います。

そういえば夏休みの宿題をしに来ているような学生さんをよく見かけました。
それで人数がかなり増えていたようなので、夏休みがあけたらもっと見やすくなるかも?

美術展の個人的なおすすめ

「バベルの塔」について

めちゃくちゃちっちゃい絵です!!
バベルの塔の絵に行き着くまでに解説のパネルがあるので、ゆっくり並びながらこのパネルを見てたのですが、実物を前にしたら絵が細かすぎてどこに何があるのか全然わかりませんw
じっくり見たい方は双眼鏡を持って行ったほうがいいかもしれません。

よくよく見ると、確かにパネルで説明されている内容が描かれているんですが…これがもう本当に小さくて、芸術家のいい意味での執拗さが感じ取れる絵でした。
私はこういう芸術家の常人離れした気迫を感じるのがすごく好きなんですよね。
自分ではとても到達できない域なので。

本物の後に3倍にした複製画(絵の具の凹凸なども再現されているもの!)も展示されていますが、こちらでもまだ小さくてよく見えませんでした…。

バベルの塔の解説動画は必見!

美術展でよく見る解説動画。
今回の美術展の動画はとても面白いのでおすすめ!
絵全体が3Dアニメみたいになっていて、解説の合間合間に絵が動くんです。
それほど長く動くわけではないのですが、アニメーションの動きのおかげで想像力が補完されて、急に絵が生き生きとして見えるようになりました。

そして動画の中で絵を拡大しながら見せてくれるので、実物ではよく見えなかった部分がとてもわかりやすいのです。
一つの絵の中に、様々な立場や身分の人がいるので、この塔でどんな生活をしてるんだろう? と窓をのぞき込んでみたくなります。

ボス(ボッシュ)の描く奇妙な生物を堪能

この展覧会は実はボスの絵も来ています。
奇妙な生物が面白いボスの絵。正直不気味な絵もかなりあるんですが、微妙にアンバランスな人物画と相まって、妙な魅力があります。
その後フォロワーが大量に生まれたのも納得。

この奇妙な生物が描かれたマステがあったらほしかったなー。
キモカワ系で結構売れたと思うんですけどどうでしょう。

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