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サイコロきっぷで雪残る山陰へ#4 皆生温泉と足立美術館

2日目に皆生温泉宿泊~3日目足立美術館観光をして京都へ帰ります。

皆生温泉は温泉として有名なところということもありますが、山を見るのが好きな私としては大山が見える温泉地というの点が魅力的で、迷わず宿泊地として決めました。

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大山と皆生温泉宿泊

15:00 米子駅着

本当は大山ビュースポットとして「米子城跡」に目を付けていたのですが、景色の良い場所に着くまで15分ほど歩かなければいけないみたいなんですよね。
大山がきれいに見えるにはちょっと天気が怪しいし、何より雪道だったらかなり辛いかと思い、直接皆生温泉へ向かうことに。

皆生温泉へ向かう途中のバスの中から、大山がとてもきれいに見ていて、テンションがあがりまくりでした。やっぱり山はいいなあ!

16:00 皆生温泉着

皆生温泉でお世話になるのは、「湯喜望 白扇」(のんびり記事を書いていたら2023年4月に民事再生法を申請されてました…。ただ経営は継続されるとのことです)
食事がおいしそうということと、地図を見たところ温泉街の一番東に位置しているので、大山が見やすそうかな?と期待しての予約です。

白扇に到着して、近くに大山が良く見える場所はありますか?と聞いたところ、なんと廊下からよく見えますよとのこと。
エレベーターを降りたら、本当に目の前に大山が見える絶景スポットでした。

雲がかかってるけど正面ちょっと右寄りに大山があります。

これでも十分きれいなのですが、やっぱりガラス越しではなく直接見てみたいなということで、散歩がてら東に10分ほど歩いて河口を目指します。

道中何やら猫が集まっていたので、ちょっと写真を撮らせてもらったり。
みんな寒そうな顔してますね!

日が落ちかけている時間帯なので、魅力的な色合いの写真が撮れて飽きずに歩くことが出来ました。

河口到着後、やっぱり雲が晴れてくれなくて一番きれいに撮れたのがこれ。

ちょうど雲がかかっているところに大山があるんですよね。あとちょっと雲が流れてくれたらなーという感じなのですが、時々隙間から様子は見えるものの全景が姿を現すことはありませんでした。
まあ元々晴れるかどうかすら怪しかった旅なので、バスの中からとは言え大山が見えたのだけで上出来。また今度来る楽しみが出来ました。

18:30 夕食

本当は食べに出ようと思ってたんですが、雪が残っていて足元が危ないかもと思い前日に急遽食事つきへのお願いしたところ、運よくお料理を用意していただくことが出来ました。

温泉宿らしい小さなお料理が並ぶ楽しいご飯。
量がかなり多くて、お昼を控えていたのにそれでも食べきれるかしら…と途中不安になるほどいっぱいでした(この写真に加えてまだ追加でお料理が出てきます)。ギリギリ食べきれましたよ!

じんわり温まる温泉へ

お腹がぱんっぱんになったので、食後少し横になって落ち着いてから温泉へ。

さらっとしたお湯で、お湯の温度は決して熱いというわけではないのに、なぜか入っている間になんだか体が内側からじわじわと温かくなる温泉でした。
身体の芯から熱が生まれてきているような不思議な感じ。冷え性の人にはとても良さそうですね。

実は入るときに脱衣所がちょっと寒く感じたのですが、あがるときには体がぽっかぽかで脱衣所の冷たさが逆に気持ちよくて。こんなに体感温度が変わる!?と驚きました。

7:30 朝食

朝食もこまごましたお料理がいっぱいで、目移りしちゃいます。

1つのお皿にこんなに色々載ってて、しかもどれもしっかりと作られていて大満足!
朝食もやっぱり量が多めで、お腹ぱんぱんになって宿を後にしました。

足立美術館見学と帰路へ

10:30 足立美術館

山陰旅行で絶対外せなかったのがこの足立美術館。ただ、微妙にアクセスが悪いためどうしても同じ日にうまく寄れる観光地を見つけることができませんでした。
そのため、思い切って最後の日はすべて足立美術館の見学だけにあてることに。もし時間が余りそうなら、米子駅周辺のカフェにでも行けばいいかなと思っていましたが、結果的にほぼ余ることはありませんでした。

足立美術館といえば、有名なのはまずお庭。
雪が残っていたので有名な枯山水は真っ白になってたわけですが(笑)、それでも波打つ地面や木や石などの立体物は見えるので、十分楽しめます。

庭師さんが計算して作られているからか、どこを見ても「なんだか気持ちがいい」というのが面白い経験でした。
手入れがしっかりされているということもそうなのですが、良い構図の絵を見たときの気持ちよさみたいなのをいろんなところで感じるんですよね。これはやっぱり写真だけじゃ難しくて、現地で見る醍醐味です。

さて足立美術館には3か所食事処があるのですが、せっかく時間があるので全部回ってきました。

笹巻おこわ(喫茶室 大観)

まずはお昼ごはんに笹巻おこわ。別にこの辺りの郷土料理というわけではないようなのですが、メニューの中で一番面白そうでしたし「島根和牛」の実績解除がしたいのでこちらを。

