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丹波焼陶器まつり2023へ行ってきました

前回の記事に引き続き陶器祭りに行ってきた記事です。
今回は丹波焼陶器まつり(2023年10月5日~22日開催)。
京都からは車があれば近いのですが、電車とバスだとなかなか時間がかかる近くて遠い場所です。

↓丹波焼陶器まつりのページ

第46回 丹波焼 陶器まつり-秋の郷めぐり-|2023年10月5日-23日開催
丹波焼窯元めぐり市や、土曜うつわ市・土曜マルシェ、チャリティーオークション(10/8・日)などイベント目白押し!

こちらの陶器まつりは期間が長く、土日はマーケットイベント・平日は特典イベントという特徴があります。

本当は丹波焼の陶器まつりは初めてなので土日に行きたかったのですが、今回は日程の都合で平日訪問。
マーケット的なのがないと面白くないかな~と思ってたのですが、そんなことは全くなく、むしろ平日ならではのゆっくりとした雰囲気でたっぷり色々な焼き物を見ることが出来ました。

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丹波焼陶器まつり2023の旅程

丹波焼陶器まつりの会場は、立杭陶(すえ)の郷と周辺の窯元さん。
ここは公共交通機関としてバスがあるのですが本数がとても少ないため、事前の時間チェックは必須です(しかも、駅から会場までの道のりの中で車で行き違いができないほどの細い道があるため、多くの人が車で移動する土日だとかなり時間がかかるのでは…?という雰囲気)。

陶の郷で窯元さんを探す

一番早いバスに乗って、陶の郷開園の10時より少し前に到着。
陶の郷は普段火曜日が休園なのですが、今年は陶器まつり期間中に限り開園していました。
入場料を支払う際に平日限定の「窯元めぐり市限定クーポン」くじを引くことができ(先着順)、500円券をゲット!

こちらでまず訪れたのは「窯元横丁」。

これは、約50軒もの丹波焼の窯元の商品を置いてあるブースのような場所(屋内ですが路地っぽくしてあります)で、ここを見るだけでかなりの量がチェックできます。
ここでまず好みの窯元をチェック…と思ったのですが、想像よりもブースが多くアイテムも多岐に渡っていて目移りしてしまい時間がかかりそうだったので、ささっと一巡だけして次へ。

窯元横丁の建物からいったん出て階段を上り、別の建物内で行われていた「おひるのうつわ展」へ移動します。

各窯元が「おひるのうつわ」をテーマに作品展示をしている企画で、抽選でお皿が当たるということでほいほいとやってきたわけですが、私としてはこの展示の方が自分の好みの窯元を探すのに向いてました。

まず企画が私の「おいしいご飯を盛りつけたい」という希望にぴったり!
各窯元でご飯のうつわ向きのアイテムに限定して置いてあるので、どんな料理を盛りつけようかなと考えながら見ることが出来ました。

その後施設内の古丹波の展示を見ながらランチの時間まで時間を潰し、11時前にお隣(とはいえ歩くと結構遠い)兵庫陶芸美術館へ移動。

兵庫陶芸美術館内レストラン「虚空蔵」でランチ

元々丹波焼に興味を持ったのはここのレストランを知ったことがきっかけだったので、ランチは絶対にここ!と決めていました。目の前に山が見えるというテラスがとっても楽しみだったんです。
ただ残念ながらテラスはランチでは使えないということで、店内で食事となりました。でも大きなガラス窓なので、店内からでも景色は十分楽しめます。

お食事はもちろん、丹波焼のお皿で提供されます!
陶器の街の楽しみはなんといってもこれ。

今回頼んだのは、パスタに前菜とデザートがついたセット。
お料理に使われている野菜は、自家農園の無農薬野菜とのことです。

少し平たい生パスタはもちもちと食べ応えがあり、クリームソースはおいしくて大満足!

