京都市中心部から少し離れた詩仙堂へ紅葉を見に行ってきました。
洛北に分類される地域ですが、比較的京都市中心部からのアクセスが良く見どころが多く集まっています。
この地域は洛東に比べると人が少なく(とはいってもそれなりの人出ですが)、時間や時期をずらせばゆっくりと見ることもできます。
洛北という地域のためか日当たりが良い場所が多いためか、洛東に比べると少しだけ紅葉が早く進みます。
「ちょっと紅葉の時期には早かったかな」というときに訪れてもよいかもしれません。
公式のFacebookでかなりこまめに紅葉情報をあげているので、観光の目安にしやすいです。
↑庭園から見た景色。紅葉が有名な「東福寺」ではまだ青紅葉もある中、詩仙堂は一部落葉していました(中央はほぼ盛り、写真右側が落葉しています)。
詩仙堂のおすすめポイント
広い書院から見られる日本庭園
詩仙堂の拝観ルートは書院→庭園の順番になっています(庭園に出ると書院に戻れません)。
この書院から、日本庭園を見ることが出来ます。
建物内は撮影禁止ですが、建物から日本庭園を撮影するのはOK。
人が少なければ額縁構図を狙うこともできます。
書院の広さがそこそこあり入れ替え制ではないため、ゆっくり座ることができます。
観光で足が疲れた足を休ませるのにおススメ。
建物内でゆっくりと日本庭園を見ることが出来るため、雨の日でも問題ないのも嬉しいポイントです。
お寺とは違った雰囲気
お寺の名前も付いていますが(丈山寺)、元は山荘として建てられたということで、普通のお寺とは雰囲気が違います。
個人的には、「昔の人が生活してたんだなあ」と思うとお寺よりも馴染みやすく、落ち着いた気持ちで観光できます。
なお、お寺なので御朱印もあります(ただし書置き)。
ししおどしの音が楽しめる
ししおどし発祥の地ということで、今でもお庭にししおどしがあります(書院の近くではなく少し離れたところ)。
実際に聞いてみると意外に音が小さくて、静かな状態でないと遠くまで響くのは難しそう。
私が行ったときは書院に人がいっぱいいたということもあって、書院からはまったく聞こえませんでした(私が意識してなかっただけかもしれない)。
コンパクトで見ごたえのある庭園
詩仙堂を造った石川丈山は庭づくりに長けていたと言われていて、詩仙堂の庭園も丈山が作ったものとなります。
面積自体はそこまで広くないのですが、その中には様々な植物が植えられており、起伏もあり、茶室もあり…といろいろな見どころがある庭園です。
四季おりおりの風景を楽しむように設計されているようで、秋だけではなく他の季節にも美しい景色が見られます。
詩仙堂のアクセス・拝観情報
公式HP
開門時間 : 午前9時~午後5時(受付終了午後4時45分)
拝観休止日 : 5月23日
拝観料:大人500円
最寄り:市バス「一条寺下り松町」(徒歩約10分)、叡山電鉄「一条寺」(徒歩約15分)
ここに南からくる市バスは5系統なのですが、この系統は平安神宮や清水寺・南禅寺・永観堂道など観光地を通るため遅延がよく発生しています。
南からくる場合は、叡山電鉄がおすすめ(ただし叡山電鉄も時期によっては乗車待ちが必要)。
一番時間が読めるのは自転車。詩仙堂には拝観者向けの無料駐輪場があります。
コメント