記事内に商品プロモーションを含む場合があります

サイコロきっぷで雪残る山陰へ#3 松江でぐるっとお茶巡り

2日目前半、玉造温泉から移動して松江観光をします。
今回の松江観光の目玉は、なんといってもお茶に関する場所に行くこと!
旅の下調べをしていて初めて知ったのですが、松江は京都・金沢に並ぶお茶の三大菓子処で、松平藩の藩主の一人(不昧公)が茶人としても有名な方なんだそうです。

最近お茶を習い始めたこともあってお茶文化を色々知りたいと思っているので、今回はそのあたりを中心に観光場所をピックアップしました。

前の記事

サイコロきっぷで雪残る山陰へ#2 玉造温泉で日本酒と美肌の湯を楽しむ
1日目後半、本日宿泊の玉造温泉へ移動します。 山陰は温泉が豊富で、出雲から松江の間にも湯の川温泉や宍道湖温泉など聞いたことある温泉地が点在しています。 その中で玉造温泉に決めたのは、一番多くの人におすすめされたから。人のおすすめには乗ってい...
スポンサーリンク

山陰旅行2日目 玉造温泉から松江観光

7:00 松乃湯の朝食と散策

朝起きたらお肌がすべっすべになっていたので、まずは朝風呂へ。
朝風呂は入ると疲れてしまうので同行者がいる旅では入らないのですが、今回は一人旅で疲れたらいつでも休めますからね。
朝風呂でもやっぱりお湯自体はそんなにとろみを感じませんでした。なのになぜか少しずつお肌がすべすべしてくるんですよね。本当に不思議な温泉です。

お風呂から上がったらバイキング形式の朝食会場へ。

私が不器用なせいで盛り付けがだいぶアレな感じになってますが、おいしかった~!
島根の名物が少しずつ味見できるし、和洋中バランスよくそろっているのでローテーションしながらもりもり食べました。旅の疲れがあるからか、味のはっきりした中華が妙においしかったです。

食後は送迎の時間まで散策して過ごしていたら、足湯ポイントで鳥が休憩しているのを発見。
そうか、鳥も寒いよね…。

本当はもっといっぱいいたんですが、うまく撮影できたのがこの子だけでした。右側がもやってるのは湯気が出てるからです。

今回お世話になった松乃湯さんの外観。

宿の送迎でJR玉造温泉まで行き、JR松江駅まで移動します。

10:00 喫茶きはる

松江駅はバス停が多くてどのバスに乗ればいいのか難しかったのですが、ちょうどそれっぽい行先のバスが来たので無事に最初の目的地「喫茶きはる」へ到着。

松江歴史館の中にある喫茶店で、お目当ては現代の名工によって作られた生菓子です。
いくつかある中から1つ選んで(すべて見本が並べてあるのですがどれもかわいかったので写真を撮ればよかった…!)、お抹茶のセットを畳でゆっくりと日本庭園を見ながらいただきました。

雰囲気最高なのですが、数年ぶりくらいの大雪から数日後だったのでお庭の雪が大変なことになっています。

今回いただいたお菓子。
梅の花と頭に金箔でおめかしをしてて、大変に可愛いですね!

そして、ラッキーなことに「わらび餅」もサービスでいただきました。
どうも朝一番のお客さん対象みたい?でネット上にもちょこちょことそういったレポートがあがってます(が、確実ではないのでなかったらごめんなさい)。

で、このわらび餅がもうびっっくりするくらいおいしかったんです!!!
こんなに柔らかいことある!!??というのが一番の驚き。
食べようとするとものすごく変形してしまうくらい柔らかいのに、こんなきれいな丸い形になってるんですよ。どういう技術でこうなるの??と頭がハテナでいっぱいでした。
中に入ったつぶつぶが食感に変化を加えていて、ただ柔らかいだけじゃないというのがまた心憎いお菓子なんです。

実はこのお店のことを調べたときにわらび餅がイチオシとは書いてあったんですけど、言うてわらび餅って地味なお菓子だし、見た目が可愛いお菓子の方が記憶に残るんじゃないかな~と思って注文しなかったんですよね。
でも、もしわらび餅だけ注文してても絶対に覚えていられるくらい衝撃的でした。
本当にここのわらび餅はイチオシです。単品で注文もできるはずなので、ぜひぜひ追加注文してください。

10:40 松江城

本当は予定になかった松江城。
でも、こんなに天気も良いし雪の松江城なんてそうそう見られないんじゃ?と思い、急遽向かうことにしました。

松江歴史館側から松江城に向かうルートはどうやら裏道にあたるらしくて、雪の中をズボズボとスノーブーツを突き刺しながらなんとかお城まで到着。敷地が広い…!