このパスタ皿がぽってりしていて、手に持ったときの感じがとても好みでした。
中が可愛いピンク色なので、食べ終わった後も華やいで見えます。食べ終わりの食卓ってなんとなく寂しくなりますが、この色のおかげで明るい雰囲気のままなんですよね。
食器を使ってこういう演出もできるんだなーと勉強になりました。

デザートも前菜もいろんなものが少しずつ食べられるタイプ。
どれもおいしく食べやすい味です。これだけいろんな種類があるのに、量も多すぎずちょうど良い感じ。

陶芸まつりがメインではありますが、このランチを食べただけでかなり満足感がありました(笑)。ぜひまた食べに来たいな~。

金継ぎして使われていたカップ。
金継ぎしたものってこれまであまり見る機会がなかったのですが、良い雰囲気になりますねえ。

窯元めぐりでスタンプラリー

お腹もいっぱいになったので、お昼からは窯元めぐりに向かいます。
山に囲まれた場所なので、歩いているだけで楽しくてリフレッシュできますよ~~!

陶器まつりイベントの「窯元スタンプラリー」を埋めつつ(買わないとスタンプできないのかな?と思っていたのですが、スタンプだけでもどうぞ~と言ってくださるお店も多かったです)、歩いて行きやすい範囲の窯元さんをめぐります。

体力的に往復するのは無理だなと思ったので、北から南に一方向に抜けながら、気になったものは逃さずでも予算はオーバーしすぎず…と真剣に回ります。
足早に回ったつもりだったのですが、2kmほどの距離を抜けるのに2時間を超えてしまいました。
バスの時間が無かったらもっとゆっくりできたのにな~と思いますが、それはそれでキリがなさそう…。

陶芸美術館の展覧会へ

窯元をめぐり終えてスタンプラリーの抽選を行ったところ、陶芸美術館の招待券が当たり!
このとき行っていた展示は「日本工芸会陶芸部会50周年記念展」で、実は覗いてみるか迷ってたのですが、見てもよくわからないかもなあ…と思ってスキップしていたんです。
でも招待券が当たったなら良い機会だしと思って行くことに。

この展示がとーーーっても良かったんです!
私は陶器については普段使ってる食器とちょっとした茶器くらいしか見たことがなかったのですが、「これが陶芸!?」と思うような作品がたくさんあって驚いてばかりでした。

例えばこういうキラキラした作品なんかもあります。
技法についての説明も簡単ながら素人にもわかりやすく、「美術品としての陶芸」の世界のイメージがガラッと変わりました。いやー楽しい。

今回展示されていた作品は大きな陶器ばかりで、どの作品も一抱えはあります。
自分の持っている「陶器」のイメージとは全然サイズ感が違うものがたくさん展示されているのって、それだけでなんだか楽しいんですよね。
「世の中にはこういう大きさの陶器が当たり前の人もいるんだなあ」と違う世界を垣間見ることが出来て、とても良い経験が出来ました。

大満足で帰りのバスに乗り、駅前で丹波の黒豆を買って帰途につきました。

丹波焼陶器まつり2023の感想

徒歩でも回りやすかった

窯元めぐりというと、結構それぞれが離れていて歩いてばっかりになる…というイメージがあったのですが、丹波焼の窯元はこんな感じにぎゅっと集まっている場所が多くて歩きでも全く問題なく楽しめました。

大体2kmの範囲に50軒ほどが集まっているようです。
結構坂の上にある窯元さんも多く、翌日はいつもとは違うところが筋肉痛になりました…。

陶の郷の入り口に置かれていた窯元マップが分かりやすかったので、最初にこれをゲットするのがおすすめです(陶器まつりのサイトにもありましたが、手元で確認できるのはやっぱり便利)。