しっかりした味つけともちもちとしたご飯のおかげで、小さめですが腹持ちのよいランチになりました。

喫茶室からの風景。ちょうど良い位置で鯉が休憩中。

季節のアイスクリーム(喫茶室 翠)

お次はドリンクが中心の喫茶室へ。
普通のドリンクよりは面白いかなと、冬ですが「季節のアイスクリーム」を注文。店内の暖房がしっかり効いていたため、ゆっくり食べれば体が冷えすぎるということもありません。

甘み控えめ、さっぱり味の大人向けアイスクリームでした。

喫茶室からの風景。この日は雪がちらついたり晴れたりと天気が変わりやすい日だったので、座ってぼーっとしているだけでも無限に時間が溶けていきました。

茶室 寿楽庵

お茶室で、お抹茶とお菓子のセットもいただきました。

お菓子は三英堂の「日の出前」。あっさりとした優しい味の羊羹で「餡がおいしいってこういうことか…!」と衝撃を受けるくらい、とっても好みの味でした。
お土産に持って帰りたかったんですが、羊羹なのでどうしても量が多くなってしまって食べきれなさそうだったので泣く泣く諦めることに。

茶室はお庭を掛け軸に見立てた造りで、写真できれいに撮るのは難しいですが、実際に見るととても美しい景色です。
茶室内の掛け軸は不昧公の直筆の物だったり(ちょっと丸っこい文字で可愛いです)、お茶に興味がある人にはとても楽しい空間だと思います。

絵画について

足立美術館には横山大観をはじめとする名画が多く収蔵されており、そのコレクションでも有名です。

日本画はよくわからないから楽しめるかな?とちょっと不安だったのですが、とっても良かった! 大観の絵を見て「ああそうか、絵っていうのは広がる景色を切り取ったものなんだな」というのを実感しました。
絵の中に引き込まれるっていうのはこういうことなんだな、と思いました。海の絵なんて波の音が聞こえてきた気がしたんですよ(前日に波の音を聞きながら寝ていたというのもかなり影響していると思います)。

広がる風景の中から、なぜ画家がこれを取り出したのだろう?と考えるのも、また楽しいですね。新しい絵画の楽しみ方を見つけることができて、良い体験となりました。

16:30 米子駅

今回宿泊は鳥取でしたが、バタバタと移動していて鳥取の旅行割クーポンを使えていませんでした(足立美術館は島根なのです)。

ということで、旅の締めくくりに米子駅でクーポンを使って贅沢に駅弁を買って、岡山~新大阪間で食べようと考えてました。しかし、なんと駅弁が売り切れ!
16時台でそんなことになるとは思っておらず、慌ててクーポンを使うべくお土産物屋さんで最後のお土産を買い込み、食べ物をどうにかうするべく駅前をうろつきました(コンビニはありましたがさすがにコンビニは嫌だった…)。

最後に飛び込んだのは、米子駅観光案内所のお隣にあったバー(名前をチェックしてなかったらGoogleマップに載ってなかったので詳細が分かりません…!)。
最初はバーと書いてあったのでスルーしたのですが、なんとなく外観がかわいらしいのでメニューを見てみたところ、普通のカフェメニューもあったのでドリンクだけでも大丈夫ですか?と聞いて入店。

メニューを見てみると、ランチもまだ頼める時間ということでしたので、卵サンドのセットを頼んだら、おいしいトーストサンドが出てきました。コンビニで妥協しなくてよかった!

ここで特急やくもの時間まで最後の旅ノートをガリガリと書き、帰路に着きました。

おみやげ

米子駅のお土産屋さんで購入した3品。あんまり時間がなかったこともあり、ほぼお店のおすすめに乗っかる形で買ってきました。

この中で一番気に入ったのは「かにみそバーニャカウダ」(公式HP)。
かにみその香りはそこまで強くなくふわっと香る程度なのでとても食べやすく、でも味はしっかりとしているのでとってもおいしい!
そして原材料が非常にシンプル(蟹・にんにく・オリーブオイル・クリーム・塩コショウのみ)。この原材料でこの味が出るんだ!?と驚きました。

雑にざくざくーっと大根を切ってこのソースをかけるだけで立派な一品になるし、ちょっとマヨネーズに入れて混ぜてドレッシングにしても良い感じ。味が濃いので少量使えば十分で、量はそれほど多くありませんが意外なほど持ちます。
あとシールがきれいにはがれるのでビンが再利用しやすく、シールが可愛いので旅記録のノートを飾りやすいというあたりも個人的に嬉しいポイントでした。

ちなみに楽天で変えるので(公式サイトJR西日本のサイト)、多分そのうちまた買います。公式サイトにあるアンチョビバーニャカウダもおいしそうね…。

雲丹めかぶはかなり甘めでごはんにとてもよく合う味。ただ、うまみ調味料的で底上げされてるのかなと感じる「うま味」がかなり強いので、飽きやすいかな。
ちょびっと食べるならおいしく食べられるんですけど、一人で一瓶だと食べきるのに少し大変でした。みんなで持ち寄るおつまみ会みたいなのに持っていったら、めちゃくちゃ受けると思います。

わかめ茶漬けは、ふりかけにするとポリポリとした食感が楽しく味もしっかりしているので、ふりかけ好きにはおすすめ。軽くて持ち帰りやすいのも嬉しかったです。

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