連用日記(3年日記・5年日記・10年日記)を続けるコツの一つは、お気に入りの日記帳・自分に合った日記帳を見つけること。
手に取るたびにウキウキするようなデザインの連用日記なら、1日の最後に日記を書くのが楽しくなりますし、逆に使いにくいレイアウトだと書きにくいので続かないということもあります。
しかし連用日記の中には名称が特殊だったり、意外と検索で出てこないものもあります。
ということで、自分が購入する際に見つけた連用日記のメーカーと、代表的な連用日記をリストにしてみました。
また、これまで買ったことがあるものについては使用感も書いています。
※個人で調査しているので細かい仕様のミスや追い切れていない変更があります。購入前にはリンク先で仕様のチェックをお願いします。
※現在2020年と2021年の商品が混在していますので、購入する際は注意してください
連用日記のレイアウトの種類とおすすめの選び方
連用日記を続けるためには、デザインだけでなく自分の使用目的に応じたレイアウトも重要です。
この記事のリストでは、特に重要な以下の3点についてまとめています。
- 年数の種類:主に10年、5年、3年。一般的に年数が大きくなるほど連用日記自体が大きく重くなり、書くスペースが狭くなります。しかし年数が多いほど、連用日記の楽しさである「前の年を見る」楽しみが増えます。
- サイズ:主にA5・B5・B6で一部特殊サイズもあり。連用日記はページ数が多いので、書くときにノートの厚みが気になる人(ノートと机の段差が気になる人)は大きめのサイズのほうが書きやすいと思います。
- 日付入りかどうか:完全に空白のタイプ、日付だけ書いてあるタイプ、年月日が書いてあるタイプがあります。年月日が書いてあるタイプは祝日の記入していあるタイプも多いので「その年にしか書けない」という特別感があります。
特殊なレイアウトのものや人によっては気になりやすいポイントがある連用日記については、各項目に書き加えています。
定番系連用日記
昔から連用日記を販売していて検索でも見つけやすいメーカー。
長く同じものを愛用したい方にお勧め。
特にデザインがシンプルなものをこちらに集めました。
ミドリ(デザインフィル)
種類:3年・5年・10年
サイズ:大体B6/B5ハードカバー
日付:年号フリー(日付を書き込むタイプもあり)
いろんな種類を比較したいなら、公式オンラインショップが探しやすいです。
ミドリ(デザインフィル)と言えばファンシーなイメージがありますが、連用日記については落ち着いたデザインのものが多め。
B6サイズの10年連用日記が見開き1日分というのは、他の10年日記と比べて珍しいレイアウト。そのため、日記本体がかなり分厚くなっています。
B5サイズの10年連用日記は見開き2日分。
どちらのサイズも、5年連用と3年連用日記は見開き2日分。
シリーズによって少しずつ仕様が違うので(日付の記入が必要なものや、サイズなど)、購入の際はそのあたりをしっかりと確認する必要があります。
博文館
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5/B6/B5 ハードカバー/ソフトカバー
日付:当年の日付
こちらもいろんな種類の連用日記があるので、博文館新社のホームページを見ると分かりやすいです。
連用日記のメーカーの中でも屈指の分かりやすさ。
3年連用や5年連用に、見開き4日間のレイアウトのものがあるのが珍しい。
また、数は少ないですが4月はじまりの取り扱いもあります。
書店での取り扱いがあるので、購入しやすい日記帳なのも良いポイント。
10年連用日記のひとつに、罫線が入っていないブロック型(1ページを5×2の10分割)という珍しいレイアウトがあります。
イラストを中心にする場合は要チェック。
私が中・高校生のときは、こちらの3年日記を使っていました。
入手しやすさと、机に置きたくなるようなやわらかな色味が決め手でした。
紙質も問題なく、レイアウトも使いやすいです。
石原出版社
種類:5年・10年
サイズ:B5/B6 ソフトカバー
日付:当年の日付
10年はB5、5年はB6サイズ。
商品展開も少なく「うちの会社はこれで行く!」という信念が分かりやすい連用日記です。
その信念は中身にも遺憾なく発揮されていて、他の連用日記にはない特徴(和暦や六曜の併記など)を多く持ちます。
はまる人にははまる日記帳だと思います。
公式ホームページを見てもらっても分かるように対象としているのは割と年代が高めの方かと思います。
かなり落ち着いた雰囲気のため、私は一度使ったのですが途中でやめてしまいました(使っていてわくわくする感じがある方が好きなので)。
日本ノート株式会社(旧アピカ)
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5/B5/B6 ハードカバー/ソフトカバー
日付:日付フリー/年号フリー
学生時代にお世話になった方も多いのではないでしょうか。2019年1月より社名が変わりましたが、まだ旧名のアピカの方が通りが良いかと思います。
紙製品を中心に作られている会社なので、書きやすい紙質です。
サイズや日付の表記などいろんな組み合わせのものが出ており、ここのスペースではまとめきれません…。
公式HPがまとまって見やすいので、比較するならこちらからをおすすめします(トップページ→商品カタログ→日用品→日記帳)。
他のメーカーにはない、「2年日記」があるのが特徴的です。
高橋書店
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5 ハードカバー/ソフトカバー
日付:当年の日付
「手帳の高橋」の高橋書店の連用日記。
連用卓上日誌なども出しているので、連用日記をAmazonで検索するのは難しいかも。
公式HPで一覧がみられます。
5年・3年用の日記が、1ページ2日になっている形式は珍しいですね。
