これまで訪問したヨーロッパの街の感想。今回はイギリスです。
イギリス観光の全体的な印象
英語について
イギリス英語ということで若干コミュニケーションが難しいときもありますが、観光する分にはそれほど問題ない印象でした。
ただし、私は「訛りが強い」と言われる北部には行ったことがありませんし、北部出身の人と話したときはお手上げという感じだったので、イギリス北部に行く場合は心したほうが良いかもしれません。
ヨーロッパの他の国とは違って看板がすべて英語表記となるので、英語しか話せない私としてはその恩恵がとても大きかったです。
想像よりもかなり負担が軽くなるので、「他の言語に比べればまだ英語はわかるもんなんだなあ」という妙な自信がつきました。
出入国が厳しい
イギリスの入国・出国はヨーロッパ内で乗り継ぎしてもイギリスでの手続きになりますが、入国審査が意外に厳しく、滞在目的や日数だけでなく滞在するホテルの場所や仕事先の担当者の名前まで聞かれました。
イギリスの入国の厳しさは結構有名らしいですが、私は全く知らずスキポール空港のゆるーい審査しか経験していなかったのでかなり面喰らいました。
観光に使う英語を問題なく話せるくらいなら大丈夫かと思いますが、英語をほとんど話せなかったり初海外だったりする場合は少し対策をしておいたほうが安心かと思います。
ご飯は意外とおいしいと思う
イギリスといえばご飯がまずい、とよく言われますが、個人的には「ちゃんとお店を選べば」特に問題ない…というかおいしいご飯を食べられると思いました。
これについては以前にも記事を書いています。
関連記事:イギリスで食べたおいしいご飯と選び方のコツ
イギリスの街の感想
ロンドン
実はあまりきちんと滞在したことがないのですが、見どころもおいしいお店もたくさんあるので、さすがイギリスの首都という感じですね。
石造りの建物が大きいので地図で見た時と実際に歩いた時のギャップが結構あり、歩いて回るにはかなりしんどい街でした。公共交通機関をうまく使う必要があります。
有名どころですが、大英博物館はやはり一見の価値あり。
特にエジプト関係のものはエジプトに行くよりそろっているのでぜひと言われました。
…が、ノープランで突撃すると目的の部屋にたどり着くのが難しいので、事前に調べて行くのをお勧めします(私は完全に迷子になりました)。
チェスター
チェスターの街はこじんまりとしていて、一人旅で訪れるのにはちょうどよい広さ。
街中に立ち並ぶ黒い木枠がかわいらしい建物は、長屋のような?アーケードのような?構造になっていて、店から店へと歩いて回れます。
街の中心部を離れれば、古くからの城壁に緑の丘ときれいな川の向こうに見える石造りの建物といった「イギリスっぽい」風景がみられる場所です。
チェスター大聖堂も見ごたえがあります。
街の広さ的にも、見て回れる楽しさ的にも、一人旅にかなり向いている街です。
ちなみにリヴァプールから40分ほどローカル線に乗るのですが、このローカル線の景色が非常に良くて、可能ならば途中で降りて散策してみたいと思う場所がたくさんありました。
マンチェスター
リヴァプールに行く際に、マンチェスター空港を利用したため滞在。
本当は少し観光する予定だったんですが、サッカー推しで魅力を感じなかったのと、空港からホテルに行く際に利用した市内を1周するバスから見た感じなんとなく治安の悪い場所が目についたので、出歩くのをやめたという経緯があります。
ただ行きと帰りのホテルどちらもホテルのスタッフの方は気の良い方で楽しく滞在できたので、ちゃんと場所を選べば楽しめたかなあと惜しくも思います。
ヨーク
「イギリスの地方都市」と言われて想像するような、のどかな街です。
横断歩道を渡るアヒル?を車が待つ光景をよく見かけました。
イングランドの中でも治安がかなり良い街らしく、街が美しいのも印象的。
歴史のある街なので、歩いて回れるくらいの大きさの割に見どころもあります。
特にヨーク大聖堂のステンドグラスは大変美しく、聖書の各場面を描いたものもあり(ノアの箱舟など。説明用のタッチパネルがありました)、キリスト教をよく知らなくても楽しめるところもよかったです。
アフタヌーンティーで有名なBettys Cafe Tea Roomsがあります。
味もおいしいですし雰囲気も良いので、紅茶好きの方はぜひ。
リヴァプール
出張で出かけたのですが、私好みの観光場所がなかったので微妙に感じた街でした。
かなりビートルズ推しなんですけど、私自身があんまり音楽自体に興味がないので…。
ただビートルズ推しの街のためか、モダンな教会が多く(教会内に電光掲示板のようなものがあるとか)、そういう意味では面白い街でした。
近代美術が好きな人いわく「テート・リヴァプールが最高!」。
湖水地方
ピーターラビット好きとして一度訪れてみたかった湖水地方。
日帰りでピーターラビット関係の建物とワーズワースの庭園を回りました。
ワーズワースの庭園内のカフェ(関係者の家族が経営しているアットホームな感じ)のブラウニーが、侮れないおいしさだったのでぜひ。
わかりやすく「すごい!」というよりは、何日か滞在して「癒されるなぁ…」という楽しみ方が向いている場所という印象でした。
建物はすべて撮影不可だったので、写真が好きな人だとちょっと物足りないかもしれません。
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