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サイコロきっぷで雪残る山陰へ#1 出雲大社観光で大しめ縄を見逃す

初日は京都から出雲へ移動後、出雲大社の観光へ。

旅程を考えるとき東(米子)から西(出雲)に移動するか逆に移動するか悩みましたが、やくもでは電車酔い対策で寝るつもりだったので、寝過ごしても起こしてもらえるだろうということで終着駅の出雲市からのコースになりました。

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山陰旅1日目:出雲大社観光

京都から出雲大社までの所要時間は約6時間で、なかなかの長旅になります。
今回なにより怖かったのは、岡山~出雲市で乗車する特急「やくも」がとにかく揺れる電車として有名だということ。
山陰に行くと言っていたらいろんな人に「あれは酔うよ!」と言われたくらいです。

とにかく思いつく限りの対策(最後にまとめます)をして乗車したところ、指定席満席で酔いやすい環境でしたが元気に出雲大社にたどり着くことができました。よかったよかった。

JR出雲市駅からは一畑電車で出雲大社へ向かうつもりでしたが、やくもが雪の影響で少し遅れたためバスに変更。
(一畑電車に限らずJRもそうなのですが)山陰地方の普通列車は大体1時間に1~2本のようなので、頻繁に移動を入れようと思うと旅程を組むのがちょっと難しいですね。

12:30 出雲大社到着からのお昼ご飯

やくもの揺れによっては気持ち悪くてお昼ご飯食べられないかな~と思ったのですが、元気いっぱいで出雲大社前まで来れたので、まずはランチを食べることに。

出雲で食べたいのは、やっぱり出雲そば!

出雲大社の周りにはたくさんお店がありますが、評判を見るとどこに行っても満足できそうだったので、バス停からすぐに見つかった「田中屋」に決めました。

寒い日なので温かいお蕎麦の方がいいかなと思いつつ、いろんな味を食べるという楽しさに魅かれて三色割子そばを注文。本来は小さいお皿に重ねて出てくるのが出雲そばの特徴のようですが、3種類の具材が見やすいように広げて提供されます。
お店によって具材のバリエーションは色々あり、こちらは「おぼろ豆腐・温泉卵・とろろ」の3種類。

食べている途中でなんか辛いな?と気づいて、よく見てみるともみじおろしが入ってました。後から調べたところ、薬味にもみじおろしを入れるのは出雲そばの特徴とのこと。
ワサビよりすっきりしているし、そばつゆの味に負けないピリッとした辛味も良いアクセントになっていてとてもおいしかった!
私はワサビよりも好みかも。これはぜひ家で食べるときにも試してみたいな。

肝心の蕎麦の味なんですが、私はどうも麺類についてこだわりがなくて(伸びきったものでもおいしく食べられてしまう…)いまいちよくわからなくて。その分そばつゆの味は好き嫌いが出るのですが、甘めで優しくとても好みの味でした。

割子そばは冷たいお蕎麦なのかな? と思ったのですが、意外と冷たさは感じない程度で寒い日でもおいしく食べられるんですね。
頼めばそば湯もいただけるので、お腹をあたたかくしてから雪の残る出雲大社へ向かいます。

13:00 出雲大社見学

旅行前にかなりの雪が降ってやくもがちゃんと走るのかも怪しいという天気でしたが、嬉しいことに晴れ間のある中での観光となりました。

これはバスから降りてすぐの鳥居ですが、実は1つ目の鳥居はここからずっと南の方にあるそうです。

ということで振り返ると白い大きな鳥居が見えました。写真ではかなりみづらいのですが、実際に見るともっとちゃんと見えるんですよ!
遠くまで伸びるまっすぐな道に白い鳥居が良く映えていて、出雲大社に来てよかったな~と思えるくらいすがすがしい光景です。

そのまま松の参道を抜けて(滝の音と勘違いするくらい葉擦れの音がすごかった!)、出雲大社の中へ。

数日前に大雪だった名残で、神社の方が何人も雪かきをしてました。

事前にあまりガイドブックなどを読んでこなかったので、とりあえず気の向くままに見て回ります。

お、これが有名な出雲大社のしめ縄だな!と思って撮った写真。
思ったより小さいんだなーとは感じたのですが、それも当然、これは違う場所でした。
仁和寺にある法師を笑える立場ではなかった…。