手帳屋さんだからか、巻末付録が充実しています。
私は連用日記に巻末付録はいらない派なんですが、年表とか見るのが好きな方には良いかも。
実は今回調べるまで高橋書店の連用日記って良く知りませんでした。
昔からあったのか、ちょっと自信がありません。
かわいい・おしゃれ系連用日記
毎日開くのが楽しくなるような、かわいい系・おしゃれ系の日記帳。
各社出しているのですが、Amazonや楽天などでは販売していないものも多く、普通に検索しているだけでは探すのが難しいです。
ペイジェム
種類:3年・5年
サイズ:A5 ハードカバー
日付:当年の日付
こちらも手帳が有名な「日本能率協会」の連用日記。
「定番系」に入れるか迷ったのですが、表紙の柄が年によって変わるようなのでこちらに。
私が現在使っているのはこちらのシリーズのもの。
シンプルで使いやすいのでおすすめです。

ディアカーズ
種類:3年・5年・10年
サイズ:A5/B6/B5 ハードカバー
日付:年号フリー
キャラものならここです。
公式ホームページを見ると分かりやすいのですが、かなりの種類の日記帳をそろえています。
主なキャラクターとしては、ディズニー(ミッキー、ミニー、プーさん)、ピーターラビット、星の王子様。
その他、デザイナーや宮廷画家の絵を使った装丁のものも多数あるので、「おしゃれな日記帳」を探している人には一見の価値あり。
中の装丁が商品によってかなり違っていますが、他のメーカーの日記帳に比べるとデザインを重視したものが多いです。
また、他の日記帳にない特徴として、「旅行シール」(旅先での記入が楽なように、1日分を記入して貼り付けられる専用シール)対応のものがあります。
注意点として、中身がカラフルな分紙質が少しつるつるしているものがあります。
そのため、紙質にこだわる方は合う・合わないが出てくるかと思います。
学研ステイフル
種類:5年
サイズ:A5 ハードカバー
日付:年号フリー
キャラものでもムーミンはこちらでの取り扱いです。
ムーミン以外にもおしゃれな柄のものもあります。
ムーミン柄のものはイラストが豊富なので、ムーミン好きには一押し。
ただしイラスト分書けるスペースが小さいので、購入前に中身を確認した方が良いです。
なぜか公式ホームページでは見つけられなかったので、Amazonで検索するのが一番探しやすいと思います。
ペーパーブランクス
種類:5年・10年
サイズ:18 x 23 cm(B5より少し小さいくらい)
日付:年号フリー
おしゃれノートの代表メーカー、ペーパーブランクスの連用日記。
在庫が安定していないようで、この記事を書いている時点ではAmazonでは5年、公式HPでは10年日記のみ検索できます。
クローズピン
種類:3年
サイズ:B6 ハードカバー
日付:なし
ラッピングやペーパーアイテムがメイン商品のメーカーです。
表紙のデザイン性が高いものが多く、箔押しの表紙が特徴…なのですが、どのような連用日記があるのか、全容が良くわかりません。
公式ホームページが見づらいんですよね…。
楽天やAmazonでも一部の商品しか置いていないようです。
Loftの通販が一番種類が多いかも。
アーティミス
種類:3年・5年
サイズ:B6 ソフトカバー/ハードカバー
日付:なし
3年日記がソフトカバー、5年日記がハードカバーです。
アーティミスは星座柄で複数のアイテム(手帳やブックカバー)を展開しているので、表紙の実物を見たい場合は手帳売り場に行くと見られるかも。
マークス
種類:5年
サイズ:A5 ソフトカバー/ハードカバー
日付:年号フリー
EDiTで有名なマークスの連用日記。
付録に「やりたいこと」や「白地図」がついている面白い構成です。
2016年だけは当年で発売されましたが、その後年号フリーで継続されています。
こだわり系連用日記
メーカーのこだわりが随所に現れているもの。
「連用日記」という名前から外れるものもあるので、普通に検索しているだけだと見つからない物もあります。
nu 10年メモ
名称:10年メモ
種類:10年
サイズ:B6 ハードカバー
日付:当年の日付
デザイン会社の10年日記。
他のメーカーの連用日記とは一線を画すセンスがあります。
取扱店が大きめの書店やこだわりの雑貨店などが中心であり、通販も大手では取り扱っていないので、入手が少し困難です(実は実物を見たことがありません)。
4月はじまりなので、毎年12月頭に発売しています。
ほぼ日 5年手帳
名称:ほぼ日5年手帳/おおきいほぼ日5年手帳
種類:5年
サイズ:A6/A5
日付:当年
愛用者も多いほぼ日手帳から販売された連用日記(手帳)。
基本はほぼ日手帳の装丁を引き継いでいるようです。
A6サイズは他の連用日記と比べるとかなり小さめ。
オリジナルの革カバーとセットがあるので、5年かけて革カバーを育てるのも楽しそうです。
2019年版よりA5サイズの展開が始まりました。
手帳シーズンなどにはAmazonで取り扱いされていますが、基本的には公式ホームページかLOFTでの購入になります。
丸川商店 日事記
名称:日事記
種類:10年
サイズ:A5
日付:年号フリー
松阪もめんの装丁、万年筆でもにじみにくい書籍用紙、シンプルなデザインなどこだわりが随所にみられる日記。
今は見つからないもの
記事更新時に検索しても見つからなかったもの。
廃版かもしれませんが、今後復活する可能性もあるので、データもかねて残しておきます。
フェリシモ
名称:10年ダイアリー
種類:10年
サイズ:A5(少し小さめ) ハードカバー
日付:年号フリー
見開き2日、ただしページの下にメモ欄があります。
日記の記入欄は罫線なしタイプ。
フェリシモらしい、シンプルでおしゃれな日記帳です。
フェリシモと言えば、コレクション形式(1回申し込むと毎月送られてくる)の商品が多いですが、この日記帳は1回きりのお届けになります。
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