どこの窯元さんも入りやすい

窯元さんに直接訪れる、というのはハードルが高いイメージがあったのですが、実際にはどの窯元さんもとても気楽に回ることが出来ました。
お店に入ったからといってしつこい接客をされたり、逆に何も買わなかったからといって嫌な顔をされたりというのが一切なかったんです。
数十軒回ったのに、どこも気持ちよく見せていただけて嬉しかったです。ふらっときて見るだけのお客さんに慣れてらっしゃるんでしょうね。

そしてどの窯元さんも展示が美しい!
ギャラリーみたいに展示されているところがほとんどで、展示を見るだけでも楽しいし勉強になります。
おしゃれな町屋カフェみたいにされているところも多く、「こうやって使いたいな」と具体的なイメージが浮かびやすかったです。

今回は平日だったのでお店の人と1対1になっちゃうことが多いかなと思ってたのですが、むしろ先客がいるお店ばかりでした。
SNSではあまりレポートとか見当たらなかったのですが、お客さんの層が違うんでしょうねえ。

水分だけは確保が必要

窯元めぐりで今回やらかしたのは、お水を持って行かなかったこと。
コンビニで買えばいいかなと思っていたら、窯元めぐりのエリアにはなくて(リサーチ不足…)、途中の自販機がなければ結構きつかったと思います。

徒歩範囲だと平日空いているカフェもほぼないようなので、1本手持ちで持っていくことをお勧めします。

それから、10月とはいえ日差しが強く、またさえぎるものも少ないので帽子が日傘もあった方が良いと思います(平日だと日傘は使っても問題なさそうなくらいの人通りでした)。

購入品の紹介

ということで、今回の購入品を簡単に紹介(といいつつ、どこの窯元で買ったか忘れそうなので記録を兼ねています)。
なお商品名は特に書かれていない物ばかりなので、私が適当に大きさを見て書いてます。

中鉢(市野英一窯)

陶の郷の「おひるのうつわ展」で一番気になった窯元がこちら。ちょうど北の端にあるということで、ここを起点に窯元めぐりをはじめました。

銀色のような照りのある黒の器で、野菜・肉・魚・果物なんでも引き立たせる色だ!と感じて、こちらの黒の器をぜひ買いたいと思ったんです。
「おひるのうつわ展」で展示されていたのはフラットなお皿だったのですが、少し深さがあった方が便利かなーとかなり迷って中鉢にしました。

持ってみると結構重くて、シャープな印象。
普段づかいには重すぎる気もしたのですが、1枚くらいこういうどっしりしたお皿を持っていても幅が広がるかなと思い買ってみました。

中皿(信水窯)

完全にこの青色が面白くて買ってしまったお皿です。
基本的に「こういうものに使いたい」と具体的なイメージが浮かばないお皿は買わないようにしているのですが、これだけはどうしても青色とお皿の質感が気に入ってしまって…。

大きさは取り皿などによく使う15.5cm。
重さもちょうどよく、持った時のやわらかさも心地よいのですが、この色に合う食材って何だろうなあというのがいまだに思いつきません。
適当に色々使ってみて、しっくり来てくれるといいなあと思ってます。

中皿(陶勝窯)

少し大きめの21cmほどの中皿です。横長なので使いやすい形。
この温かみのある楕円と、金の縁取りにぐっときてしまいました。

取り皿としてもいいですよ、とお店の方に言われました。
確かにかなり薄めに作ってあって軽いので、使いやすそう。

購入の決め手は、小さめのケーキとアイス、クッキーにミントを飾ったりしたものでデザートプレートを作りたいな!と思ったから。
普段は絶対にそんなことはしないんですけど、そういう気持ちにさせてくれるお皿は人生を楽しくしてくれますね。

ぐいのみ(まるせ窯)

正しい表記はひらがなの「せ」を〇で囲った文字です(丹波焼の窯元さんには〇の中に文字を入れているところがちらほらあります)。
こちらのお店は、この美しい縞模様の商品ばかり置かれていてとても印象的でした。

前々から冷酒に合うぐい飲みがほしいなーと思っていたのですが、器の薄さと涼やかな質感に即決。

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