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信楽セラミック・アート・マーケットとおいしいもの日帰り旅

コロナが落ち着いたらまず日帰りでどこか行きたいな…と考えていていろいろ候補を見繕っていたのですが、TLに流れてきたツイートのかわいいうつわに目をひかれ、「信楽ってタヌキの焼き物のイメージでは知ってたけど、案外近い場所にある!」と気づき、

ちょっと調べてみたらその次の週の週末に、コロナで9月から延期になっていた「セラミック・アート・マーケット」という陶器市が開催されるとのことを知り、周辺を調べてみるとうつわが可愛いカフェもあるということが分かり…という感じに、とんとんと15分ほどで行くことを決めました。

セラミック・アート・マーケットの会場は滋賀県立陶芸の森。
最寄り駅は信楽高原鐵道の「信楽」駅です。

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BROWN RiCE AND WATERでランチ

陶芸の森の周りには、可愛い器を使ってランチを食べられるお店がいくつもあります。
ただ初めて行く場所なので出来るだけわかりやすい場所でランチを、ということで、陶芸の森の中にある「BROWN RiCE AND WATER」でランチをすることにしました。

ランチより早めの時間に入店したので、ランチにセットドリンクをつけてもらい、ドリンクだけ先にいただくことに。

この時間を使って、トラベラーズノートにひたすらそれまでの記録を書きます。
旅先で待ち時間が発生するとイライラしがちですが、旅の記録と感想って細かく書いてると結構時間がかかるので、そうこうしているうちにランチが到着。

こういう陶器のうつわが出てくるのが、焼き物の街で食べる楽しみですよね!

県立施設内のレストランということで実はあんまり味に期待はしていなかったのですが(失礼!)、予想に反してとってもおいしいランチでした。
特にメインの鶏肉のフリットは、香りが良くぷるぷるでジューシーだし衣も薄くパリパリ。
お米ももちもちしていて食べ応えがあり、見た目の割りにかなりお腹が膨れる内容でした。

さてこちらのお店、HPには11時オープンと書いてあったので「10時くらいに会場に到着して1時間ほどマーケットを見た後、オープンちょっと前からお店に並び1巡目で店内で入れるようにしよう」と考えていました(事前に予約しようとしたところ、イベントがある日はそもそも予約を受け付けてませんでした)。
しかし当日到着してみると、なんと10時オープンの10時30分よりランチ開始に一時的に変更になってたんです。

私が到着した10時頃にはまだ空席があったので、ちょっとだけマーケットを見て回ってから入ろうかな? とも考えたんですが、店内の席数もあまり多くないようなのでタイミングが悪いと並ばないといけなくなるなと思い、到着直後に入店。結局10時20分頃には数組待っていたのでギリギリでした。

マーケットではおいしそうなご飯屋さんも出店されていたので、天気がよければそちらでランチを買ってピクニックも楽しそうでした。

陶芸の森でセラミック・アート・マーケットをのぞく

予想外に早めのランチになってしまいましたが、しっかり食べた後は、本命のセラミック・アート・マーケットをのぞきます。
この日は残念ながら天気が安定せず雨が時々降ることもあったので、屋根に入りつつ回ることになりました。

こうやって晴れ間がのぞくこともあったので、なかなか忙しい天気。

お店のテントは放射状に並んでいて、コロナ対策のためにテント間の通路はロープで仕切った右側通行になっていました。そのおかげで、人の流れに乗って行けばすべての店を迷わず見て回ることが出来ます。効率的な設営で、こういったマーケットに慣れていない私にはとてもありがたかったです。

マーケットには来てみたものの、私自身うつわに関してはほとんどわかっておらず「見た目が地味な感じのうつわをいい感じに使ってみたい」という漠然としたイメージしかありません。
ただ、どういううつわがどういう風に料理に合うかといった経験値があまりにもないため、とりあえず買って使ってみないことには分からないかな、というところです。
今回は「食器の可愛さではなく、どうやって使うかイメージできるお皿を買う」ということを決めて見て回りました。

会場自体はそれほど広くないので、回るだけなら1時間程度でささっと回れますが、とにかく目移りしちゃってなかなか進めない! うつわが好きな方なら1日いられると思います。

我が家にやってきたうつわたち

そんな感じに連れ帰ってきたうつわたちの紹介です。

1つ目は、白道窯さんの角皿。ちょっと写真が良くないんですが、全体がざらっとしていて、右上だけつるっとした質感です。
前々から和菓子に合う黒いお皿が欲しいなと思って探していてこれが合うかもと思って買ってみましたが、家で見てみると意外と茶色っぽく見える優しいお皿なのでお刺身とかの方が楽しいかも。色と質感の違いが面白いので、ちょっと地味な食材なんかも面白く見せてくれそうですよね。

2つ目は嶋吉製陶さんの変形皿。
色んなところで見かけるターコイズブルーのうつわが以前からほしいなーとは思ってたのですが、なかなか好きな感じの発色と艶感があるお皿が見つからなくて。
このお皿は見た瞬間、色があざやかで艶もしっかり、控えめに入ったヒビ(貫入?)も好みだし、何といってもこれはバターたっぷりの黄色のクッキーを載せたい! となったので購入しました。

