2020年の手帳として、初めてCITTA手帳を使って約半年。
来年の手帳は別の手帳のものにしようと決めたので、なぜCITTA手帳をやめるのかということと、CITTA手帳を使っていて良かったのでぜひ次の手帳でも引き継ぎたいところをまとめました。
そもそもCITTA手帳をどういう理由で使い始めたかは↑の記事にまとめてます。
CITTA手帳の合わなかった点
1日の記入欄が狭い
手帳変更の決定打。
CITTAの1時間枠は横2.5cm×縦0.7cmで、私の文字では記入欄が狭いのです(たぶん比較的小さな文字なら問題ない)。
この枠に私が文字を書くと漢字6~7文字くらいしか入らないので、「○○さんに××を確認」のように、相手+用件+タスクの組み合わせは1行に入り切りません。
タスクを書き込むときに、実際に必要な時間より多いスペースが必要になることが多く、せっかくのバーチカルの利点が生かせませんでした。
また1行に書ききれないと、なんとなく見た目がすっきりせず、パッと見たときにタスクを確認しづらいという点もありました。
せめて8文字、できれば10文字くらい書き込める方が自由度が高いのですが、CITTA手帳はメモ欄を多くとっており(これは後にも書きますがとても良い点だと思います)、1ページが5日分になるのは仕方ありません。
ただ私の場合、土日は基本的に仕事もなく外出の用事もあまり入れないので、平日と同じくらいの枠がなくても問題ありません。むしろ土日を圧縮して、平日を広くした方がよほど使いやすいんですよね。
マンスリーが狭い
CITTA手帳の売りの一つが見開き2か月のマンスリーなのですが、1日のサイズが縦2.5cm×横1.9cmという縦長なので、大抵の用事がどうしても2行にわたってしまい、ぱっと見たときに予定の数が把握しにくくなるところが気になりました。
私にとってのマンスリーの役割の1つは、一目でその月のなんとなくの流れを把握することなので、1日の欄が小さいことで逆に使いにくくなってしまったのです。
個人的には見開き2か月の利点は感じなかったので(めくらないといけない月があるし、6週マンスリーなので月末月初の予定は前後の月にも書けます)、見開き1ヶ月の方が使いやすいなと感じました。
ガントチャートの位置が合わなかった
CITTA手帳の特徴の一つでもある、豊富なカレンダー。
具体的には定番のマンスリー・ウィークリー(バーチカル)に加えて、年間カレンダーとガントチャートがついています。
購入した当初から使い切れるかなーと不安ではあったのですが、意外と使えたんです。いろんな出来事が重なった時に、Aの今週の目標はこれ!Bは来週までにこれだから今週中にここまで!とか決めるのに重宝しました。
ただこの使い方をするときは、マンスリーの予定を見ながら組み立てたいんですよね。
でも、CITTA手帳のガントチャートは最初の方にまとまってるのでいちいちマンスリーをペラペラしながら書かないといけなくて、すーっごく面倒だったんです。書きもらしも出そうだし。
それから、ガントチャートだけ前に集まっていて見開き2か月分という構造上、月をまたぐと上から下もしくは下から上に移動しないといけなくて、これがなんとなく書きづらかった。
せっかく一続きで計画を立てられるのに、視線を動かすとぶつ切りにされる感じがしたんです。これはもう感覚的な好みですね。
上にも書きましたが、2か月見開きマンスリーが合わなかったので「1ヶ月見開きにして下にガントチャートがあれば、マンスリーを見ながら書けるし続けて見られて使いやすいのになー」と、途中からずっと思ってました。
CITTA手帳ワールドが合わない
たぶんCITTA手帳を使うときにためらう大きなポイントの1つだと思うのですが、著者が前に出てくる感じがなんとなく合わない。
著者のあいさつとプロフィールが手帳に載っているのと、ちょっと検索するとCITTA手帳のインストラクター制度や講座が見つかるのが、なんかこう…言葉にするのは難しいんですがとりあえず私の好みじゃなくて…。
手帳はそっと寄り添ってほしいんです。そして好きに使いたい。
手帳を開くときに著者のあいさつとかちらっと見えるたびに微妙な気持ちになるので、CITTA手帳はやめた方がいいなという結論になりました。
CITTA手帳の良かった点
ウィークリーのメモ欄が右にたっぷりある
そもそもCITTA手帳を使おうと思い始めたきっかけなんですが、ウィークリーのメモ欄が右にあるのは想像以上に使いやすかった!!
