連用日記(3年日記・5年日記・10年日記)を続けるコツの一つは、お気に入りの日記帳・自分に合った日記帳を見つけること。
手に取るたびにウキウキするようなデザインの連用日記なら、1日の最後に日記を書くのが楽しくなりますし、逆に使いにくいレイアウトだと書きにくいので続かないということもあります。
しかし連用日記の中には名称が特殊だったり、意外と検索で出てこないものもあります。
ということで、自分が購入を検討する際に見つけた連用日記のメーカーと、代表的な連用日記をリストにしてみました。
また、これまで買ったことがあるものについては使用感も書いています。
※個人で調査しているので細かい仕様のミスや追い切れていない変更があります。購入前にはリンク先で仕様のチェックをお願いします。
連用日記のレイアウトの種類とおすすめの選び方
連用日記を続けるためには、デザインだけでなく自分の使用目的に応じたレイアウトも重要です。
この記事のリストでは、特に重要な以下の3点についてまとめています。
- 年数の種類:主に10年、5年、3年。一般的に年数が大きくなるほど連用日記自体が大きく重くなり、書くスペースが狭くなります。しかし年数が多いほど、連用日記の楽しさである「前の年を見る」楽しみが増えます。
- サイズ:主にA5・B5・B6で一部特殊サイズもあり。連用日記はページ数が多いので、書くときにノートと机の段差が気になる人は大きめのサイズのほうが書きやすいと思います。
- 日付入りかどうか:完全に空白のタイプ・日付だけ書いてあるタイプ・年月日が書いてあるタイプがあります。年月日が書いてあるタイプは祝日の記入していあるタイプも多いので「その年にしか書けない」という特別感があります。
特殊なレイアウトのものや人によっては気になりやすいポイントがある連用日記については、各項目に書き加えています。
この記事では商品リンクを付けていますが、転売されていて値段が高騰している場合があるので、できれば公式ページなどで値段を確認してください。
※おおよその目安で、3・5年日記3000円~5000円、10年日記5000円~7000円ほどです(年・日付フリーだと1000円ほど値段が下がります)が、製品によっては定価が高めの物もあります
定番系3年・5年・10年用日記
昔から連用日記を販売していて検索でも見つけやすいメーカー。
長く同じものを愛用したい方にお勧め。
特にデザインがシンプルなものをこちらに集めました。
ミドリ(デザインフィル)
種類:3年・5年・10年
サイズ:大体B6/B5ハードカバー
年・日付:年フリー/日付はあり・なしのもの両方あり
いろんな種類を比較したいなら、公式オンラインショップが探しやすいです。
ミドリ(デザインフィル)と言えばファンシーなイメージがありますが、連用日記については落ち着いたデザインのものが多め。
B6サイズの10年連用日記が見開き1日分という珍しいレイアウト(一般的には見開き2日分)なので、日記本体がかなり分厚くなっています。
B5サイズの10年連用日記は見開き2日分。
5年連用と3年連用日記は、どちらのサイズも、見開き2日分。
シリーズによって少しずつ仕様が違うので(日付の記入が必要なものや、サイズなど)、購入の際はそのあたりをしっかりと確認する必要があります。
ハードケース入りの製品があり、長期保管に向いています。
2023年に、西陣織りの技法を生かした「京織」を表紙にした製品が発売されました。
博文館
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5/B6/B5 ハードカバー/ソフトカバー
年・日付:両方あり
こちらもいろんな種類の連用日記があり、ホームページに一覧が出ていてわかりやすいです。
数は少ないですが4月はじまりの取り扱いもあります。
書店での取り扱いがあるので、購入しやすい日記帳なのも良いポイント。
10年連用日記のひとつに、罫線が入っていないブロック型(1ページを5年×2列の10分割)という珍しいレイアウトがあります。イラストを中心にする場合は要チェック。
私が中・高校生のときは、こちらの3年日記を使っていました。
入手しやすさと、机に置きたくなるようなやわらかな色味が決め手でした(今は表紙の可愛さにひかれてローラアシュレイが表紙のPAGEMを使っています)。
紙質も問題なく、レイアウトも使いやすいです。
石原出版社
種類:5年・10年
サイズ:B5/B6 ソフトカバー
年・日付:両方あり
10年はB5、5年はB6サイズ。
商品展開も少なく「うちの会社はこれで行く!」という信念が分かりやすい連用日記です。
その信念は中身にも遺憾なく発揮されていて、他の連用日記にはない特徴(和暦や六曜の併記など)を多く持ちます。