平日ということもあり全然人がおらず、宣材写真みたいなのが撮れました。
これだけでかなり満足なのですが、せっかくなので天守閣まで登ります。

一応天守閣の中にはいろいろな展示があるのですが、とにかく足元が寒い! 床が冷たい! ということで、展示はほとんど見ず天守閣へ。

天守閣まで登ると、日が当たってるところはまるで床暖みたいに暖かかったので(太陽光はすごいですね)、景色をゆっくり楽しむことができました。世が世なら殿様しか見られない景色ですよ~~。

11:30 塩見縄手とぼてぼて茶

本日のランチは、当初鯛めしや宍道湖七珍を考えていました。ただ、今晩のホテルに急遽夕食を頼めないか聞いてみたところOKとのことだったので、昼は軽めにした方が良さそう…という判断で、白羽の矢を立てたのが「ぼてぼて茶」。
松江の郷土料理で、泡立てたお茶におこわや漬物を入れて食べる軽食です。

松江城内にも食べられるところがあるのですが、ルート的に都合の良い塩見茶屋へ。
松江城のお堀沿いを、城下町の雰囲気が残る美観地区「塩見縄手」を見ながら歩きます。

塩見茶屋では、天気が良く暖かったのでテラス席へ。
お堀沿いのお店なので、景色が最高です。

お椀は大きめですが、中に入れる具材は小皿程度。
小腹がすいたなというときに、ちょうどいい量ですね。

味は、まあお茶にこの具材を入れるとそうなるよね、という感じでした。

12:00 明々庵

さてお腹にご飯を入れたので、もう1軒お茶をいただきに行きます。
目指すは、不昧公ゆかりの明々庵。
松江市にはお茶をいただける不昧公ゆかりの場所というのがいくつかあるのですが(見比べるなら松江観光協会のページがおすすめ)、ここが一番アクセスが良いかなと思います。

塩見茶屋を見ながらお城のお堀沿いを散策していると、ほどなく到着。
まずは素朴で可愛い外観のお茶室を拝見します。

これまで茶室を見るということをしたことがなかったので、どこかどう良くてどこが違うのかというのがさっぱりですが、こういうのはきっといくつも見るうちにわかるようになるでしょう、と期待して経験を積んでいこうと思います。

明々庵自体は内部立ち入り禁止になっているので、お抹茶をいただくのは向かいの建物です。広々としているので、観光シーズンでもぎゅうぎゅう詰めにはなりにくそう。

こちらでは、松江三代銘菓の若草と菜種の里をお茶菓子に出していただけます。

大きな窓は開放感があり、日本庭園とちらりと見えるお茶室も目に楽しく、大変癒される空間でした。

明々庵の敷地入り口の階段を上がったところには城見台があり、美しい松江城の姿を見ることができます。

写真だと小さくなっちゃいましたが、真ん中あたりに見えるのが松江城。
実際に見るともっと大きく見ごたえがありますが、広角レンズはこういう時に弱いですね(今回の旅行はXF16mm1本で回っていました)。

13:00 お菓子屋巡り

さて、少し早いですが、ゆっくりと松江市内のお茶屋さんとお菓子屋さんを回りながら、松江駅を目指します。

明々庵で教えていただいたお茶屋さんで、不昧公お好みの抹茶を少し。
松江三大銘菓も外せません(詳しくは後半のおみやげで)。

途中で、島根のお土産を色々まとめて買えるところがないかな…と検索してみたところ、島根観光物産館というところを発見。
そちらでもいくつかお土産を買って、本日の宿である皆既温泉に向かいました。

#4に続く

サイコロきっぷで雪残る山陰へ#4 皆生温泉と足立美術館
2日目に皆生温泉宿泊~3日目足立美術館観光をして京都へ帰ります。 皆生温泉は温泉として有名なところということもありますが、山を見るのが好きな私としては大山が見える温泉地というの点が魅力的で、迷わず宿泊地として決めました。 前の記事 大山と皆...