↑ウィークリーのメモ欄は右に欲しい理由はこちらの記事の最初の方にまとめていますが、簡単にまとめると、左にあると手帳を開くたびに目に入って思考や感情が引きずられるのでそれを避けたいからです。
世の中なんでメモ欄が左にあるのが主流なんだろう?と思うくらい、手帳を見たときに、見るべき予定に集中しやすくなりました。
あと、ウィークリーのメモ欄がページの半分とたっぷりあるのも想像以上に便利でした。
今までバーチカル部分に時々書いていた「雑誌やSNSで見かけてちょっと気になったことや思いついたをメモする欄」を作ったのですが、これが後々話のきっかけになったり、新しい挑戦をしたり、見返したときに楽しかったりで、個人的にはかなりのヒット。
これは絶対に次の手帳で引き継ぎたいので、ウィークリー部分のメモ欄がたっぷりあることがマストだと思ってます。
路線図などがなくてメモが多い
巻末メモページが多いので、気兼ねなくいろんなリストを作れます。
行きたい・買いたい・読みたい系の「○○したい」リストや、年休リスト、次の手帳に欲しい機能リストなんかも書いてます。
個人的には手帳には路線図とかの巻末資料がないと!と思ってたんですが、スマホがこれだけ普及するとなんでもすぐ手元で調べられるし、欲しいなら印刷して貼っておけばいいだけなので、巻末資料は全部取っ払ってメモページにした方が自由度が高いですよね。
ワクワクリストは意外と良い
CITTA手帳の売りでもあるワクワクリスト。1月ごとに見開き分の「ワクワクリスト」を書く欄がついてます。
これ、最初は全然書き込めなくて「私には必要ないんじゃ?」と思ったりしてたんですが、何回か書くうちに「書きだせない現状に気づく」のが今は大事かも、と思い直しました。
自分が本当はどうしたいのか?何がやりたいのか?ということが分からないのって、なんのために生きてるのか分かってないわけで(決していろんなことを「こなしていく」ためではないはず)、ちょっとこれは良くないぞ、と。
ワクワクリストに書いたことを達成できるかどうかは別にして、ちょっと足を止めて自分のことを考えてみるのに、このワクワクリストというのはちょうどいいシステムだと思います。
ただ、位置がウィークリーの途中に挟み込まれていて、これはどうなんだろう?というのは気になるところ。
あまり利点も感じなかったので、次の手帳では巻末メモページなどに12か月分並べて書くと思います。
時間軸があっていた
愛用者の多い24時間バーチカルですが、CITTA手帳の1日の区切りは5時。
5時から始まって、4時で終わるという珍しい時間軸でした。
これが私にはかなり合ってました。
というのも、基本的に夜に寝て朝に起きるという生活なので、上と下に適度に空きが出て、メモ欄として使いやすかったんですよね。
0時はじまりだとどうしても上の方に空欄が多くなってしまうんですが、個人的には下にメモ欄がある方が1日のまとめ的なものが書きやすいんです。
朝の空欄には、その日の目標を書き出したり睡眠の様子をメモしたり。
夜の空欄は、起床時間・就寝時間とその日の献立を書き留めておくのにちょうどいい広さでした。
私には合わない点がありましたが、CITTA手帳自体はいい手帳だと思います。
それから考案者の方の手帳術の本は読んでると不思議とやる気の出てくる内容なので、手帳のモチベーション迷子の方にはおすすめ(手帳術自体は割とポピュラーなものです)。
来年の手帳に向けて
CITTA手帳をやめるとは決めたものの、今すぐに変えたいわけではないので、来年の手帳が出そろうまではCITTAを使おうと思います。
現時点で手帳に求める機能としては、
・A5サイズ綴じ手帳(180度開く)
・1ページに4日分のバーチカル
・ウィークリーのメモ欄が右にたっぷりある
・巻末メモページが多い
という感じなんですが、意外とこれを満たす手帳が見当たらなくて、自作も視野に入れないといけないかな、と思ってます。
↓学生時代からずっと続けている連用日記のおすすめの選び方などまとめた記事
↓自作に向けて調べたノートをまとめた記事
コメント