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フジフィルムのボディとレンズレンタルを試してみました(簡単な作例付き)

フジフィルムのカメラが今とってもほしいです。

Nikonを持っている私がなぜフジフィルムに手を出そうとしているかというと、Nikonがちょっと重いなーと思うことが増えたのと、フジフィルムの色がとっても気に入ったから。

関連記事:フジフィルムのカメラがほしくてほしくて仕方がない自分用にまとめてみた
↑こちらでなぜフジフィルムのカメラが気になって購入まで考えているかを書いています

色々考えた結果、現在購入候補としてX-T20が上がっています。

けれど、気になる点が2点あるんです。

1. 重さ

X-T20のレンズキットの重量は、本体333g+キットレンズ310gの計643g。

…重くない?

どこのブログやレビューでも「軽い!」と書いてるんですが、きっとそれはフルサイズ(めっちゃ重いカメラ)を使ってた人から見た話。

X100Fでも「ちょっと重いなー」とか言っちゃう私が、このカメラを持って身軽に動けるのでしょうか?

ちなみにX100Fも購入候補です。
総重量419g、レンズは交換できませんが、切り替えることで35mm、50mm、70mmが使えるというのはかなり使い勝手がよさそう。

2. 色

フジフィルムのカメラで撮られた写真を見ていると、とても素敵なんです。
でもこれって「自分が写真を撮ったときに素敵と思うか」とは別物なんですよね。

なぜかというと、「目の前の景色をそのまま切り取りたい!」と思ったときに、写真にするとどうしてもその機種特有の癖みたいなものが出てきます。
それが、自分が「撮りたかったもの」なのかどうか、というのは、「(実際の被写体を知らずに)出来上がった写真だけを見たときにきれいと思うかどうか」とは違うのです。

最近広角ズームレンズを使うようになって、特にこういうことが気になるようになりました。
私は広角で撮った写真ってとても好きなんですが、自分が山を撮りに行ったとき「実際の景色より山が小さく見える! なんか違う!」というのを強く感じたんです。

なので、実際に「自分がフジフィルムのカメラで撮った写真」が気に入るかを確認する必要があります。

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フジフィルムの大阪サービスステーションでカメラとレンズの無料レンタル

ということで、上の2点を確かめるために、フジフィルムのカメラとレンズを借りることにしました。
なんと、当日返却なら無料!!

当日急いでいたので、ほとんど写真がないのですが簡単なレポートです。

カメラボディとレンズのレンタルのために必要なもの

クレジットカード、顔写真付き身分証明書、当日連絡のつく携帯電話の3点を持っていく必要があります。

詳しくは公式HPで。
関連サイト:フジフィルム大阪サービスステーション

私は借りに行く日に運転免許証を持っていなくて、職場のIDカード(顔写真付き)を出してみましたが、これでもOKでした。

人気のボディは借りれないときもあるので注意!

私がレンタルのために訪れたのは、お盆中の平日11時ごろでした。

そしてX-T20を借りようとしたところ…なんとすでに全台出払っていて借りれないとのこと!!
ボディレンタルは有料ですが1泊2日もできるので、それで借りてる人も多いとのことでした。

ボディレンタルの予約はできないので、お目当てのものがあるかは賭けになりますね。

今回どうしようか迷ったのですが、上位機種のX-T2なら貸し出しが可能とのこと。
「写りはX-T20と変わりません」とスタッフの方がきっぱりと言い切られていたので、撮れる写真が自分好みのものかという点だけでも確認しようと思い、X-T2を借りることにしました。
こういうところでいいのを借りちゃうと、購入の時に気になってしまうという罠があるんですけどねw

レンズは2本まで借りられるので、キットレンズである18-55mmと、「5万円くらいで買える使い勝手の良い単焦点」で相談して23mm/f2を借りることにしました。

充電はされているので、大体300枚程度撮ることができるそうです。
SDカードは持参する必要があるので注意。

実際にX-T2で撮ってみた

借りた後に食事に行ってデパートに買い物に行っただけだったので、大した写真が撮れていませんが、サンプルをいくつか載せてみます。

すべてJPEGで保存されたものそのまま(フィルムシミュレーションは操作方法がわからず使用していません)。
フリーソフトの「縮小専用」でリサイズしています。

カメラを借りた後ランチに伺った「La Vigne」(食べログはこちら)。
地下にあって見つけにくいお店なのですが、入ってみるとほぼ満席。
雰囲気はよく、接客もいい感じで、お料理もおいしかったのでお勧めです。

作例

ちょっと手振れ気味かな…。
店内の照明が控え目だったんです。

オードブル3種盛り。

とってもきれいに撮れているんじゃないでしょうか。
野菜のみずみずしさ、ヒラメの透明感、テリーヌの質感、よくわかると思います。
白いお皿の模様が見えるのに驚き。

メインの豚のコンフィ。

すごくやわらかくておいしかったです。
後ろのヤングコーンが、ぼけているのに粒が光っているのがよく見えています。
ちょっと露出をあげたほうがよかったでしょうか。

お店は変わって、あべのハルカスのカフェで可愛いパンケーキを食べました。

細かいココアパウダーの感じがよくわかります。
もうちょっと絞りを絞ったほうが良かったかな、と思う写真。

写真の感想

全体的に思った通りの写真が撮れるし、好きな色合いの写真が出来上がりました。
そして驚いたのは、思っていた以上に解像感の高い写真だったことです。

今回写真を並べていてすごいなーと思ったのは、オードブルの写真。
白い部分が多い写真なのに白飛びせず、くっきりとした野菜の色も大げさにならず、きれいにまとまった写真が撮れました!

撮ってみて初めて気づいたこと

AFがものすごく早い!

まず最初に驚いたのがこれ。
AFがあっという間に合うんです。
今まで使っていたカメラ(D3100+Tamron10-24mmやRicohGR)だと、AFって行ったり来たりするんですけど、それがない。パチッと決まります。

高級ボディだからかなと思って返却の際に「AFがとても速かったけどボディが高価だからですか?」と聞いてみたところ、X-T20でもそれほど変わらないですよーとのこと。

重いけどバランスがいいのか持っていてもつらくない

X-T2は重いと思っていたんですが、持ってみると意外とバランスが良くて手首の負担にならないなという感じでした。

ただ、今回は座っていることも多く短時間しか使っていないので、長い旅行などでどうなるかはわかりません。

X-T2のシャッターを押した感じがとてもよかった

私は今までカメラのガジェット的な面には興味がなくて、言ってしまえば「撮りたい写真が撮れればいい」タイプでした。

けれど今回X-T2を使ってみて、「シャッターを押した感じがいい」というのを初めて感じました。撮っていて楽しいカメラです。
購入の決め手にはなりませんが(そもそもX-T2は重量的にも予算的にもオーバー)、迷っているときの最後の一押しにはなりそうな魅力があります。

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