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【美術展の感想】ブルーナ絵本展(大丸ミュージアム京都)

ミッフィー(うさこちゃん)で有名な、ディック・ブルーナさんの絵本展へ行ってきました。去年8月に東京で行われた展覧会の巡回展です。

関西の大丸ではときどきミッフィー展をするのですが、今回はミッフィーについては少しだけ。
ブルーナさんが作成された絵本全体に焦点をあてた展示でした。

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ブルーナ絵本展の感想

1時間程度の滞在だったんですが、最近なんだかくすんでいた心が明るさを取り戻しました。
優しい目線で作られたシンプルな作品が本当に心地よくて、行って良かったです。

開催期間2週目の平日に行ったからか、お客さんがかなり少なくてゆっくり見られたのもラッキーでした。展示会は混むとどうしても心が荒みますからね…。

全体的な感想

大丸ミュージアムということで、(場所が美術館ほど広くないので)規模的にはそれほど大きくない展覧会です。
普通に見て回るなら40分くらいかな。早い人なら20分くらいで見終わるかと思います。

展示の構成が分かりやすくて、キャラクターごとの展示・モチーフごとの展示・色についてのオブジェ・童話に関する絵本の展示・キービジュアルのキャラクター「ぼりす」が生まれるまでについて、ブルーナさんがお気に入りの絵について、といった内容。
各テーマについて数枚ずつ原画が展示される構成なので、枚数は大規模展ほどではないですが「いろんな原画が見れたなあ」という満足度は高かったです。

「ぼりす」のスケッチに躍動感を感じる

キービジュアルのクマのキャラクター「ぼりす」については、完成品のイラストだけでなくスケッチの展示もありました。
このスケッチがとってもよかったんです~~。

私はブルーナさん関連の展示会にはよく行くのですが、実は「昔から絵本に親しんでいた」とかそういう経験はなくて…。
なので、このキービジュアルを見たときは「ミッフィーの方が良かったけど、せっかくだし行ってみるか」程度のモチベーションで見に行ったんです。

でも、ブルーナさんの制作の背景やキャラクターの姿をいろいろ模索するスケッチを順番に見ていたら、急に躍動感を感じるようになりまして。
キャラクターは生き生きと動いていて、その一番いいと思った部分をブルーナさんが描いている!と思えたんです。
こういう新たな視点を見つけられるのが、展覧会に行く楽しみですよね~。

ブルーナさんの制作動画はぜひ見てほしい

会場内には、ブルーナさんのアトリエでの制作の様子が見られる短い(3分くらい?)の動画が流れているのですが、これをぜひ見てほしいです。
ブルーナさんのイラストの線1本1本が、いかに丁寧に描かれているかがとてもよくわかるんです。

これと似たような動画を以前ミッフィー関連の展覧会で見まして(もしかしたら同じ動画がかもしれない)、その時に衝撃を受けたんですよね。こんなに優しくゆっくりと描かれている線なのか!と。
絵の描かない人間の目から見た感想なので、もしかしたらプロの目からしたら「こんなに早く、こんなにきれいな線が描けるの!?」と逆に驚く感じかもしれませんが…。

展覧会の動画ってスペースがないとつい飛ばしちゃったりしますが、この動画は本当に短いので回転も早いですし、ぜひいろんな人に見てもらいたいな。

グッズはもちろんかわいい!

キャラもの展覧会の楽しみはグッズ!
グッズ売り場はそれほど広くないのですが、一般的なオリジナルグッズをきっちり押さえた種類豊富なラインナップでした。

東京展にはなかったロルバーンのノートも仲間入りし(東京展のグッズ紹介を見たときに、普通のリングノートはあるのになんでロルバーンがないんだろう?と不思議に思ってたんです)、この後2会場での開催が予定されていて在庫がたっぷりあるのか今回行ったときには全種類そろっていました。

シールとかも可愛かったのですが際限がないので(ミッフィー60周年のシールもまだもったいなくて使えていない)、とても気に入ったイラストのグッズを買うと決めて、キービジュアルと天使のノートを購入。
それから、以前から欲しかったロルバーンブックマークのグッズがあったので、それも1種だけ購入しました。
このブックマークってロルバーンを使っている人には欲しくなるものですが、一般的にはあまり需要がないのでは?と思うので(ロルバーンを知らないと、ぱっと見何に使うかわからないですよね)、グッズになってるのに驚きました。

ブルーナ絵本展 基本情報

会期:2024年3月13日~25日
会場:大丸ミュージアム京都

巡回地に東京松屋銀座(2023年8月15日~30日に実施済み)・福岡三越・大丸ミュージアム梅田、他も予定中のようです。

イベントレポート
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