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これまで旅したイタリアの街の感想

これまで訪問したヨーロッパの街の感想。イタリア編です。

一覧記事:これまで旅したヨーロッパの街の感想

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イタリア観光の全体的な印象

食べ物がおいしい

期待通りというか噂通りというか、基本的に食べ物は何を食べてもおいしいです。

特に感動したのはナポリピッツァ
イタリアのピザの中でも生地がおいしいというのが大前提のピザということで、上に載っている具は非常に簡素。その分生地が本当においしい!
それからモッツァレラチーズ。日本のスーパーで買うパックのものとは、みずみずしさも柔らかさも全然違いました。
初めてカプレーゼのモッツァレラチーズの存在意義を理解しましたよ。

お買い物が楽しい

私は基本的に旅行先であまり買い物をしないのですが、イタリアに関しては別でした。
とにかく「いいな」と思える服や小物が、街を歩いているとポンポン見つかるんです。

工房を兼ねているお店があちこちにあって、店頭に並んでるワンピースが全部違う柄とか珍しくありません。
また、日本とは違ってかなり細かく型のバリエーションを作っているので、体にきれいに沿う服が多いです。
革製品は日本のものより質も良くて安いんですよね(日本は関税の関係で皮革製品がどうしても高くなるそうです)。
イタリアといえばブランドが有名ですが、こういう小さな工房を覗いてみるのもとても楽しいですよ!

さらにイタリアの買い物の仕方は日本と違って、店員さんと相談しながら買い物をするというのが一般的なんだそうです。
だからこちらから「そこにあるバッグより少しフォーマルな、できれば仕事でも使えそうなのある?」というと見立てて持ってきてもらえますし、迷ったときには「どっちがいいと思う?」と聞くといろんなパターンでアドバイスがもらえます(仕事で使うならこっちのバッグだけどちょっとデザインがつまらないから、プライベートでも使いたいならあっちのほうがいいわよ!みたいな)。
その見立てが上手なんですよ!さすがプロ。

ということで、普段旅行で買い物をしない人も、イタリアに行く時だけはちょっと買い物予算を作ることをおすすめします。
また、小さな工房では現金が歓迎されたので現金も多めに持っていくといいかもしれません。現金払いだと結構割引してくれます。

※ちなみに私が買い物をしたのはローマとフィレンツェのみ。他の街だとまた事情が変わるかもしれません。

イタリアの街の感想

ローマ

どこの国も首都は大体思った通りのものが思った通りにそろっているので、逆に特筆することがないんですよね…。

ローマ時代の遺物がたくさん見られます。よくもまあこんなに保存状態良く残っているものだなあと驚きます。
ただ、私があまりその時代に心ひかれないのでそこまで感動がないという…。
古代ローマに興味がある方なら一生住み続けられるくらい魅力的な街だと思います。

ヴェネツィア

水の都ヴェネツィア…なのですが、清流に慣れている日本人からすると、この濁った水色はちょっと抵抗感があるかもしれません。
私は水のきれいさに割とこだわるので、ヴェネツィアに入った瞬間は「うーん…」とあまりポジティブな気持ちになれませんでした。

ただ真夏に行ったのに匂いは臭いということもなかったので、水の色にさえ目をつぶれば、海上にぽつぽつと点在する街(しかも水面ぎりぎりのところから建物を建てている!)という風景は日本では見られない異国感を満喫できます。
また、本島の大聖堂の美しく彩られた装飾も印象的でした。

カーニバル用の仮面がいろんなところで売られているのですが、思っていたよりもずっと装飾が細かく凝っており様々な種類があるので、お店を見て回るだけでも楽しかったです。

シエナ

正直に言うと日本ではあまり知名度も高くない街だと思います。
しかしイタリアの中では大変有名で歴史ある街らしく、ガイドさんが非常にこの街に誇りを持っているのが印象的でした。

街中は中世そのままの石畳や石造りの建物が残っており、歩いて回るだけで非常に楽しい街です。
ただまあ中世の街並みというならばフィレンツェでも見れてしまうので、どうしても観光としては印象が弱くなってしまうかな…。

個人的にはボーダー模様の大聖堂はとても面白いですし、大聖堂内も美しく、小部屋に保存されている素晴らしい多くの書物が間近で見られるので、旅程の余裕があればぜひ行ってほしい街です。
写真が好きならどこもいい感じに撮れるので特におすすめ。

ナポリ

ほとんど滞在せずに抜けてしまったので、「海が美しい!ナポリピッツァはおいしい!」という印象しかありません。

ナポリといえばセットになるポンペイ。
私は小学生の頃に行ってショックを受けて、大人になった今でも絶対に行きたくない場所になってしまっているので、小さなお子様連れにはあまりお勧めしません…。
この場所でたくさんの人が死んだという痕跡を延々と見ていくのは、子ども心にはつらかったです。

ピサの斜塔

フィレンツェから電車で1時間ほどで行けるピサの斜塔。
斜塔が有名ですがもともとこれは大聖堂の鐘楼なので、敷地内には大きな大聖堂があります。
上に登れるのですが見た目よりも傾いて感じるのと結構高いので、高いところが苦手な人はちょっと覚悟が必要です(私は苦手なのでかなりおっかなびっくり登りました)。

↑ピサの斜塔を登ったところから見える風景。世界遺産でもないのにヨーロッパらしい町並みが見え、イタリアの底力を感じます。

フィレンツェ

イタリアで行って良かったNo.1です。
美術館には「あの絵教科書で見たことある!」と思える有名絵画が所狭しと並べられていて、そもそも美術館や街そのものがもう素晴らしい
小さな工房がたくさんあるので、「面白いもの」を見つけるのが楽しい。

幼少の頃からこういうところで育ったら芸術的感性も変わるよなーというのをひしひしと感じる街でした。

一つだけ後悔しているのが、街中の絵描きさんから絵を買いたかったんですけど、そういう経験がないので「本当に買っていいのかな?」とためらってしまって買いそこねたこと。
違法コピーの絵もあるそうですが、キャンバスを置いて実際に書いている方は本物の絵描きさんなので(あちらこちらに居てかなり個性もあります!)、気に入った絵があったら思い切って購入したらきっといい旅の思い出になると思います。

ミラノ

ファッションの街ミラノ。首都ローマよりさらに洗練されているような印象でした。
ただ個人的に小さな工房で作られたような「作り手のこだわりが見えるちょっと面白いもの」が好きなので、そういう物を求めるにはちょっときらびやか過ぎる街かなーという感じでした。

旅の最後に立ち寄ったためあまり歩き回る体力も残っておらず簡単な感想しか思いつかないのですが、その中でも一押しでお勧めしたいのがポルディ・ペッツォーリ美術館
小さな邸宅美術館なのですが、昔の貴族のコレクションを集めてあり往年の様子をうかがえうことができます。
イタリア国内では人気の美術館だそうですよ。

特にボッティチェリの「書物の聖母」は、小さいながらも大変美しい絵画なので、これだけのためにこの美術館に来ても後悔しないと思います(なお2016年のボッティチェリ展では、メインの絵画として扱われていました)。

一般的なツアーではコースに入っていないため、基本的にはかなりすいていてゆっくり見られます。
そして何よりうれしいのが日本語のオーディオガイドがあること!

ミラノ市内にありアクセスも良好なので、ミラノで半日観光できるけど…などというときにはぜひ覗いてみてください。

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