はまる人にははまる日記帳だと思います。
公式ホームページを見てもらっても分かるように対象としているのは割と年代が高めの方かと思います。
かなり落ち着いた雰囲気のため、私は一度使ったのですが途中でやめてしまいました(使っていてわくわくする感じがある方が好きなので)。
※Amazonで1万円越えで出品されているときもありますが、2024年版の定価は10年版が7,315円(税込)・5年版が5,445円(税込)です
日本ノート株式会社(旧アピカ)
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5/B5/B6 ハードカバー/ソフトカバー
年・日付:年フリー/日付はあり・なしのもの両方あり
2019年1月より社名が変わりましたが、旧名のアピカも良く知られていると思います。
紙製品を中心に作られている会社なので、書きやすい紙質です。
サイズや日付の表記などいろんな組み合わせのものが出ていて、公式HPで見やすくまとめられているのでこちらで比較するのがおすすめ。
他のメーカーにはない、「2年日記」があるのが特徴的です。2023年版以降確認できていませんが、データとして記述は残しておきます。
高橋書店
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5/B6 ハードカバー/ソフトカバー
年・日付:両方あり
「手帳の高橋」の高橋書店の連用日記。
連用卓上日誌なども出していて、「連用日記」というキーワードだけでをAmazonで検索するのは難しいと思います。公式HPの一覧が見やすくておすすめ。珍しい2年の日記が出ています。
手帳屋さんだからか、巻末付録が充実しているものがあります。
また、年・日付入りB6サイズの3年連用日記が2000円切るお値段で非常にお安いので、お試しに使ってみるのにもおすすめ(ただし1ページ2日のレイアウトなので、記述欄は小さめです)。
かわいい・おしゃれ系連用日記
毎日開くのが楽しくなるような、かわいい系・おしゃれ系の日記帳。
各社出しているのですが、Amazonや楽天などでは販売していないものも多く、普通に検索しているだけでは探すのが難しいです。
ペイジェム
種類:3年・5年
サイズ:A5 ハードカバー
年・日付:両方あり
こちらも手帳が有名な「日本能率協会」の連用日記。
「定番系」に入れるか迷ったのですが、表紙の柄が年によって変わるのでこちらに。
毎年、ローラアシュレイの花をあしらったシリーズが出ています。
私が現在使っているのはこちらのシリーズのもの。
シンプルで使いやすいのでおすすめです。
Amazonで購入する場合、3年連用・5年連用を同じページ内でのスタイル切り替えで選択します。
デザインだけ見て決めると欲しい年数の物ではないかもしれないので気を付けてください。
ディアカーズ
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5/B6/B5 ハードカバー
年・日付:年フリー/日付あり
キャラものならここです。
公式ホームページを見ると分かりやすいのですが、かなりの種類の日記帳をそろえています。
主なキャラクターとしては、ディズニー(ミッキー、ミニー、プーさん)・ピーターラビット・星の王子様・不思議の国のアリス・リサとガスパール。
その他、ファブリックデザイン(リバティ・ウィリアムモリス)や宮廷画家の絵を使った装丁のものも多数あるので、「おしゃれな日記帳」を探している人には一見の価値あり。
中の装丁が商品によってかなり違っていますが、他のメーカーの日記帳に比べるとデザインを重視したものが多いです。
また、他の日記帳にない特徴として、「旅行シール」(旅先での記入が楽なように、1日分を記入して貼り付けられる専用シール)対応のものがあります。
注意点として、中身がカラフルな分紙質が少しつるつるしているものがあります。
そのため、紙質にこだわる方は合う・合わないが出てくるかと思います。
ペーパーブランクス
種類:5年
サイズ:18x23cm
年・日付:年フリー/日付あり
おしゃれノートの代表メーカー、ペーパーブランクスの連用日記。
以前は10年日記を確認していましたが、今は5年日記のみです。
Amazonでは2種類しか見当たらないのですが、公式HPにはもう少し種類があります。ただオフィシャルオンラインショップが2022年4月16日に閉店してるので、もしほしい場合は取り扱い店を回る必要があります。
海外製のため、中のレイアウトにかなり癖があります。要確認。
クローズピン
種類:3年
サイズ:B6 ハードカバー?