おみやげ

和菓子類

ということで、和菓子とお茶類。
とりあえず旅行前に松江三大銘菓と呼ばれる「若草・山川・菜種の里」を買うことは決めてました。その他に、お店で見て気になった彩雲堂の柚衣(小さな柚子をまるごと蜜漬けにしたようなお菓子)と不昧公の菩提寺月照寺のお茶菓子に供される風流堂の路芝(ゴマの香ばしさが後を引くお菓子)を購入。

三大銘菓を調べたときに少し難しかったのが、どこで買えばよいのかということ。
どうやら元々これらの銘菓を作っていたお店は今はなくて、のちの時代に松江の和菓子屋さんがそれぞれ再興したみたいなんですよね。なので、例えば「若草」なんかはいくつかのお店でそれぞれ売られています。

一応三大銘菓それぞれに製法を復活させたお店があるようなのですが、今回は三大銘菓を少しずつ詰め合わせているセットを三英堂さんで買いました。菜種の里を作れるのが三英堂さんだけなので、セットを買えるのもここだけなのだそうです。

不昧公三大銘菓

和菓子の写真の一番左の箱が三大銘菓のセットでして、中身がこれ。色合いがとっても可愛い!!
味の方は…昔のお菓子だよね、という感じです。子どもにはおそらく受けない…。
若草はもちもちとした求肥のお菓子、菜種の里と山川はもそもそした甘いもの。たくさん食べるより、お抹茶と一緒にじんわり甘さを楽しむのが似合うお菓子です。

島根特産品

島根観光物産館で買ったものと、喫茶きはるの前にあったお土産物屋さんで買った箸置き。写真に撮り忘れましたが、出雲そばをお土産用にもうちょっと買ってます。

とりあえず家に帰ってもう一度もみじおろしでお蕎麦が食べたいな、ということで迷わず出雲そばを。出雲そばは多分普通にスーパーに売ってると思うんですけどね、やっぱりお土産としても押さえておきたい。お出汁も決め手になるので、つゆ付きの物を…と思ったのですが、それでもまだまだたくさん種類があったので、手ごろな大きさの物を購入しました。

それから甘くて感動したお刺身醤油。こちらもやっぱり色々種類があって、大きさが手ごろで持ち帰りやすい物、という基準で選びました。が、家で食べてみたら思ったより甘くなかった…(それはそれとしておいしいお醤油です)。きっと会社によってかなり差が出るものだと思うので、また今度機会があったら他のお醤油も試してみたいです。

そしてシジミ汁も外せません。松乃湯の朝食で食べたシジミ汁がおいしくて、これはぜひ家でも! とお味噌付きのパックを。これもまあ京都でも売ってると思うんですけど、旅先でないとなかなか買うきっかけがないですからね…。

さて、最後に椿の箸置き。
元々旅行に出る前に、焼き物の関係のお土産は言われのある箸置きのみOKにしよう、と考えてました。お皿は今十分あるので、これ以上増やしたくないための自分のルールです。
こちらの椿の箸置きはどこか有名な窯元が作ったというわけではないそうなのですが、見た目がかわいらしかったのと、椿の花が松江市の花であること、喫茶きはるの名前は椿に由来する(椿を分けて読んで木・春)とのことで、島根観光のお土産としてよいなと思って購入。

地味に旅土産の箸置きコレクションはこれから始めたいと思ってるんですよね。
旅行の思い出を日々に取り入れたいなあというのもありますが、こう縛っておかないと行った先々で器やら茶碗やら買ってしまいそう、という理由もあります…。
いずれ47都道府県分集められたらいいなあ。

サイコロきっぷで雪残る山陰へ#0 前置きと記事リスト
久しぶりに一人旅をしてきました。 秋頃からそろそろどこか行きたいなーと思いながらも決め手に欠けていて、なかなか旅の計画を立てられてなかったんですよね。 そんなときJR西日本の「サイコロきっぷ」が発売され、個人的に行先に外れ無しだったのでこれ...
国内旅行
シェアする
Akariをフォローする
スポンサーリンク
あかりlog

コメント