御本殿のある区域には入れないので、その周りをお参りしたり解説を読んだりしながらぐるっと回ります。

有名なスサノオノミコトをお祀りしているお社。
ちょうどお参りしたときに、お天気のままなのに雪が降ってきてものすごい風が吹いてきたので、慌てて少し雪をしのがせていただきました(写真もちょっとだけ雪が降っているのが映ってます)。

いろんなところにウサギの石像があってかわいいです。
因幡の白兎由来なんですね。

出雲大社を一回りしたあたりで少し天気が怪しくなってきたので、参道のお店に立ち寄りながら一畑電車の駅へ。
本当は稲佐の浜や出雲歴史博物館に行くつもりだったのですが、寒くてあまり外にいない方が良さそうだったので早々に宿へ向かうことにします。

山陰はいずれ再訪したいので、寒い季節の今回はあまり無理せず体力優先。

14:30 一畑電車 出雲大社前

かわいい駅舎と併設されたお土産物屋さんをのぞきながら電車を待ちます。

駅舎の中はレトロな雰囲気がとても良いのですが、人が多かったので天井付近だけ撮影。
カラフルなステンドグラスと珍しい形をしたライトがおしゃれで見飽きません。

一畑電車は、改札での案内や途中駅でのホームを移動しての乗り換え案内がとても丁寧でわかりやすく、楽しい電車旅になりました。

15:00 ツバメヤでちょっと一杯

本日の宿は玉造温泉で予約しているのですが、直前までキャンセルになるかもしれないということで夕食は付けずに予約していました。
ということで玉造温泉でご飯が食べられるかわからないので、出雲市でちょっとだけ夕飯を食べていきます。

お目当ては、JR出雲市駅から5分ほど歩いたサンロードなかまちにある「ツバメヤ」。

観光客向けながら一人でも入りやすい雰囲気で、一人用のメニューが用意されているという一人旅には嬉しいお店。開店直後におじゃまします。

お昼からそれほど時間もたっていないのでお腹が減っておらず、申し訳ないのですがおつまみは一人用メニューからお造り3種盛り合わせと親子だし巻きの2品だけ。
おすすめのにごり生原酒「雪雲(ゆきも)」と一緒にいただきます。平日昼から飲むお酒の美味しさよ…!

お刺身はもちろんおいしかったのですが、それ以上に驚いたのが刺身醤油。この辺りは甘い刺身醤油が一般的なんだそうです。
普通のお醤油も用意されていたのですが、当然甘い方でチャレンジ。結果大勝利!

お刺身の生臭さを消して、旨味を上乗せする感じですね。
ちょっとこってりした味になるので、あっさりと刺身を食べたい人とか素材の味重視の人には嫌がられるかもしれませんが、私みたいに甘党の食いしん坊は大好きな味ですよこれは。
あまりに好きな味だったので甘い刺身醤油を翌日お土産用に買いましたが、種類が多くて選ぶのが大変でした。結局持ち運びしやすそうという点で選ぶことに。

それからお酒も大変おいしかったです。とろりとしていて、甘さがあり、それでいて食事を邪魔しません。
飲みやすすぎてセーブしないとかなりハイペースで飲めてしまう良いお酒でした。

旅行計画時にはまったく気づいていなかったのですが、よく考えたら冬は新酒のシーズン。
普段飲めないお酒がある、冬の山陰に来れてよかった!