クッキーではないですが、早速載せたポテトチップス。かわいいなー!
意外と量が入らないので、食べすぎ防止にも良さそうです。

最後は紫竹窯さんの角皿。こちらだけ信楽市ではなく高島市の窯元さんです。
私はドット模様が大好きなので、つい目を止めてしまいました。
普通の模様だったらスルーしていたと思うんですが、こちらの模様はなにやらもやもやっとしたものが使われています(知識が無いのでまったく何か分からない)。

これは飽きなさそうだなー思ったのと、透明感のあるサラダやカルパッチョなんかを載せたいなと思って購入。

どれもこれもとても気に入って購入したので、早速どんどん使って行きたいなと思います。
惜しむらくは、製作者の方と全く話さなかったこと…。自分の知識が無いから、何を話していいか分からず「これください」くらいしか言えなかったんですよね。

今回は自分の好きなお皿を買うのに必死になってしまいましたが、次回こういうマーケットに行ったら他の人がお店の人としている会話を聞いて勉強させてもらいたいな。

窯焼きアップルパイと朝宮茶

たくさん歩いたからお腹が減った! ということで、食べ物のテントへ。
今回のお目当ては「信楽窯焼きアップルパイ」。その名の通り、レンガの窯で焼かれたアップルパイです。

本当はスイートポテトパイを買ったつもりだったんですが、受け取って席について開けたらアップルパイでした(笑)。でもね、このアップルパイがおいしかったので結果オーライです。
パイが軽くてさくさくでまったくべちゃっとしてないし、中のリンゴはしっかりした甘さだけど香りがよくさっぱりとした酸味もあるのでとても食べやすかった~。

それからこの会場に来て初めて知ったのですが、信楽には朝宮というお茶の名産地があるそうで、お茶のお店もいくつか出ていました。これはぜひ、アップルパイと一緒にいただきたい!ということで1杯。なんと、目の前で茶葉を煎じていただきました。
透明感のあるすっきりとした爽やかなお茶で、アップルパイとの相性抜群。贅沢なおやつタイムになりました。

マルポタ舎でさらにおやつ

マーケットも一通り見て、食べたいものも食べたし欲しいものも買えた、陶芸の森を後にして次のお目当てのカフェ、信楽駅ほど近くの「マルポタ舎」さんへ向かいます。
マルタ陶器さんという陶器屋さんのカフェです。

陶芸の森から向かうとちょっと奥まった場所にカフェがあるので、本当にここにあるのかな…と不安になりながら歩いていましたが、可愛い扉が見えてほっとしました。

店内はあたたかい雰囲気のおしゃれなカフェ。

ケーキを食べたいなと思ったのですが、ちょっとさっきのアップルパイが残っていたので軽めにプリン。自家製ということで、昔ながらの卵と牛乳のむっちりプリンでした。大好き!
陶器屋さんのカフェなので、やはりうつわが可愛くて目も舌も満足です。

ENSOUでケーキのテイクアウト

信楽セラミック・アート・マーケットは3日間にわたって行われます。
それなのになぜ天気のあまり良くないこの日に出かけたというと、すべてはENSOUさんのケーキをテイクアウトするため。この日にしかオープンしてなかったんですよね。

信楽駅から紫香楽宮跡駅へ移動し、徒歩でENSOUさんまで向かいます。
今回の旅で一番時間が苦しかったのがここ。信楽高原鐵道は1時間に1本の運行なので、ケーキのテイクアウト後かなりの時間を潰す必要があります(イートインはとっくに予約が埋まっていて無理でした)。
駅に待合室でもあれば…と思ったのですが、屋根とベンチがあるだけで吹き曝しだったので、寒い日に待つにはちょっと辛かった…。

とはいえきれいに紅葉した山は見られるし、ちょうどお天気もいい感じに晴れたりしたので、写真を撮っていたらなんやかんやと時間は潰れました。

せっかくなので、友人も巻き込んで4つ購入。

肝心の味ですが、私はちょっと合わなかったかなーという感じでした。
甘さが控えめなんですよね。その分素材の味がしっかりしてるんですが、やっぱり私にとってケーキは甘くてなんぼみたいなところがあるので…。お値段が高めということもあって、ちょっと辛口評価になっちゃいました(しかし食べログなんかではとても評価が高いので、私の味覚がちょっとアレなのかもしれません)。
タルト生地はバリバリサックリとしていて、おいしかったです。

一番おいしかったのが、ゴルゴンゾーラチーズとナッツのケーキ。ゴルゴンゾーラの存在感が結構あるので、甘さが強くなくても満足感がありました。あと、上に乗ってるナッツのキャラメリゼがパリパリでおいしい!

ちなみに接客はびっくりするくらい良かったですしお店の雰囲気も抜群に良かったので、イートインだとかなり満足感は高いと思います。

信楽また行きたいです

ということで、日帰り信楽の旅でした。

急に決めたのとお天気が悪くてレンタサイクルが借りられなかったので、窯元巡りとか他の良さそうなカフェとか行けなかったのが心残り。

今回のような陶器のマーケットは基本的に年2回やっているそうで、また機会があったら行きたいなと思ってます。

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