年・日付:なし
ラッピングやペーパーアイテムがメイン商品のメーカーです。
表紙のデザイン性が高いものが多く、箔押しの表紙が特徴…なのですが、どのような連用日記があるのか全容が良くわかりません。公式ホームページが見づらいんですよね…。
LOFTの店舗で扱われているのを確認したので、実物を見たい場合はLOFTがおすすめです。
中のデザインが他の日記帳に比べてファンシー寄りで、書ける場所が狭いので要確認。
アーティミス
種類:3年・5年
サイズ:B6 ソフトカバー(3年)/ハードカバー(5年)
年・日付:なし
B6は3年日記がソフトカバー、5年日記がハードカバーです。
いろんな種類があるのですが比較しやすいサイトがなくて全容が把握しきれません…。
公式の楽天ページが一番見やすいかなと思います。
マークス
種類:3年・5年
サイズ:A5 ソフトカバー/ハードカバー
年・日付:年号フリー/日付入り
EDiTで有名なマークスの連用日記。
付録に「やりたいこと」や「白地図」がついている面白い構成で、公式ページの紹介を見るだけでも楽しいです。
2016年だけは当年で発売されましたが、その後年フリーで継続され、2022年版から3年連用が加わりました。
こだわり系連用日記
メーカーのこだわりが随所に現れているもの。
「連用日記」という名前から外れるものもあるので、普通に検索しているだけだと見つからない物もあります。
nu 10年メモ
名称:10年メモ
種類:10年
サイズ:B6 ハードカバー
年・日付:年/日付入り
デザイン会社の10年日記。
他のメーカーの連用日記とは一線を画すセンスがあります。
取扱店が大きめの書店やこだわりの雑貨店などが中心であり、通販も大手では取り扱っていないので、入手が少し困難です(実は実物を見たことがありません)。
4月はじまりなので、毎年12月頭に発売しています。
ほぼ日 5年手帳
名称:ほぼ日5年手帳/おおきいほぼ日5年手帳
種類:5年
サイズ:A6/A5
年・日付:年/日付入り
愛用者も多いほぼ日手帳から販売された連用日記(手帳)。
基本はほぼ日手帳の装丁を引き継いでいるようです。
左側に日記欄右側がフリー欄という構成は、他の連用日記では見られません。
何かを貼ったり日によってたくさん書いたりしたいという人向けですね。
私も5年日記を買い替えるとき、かなりこの構成に魅かれて迷いました…。
A6サイズは他の連用日記と比べるとかなり小さめ。
オリジナルの革カバーとセットがあるので、5年かけて革カバーを育てるのも楽しそうです。
2019年版よりA5サイズの展開が始まりました。
手帳シーズン(大体9月頃)などにはAmazonで取り扱いされていますが、基本的には公式ホームページかLOFTでの購入になります。
手帳本体にしっかりとしたカバーがついていますが、別売りのカバー(ミナ・ペルホネンなど)もあります。
丸川商店 日事記
名称:日事記
種類:10年
サイズ:A5
年・日付:なし
松阪もめんの装丁、万年筆でもにじみにくい書籍用紙、シンプルなデザインなどこだわりが随所にみられる日記。
暦生活
種類:3年
サイズ:B6(外箱つき)
年・日付:年フリー/日付はあり・なしのもの両方あり
日本の季節をテーマに様々なアイテムを展開している暦生活さんから、2021年に連用日記が出ました(私が確認したのがこの年なのでもっと前からあったらすみません)。
夜空テーマにしたものと、花言葉をテーマにしたもの、季節をテーマにしたもの(これだけ日付ありです)を展開しています。
ちなみに夜空テーマは売り切れているタイミングがありますが、
今は見つからないもの
記事更新時に検索しても見つからなかったもの。
廃版かもしれませんが、今後復活する可能性もあるので、データもかねて残しておきます。
フェリシモ
名称:10年ダイアリー
種類:10年
サイズ:A5(少し小さめ) ハードカバー
日付:年号フリー
見開き2日、ただしページの下にメモ欄があります。
日記の記入欄は罫線なしタイプ。
フェリシモらしい、シンプルでおしゃれな日記帳です。
フェリシモと言えば、コレクション形式(1回申し込むと毎月送られてくる)の商品が多いですが、この日記帳は1回きりのお届けになります。
学研ステイフル
種類:5年
サイズ:A5 ハードカバー
日付:年号フリー
キャラものでもムーミンはこちらでの取り扱いです。
ムーミン以外にもおしゃれな柄のものもあります。
2021年にはありましたが、2022年に見つかりませんでした。
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