30分ほどでお会計をして、玉造温泉へ向かいます。

#2に続く。

サイコロきっぷで雪残る山陰へ#2 玉造温泉で日本酒と美肌の湯を楽しむ
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おみやげ

この記事の旅で購入したお土産。写真左から紹介してます。

美保岐玉ストラップ

出雲では勾玉を買いたい!(そしてトラベラーズノートのストラップにしたい)と思っていたのですが、出雲大社にあったので迷わず買いました。
写真だと小さくで分かりにくいですが、緑色の勾玉を挟むように白と赤の玉が配置されています。
出雲大社宮司が代替わりするときに天皇陛下に献上する「美帆技玉」にちなんだもののようで、長寿・健康・若返りの願いを込めているとのこと。

初穂料1500円なのでガラス製かなあと思って購入したのですが、公式サイト(PDFが開きます)を見るとちゃんと瑪瑙で作られているようですね。結構お得かも。

マスキングテープ

つい買ってしまうマスキングテープ…!
一畑電車出雲大社駅横にあるお土産物屋さんで購入しました。
出雲ならではのアイテムが並んでいてかわいいです。

いづも寒天工房の寒天

一畑電車出雲大社駅の目の前にあるお店です。
電車の時間までの暇つぶしに入ってみたところ、見た目にかわいらしく手土産に使えそうかなと思って少し買いました。
寒天菓子ということで好き嫌いは出やすいと思うのですが、試食が出してもらえるので味を確認しながら買えて安心です。

旅の小ネタ:準備~出雲大社観光

宿泊キャンセル保険は心の余裕

今年は10年に一度の大寒波が来たため、出雲市へいくための特急やくもの運休続きでした。
私が予約した日程も前日まで運転見合わせがあったりして、本当に行けるのかどうか当日まで不安な気持ちで待つことに。

本当はただでさえ不安定な冬の山陰なので元々宿の予約をするときに宿泊キャンセル保険をかけるつもりだったんですが、旅行開始日から9日以上前じゃないと加入できないということをすっかり見落としていて入れなかったんです…。
これさえかけていれば心の余裕があったのに(ケチなのでキャンセルになるとお金が~となってしまう・笑)、かけれなかったばかりに直前までドキドキすることになったので、天候が不安定な場所に行く場合はこれから絶対に早めに予約しようと思います。

2泊3日の荷造り

普段旅程を考えるときは、朝のうちにその日泊まる街まで移動して宿に荷物を預けるルートを考えるのですが、今回は観光したい場所と泊まりたい場所が別なのでどうしても荷物を持ち歩く必要がありました。
ということで、バックパックのコールマンウォーカー33を使用。

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ただ、最初に荷物をつめた段階では1/3も埋まってない状態だったので、もうワンサイズ小さいモデルでも問題ないと思います。
私の場合このサイズしか持っていないということもあるのですが、荷物をぽんぽん放り込みたいので余裕のあるサイズを選びました。

なお、たくさんお土産を買ったら結局ギチギチまで詰め込むことになりました…。

酔うと評判の「特急やくも」対策

岡山から出雲市の移動には特急やくもを使うのですが、知る人ぞ知る「めちゃくちゃ酔いやすい列車」です。
私はかなり酔いやすい体質なので、これがかなり怖かったんですよね。
なので、事前に色々情報収集して準備しました。

・列車の真ん中あたりの席を予約
・新大阪~岡山間の新幹線で少しだけご飯を食べておく(空腹・満腹にしない)
・涼しい恰好になれるような服装にしておく
・酔い止めを飲む
・やくも内では何も食べない
・可能な限り寝る

こんな感じで対策していったところ、無事行きも帰りも酔わずにすみました。
酔い止めのおかげか行きも帰りも2つ目の駅に到着する前までには眠れていたので、それもかなり大きかったと思います。

揺れはかなり独特で、船の揺れっぽいのかな。
まっすぐ走っているようでもなんとなくすすーっと左右に揺れているような時もあったので、酔いやすい人は油断しない方がいいと思います。

出雲大社の大しめ縄

出雲大社には大きなしめ縄がある…というのは知識として知っていたのですが、それがどこか調べていなかったので今回は見逃してしまいました。
記事内で私が勘違いしているのは「拝殿」で、大しめ縄があるのは「神楽殿」。
神楽殿は境内っぽいところから道路1つ挟んだところにあるので、あらかじめ調べておかないと気づけないので気を付けてください。

ちなみにGoogleで「出雲大社 神楽殿」と検索すると、かなり上の方に「行き忘れた」がサジェストされます。

相当数の人が行き損ねてるっぽいので、気づかなくても仕方がない!

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