プラハの観光を1日とっている場合、プラハ旧市街とプラハ城を半日で回り、ランチを挟んで残りはフリーというプランが一般的かと思います。
この半日フリーをどう過ごすかガイドブックや地図とにらめっこしながらいろいろと考えまして、せっかくなので全部書き残しておこうと思います。
実際行った場所やこうした方がよかったなーみたいなことも書いてます。
ルートの紹介というより、各観光地パーツの紹介と個人的な感想、所要時間の目安ををまとめてみたので、いくつか組み合わせてお好きなルートを作る参考にしてみてください。
プラハ旧市街
ヴルドヴァ川の東側、主に旧市街をメインとした観光スポットです。
ツアーのときに旧市街をひととおり歩くので、もし気になる場所があったら即GoogleMapなどで場所を残しておくといいです。
旧市街はかなり入り組んでるので、後から記憶を頼りに行こうとしても、よほど開けた場所でないと難しいんですよ…。
私もいくつか気になったけど結局行き着けなかったお店があったので、方向感覚に自信がある人以外はぜひGoogleMap開きっぱなしでのツアー観光をおすすめします(スマホの盗難だけは気を付けて!)。
高い塔に登る
個人的に一番おすすめしたいのが、高い塔に登ること。
いずれの塔もお店や美術館・博物館と比べて遅い時間までやっているので、夜ご飯を食べてからもう一つ何か観光を…というときにも使えます。
プラハ旧市街の中で登れる場所というと、ガイドブックではカレル橋の両端・時計塔(旧市庁舎)・火薬塔あたりが紹介されています。
その中でも一押しは、カレル橋の旧市街側。
いわゆる「プラハの観光写真」でおなじみの景色が見られる場所です。
西に向いているので日没時は大変きれいです(その時間を狙って登ってくる人も多くかなり混雑するのでスリに注意)。
どこの塔も基本的に狭くて傾斜がきついので、登るのはなかなか大変。
体力や足に不安がある場合は、エレベーターで登ることができる旧市庁舎の塔がよさそうです。
登ってしまえばそれほど長くいるほど見るところもないため、登って降りる時間も含めて大体1時間ほど見ておけばよいかと思います。
市民会館
アールヌーヴォー様式の豪華な建物で、大体午前のプラハ半日ツアーで前を通ってさらっと紹介されたりすると思います(↑にあげた火薬塔に隣接しています)。
中に入って見学するにはツアーに入る必要があり、これの所要時間が大体1時間ほど。
チェコを代表するムハ(ミュシャ)の絵なども見ることができツアーの満足度はかなり高いようです。
ただツアーは毎日行われているわけないので、旅行の日によってはそもそも予約ができないこともあります。
私も2回とも日程が合わなかったのです。残念。
↑公式HPから事前の予約ができます。あいていれば当日飛び込みでも行けるみたい。
絵画「スラブ叙事詩」
ムハが好きな人向けなのですが、チェコ国外にまず持ち出されない「スラブ叙事詩」という巨大な全20作なる絵画があります。
2017年に日本でも展覧会があったのですが、その際に結構揉めたそうなのでこれから国外に出てくることは難しそうなんですよね…。
チェコから持ち出されないならチェコに来た時に見ればよいじゃない、ということで、ムハがお好きな方はぜひご一考を。
ただ問題は、展示されている場所が時期によってコロコロ変わってること。展示されていない時もあるようなのです。
しかも展示場所についての専用のページがあるわけではないので、ニュースサイトや個人のブログなどをたどる必要があり、なかなか現時点での展示情報がつかみにくい。
行くのを決めたら早めに添乗員さんやツアーデスクに相談しておくと、もしかしたら情報をもらえるかもしれません。
プラハ市が「恒久的に展示できる場所の建設」を約束したことでの寄贈だそうなので、そのうち専用の場所ができるのかなとは思いますが…。
チェコの人形劇
マリオネットを使ったチェコの人形劇はチェコの伝統文化の一つで、プラハ市内にもいくつか劇場があります。
チェコ語での公演なのですがマリオネットの動きを見ているだけで大体話が分かるようで、見に行った人の感想を書くとかなり評判が良く、おそらく想像しているよりもかなり楽しい体験ができるのだと思います。
ただ問題は公演時間で、有名なドン・ジョバンニだと大体3時間ほど。
半日しかフリーがないことを考えると、ちょっと時間をとりすぎるかなーという感じですね。
マラー・ストラナ地区とプラハ城
ヴルドヴァ川の西側。地区はいくつかに分かれているようですが、観光は主に「マラー・ストラナ地区」と「プラハ城」になるかと思います。
旧市街とは違い、全体的に西側が高い坂道になっています(川から上り坂になる)。
歩けないことはないという感想を見かけたので歩いてみましたが、普通に辛かった。
観光で時間が限られてるときに、歩くという選択肢は外したほうが良いです。
よっぽどの事情が無い限り、観光する場合はまずトラムで一番高いところまで行きそこから下るというルートを組むのを強くお勧めします。
プラハ城
プラハを観光するならここは外せない、という場所ですね。
ツアーならまず間違いなく行程に入っているのですが、ツアーだと一部しか見ない&駆け足になりがちなので、じっくり見たかったら再度訪れるのも良いかと思います。
ちなみにプラハ城内のスターバックスは絶景ポイントとして有名なので、立ち寄れそうならぜひ。
マラー・ストラナ地区
昔の貴族街で、旧市街と同じくお土産物屋さんやカフェなどが並んでいます。
ガイドブックなどでは街歩きに良いと書かれていますが、個人的には旧市街を見ていないならまずそちらを優先し、余った時間でこちらを見るくらいでいいと感じました。
お店が入りづらいところが多く(小さなお店が多いため逆に入りにくい)、また商品も少しはやりから外れたような感じのものが多かったため、街歩きとしてはどうかな?と思ったんですよね。
ウルドヴァ川からプラハ城に向かって進む道には、凝った建物や中を見られる教会、三位一体像などもあるので、そういう歴史を見たい方にはおすすめ。
ストラホフ修道院
非常に美しい図書室(哲学の間・神学の間)を有することで有名な修道院です。
旧市街からだと遠く感じますが、トラムの駅が近いのでそれほどアクセスは悪くありません。
ただしトラムはプラハ城の北側を通るので、景色はいまいち。
見どころと言えるのは2つの図書室だけなので、観光自体は30分くらい見ておけばよいです。
丘の上にあるので景色も良く、1時間ちょっと時間が余ったなというときに丁度良いかと思います。
プラハ郊外
世界遺産クトナー・ホラ
プラハから1時間ほど電車で行った先に、世界遺産に指定されたクトナー・ホラという場所があります。
※正式名称:クトナー・ホラの聖バルボラ教会のある歴史地区とセドレツの聖母マリア大聖堂
アクセスもGoogleの経路検索だけでなんとかなるくらい簡単な場所です。
基本的に私は世界遺産を見て回りたいのでここを第一候補に考えていたんですが、ここの一番の売りが教会群。そして観光的に良くあげられるのが骸骨でできた納骨堂(セドレス納骨堂)。
教会はたくさん見てもあんまり記憶に残らないし、なにより骸骨…骸骨か…。ということ悩んだので、ツアーの添乗員さんに評判どうですかねと聞いてみたところ「何か思い入れがあるならいいけどあえて行かないでも」くらいな感じでした。
それから、解散する時間によっては現地に着くのが16時頃になる可能性があるため、現地に行ったはいいけど中がほとんど見られないという可能性もあります。
実際にたどった半日フリーコース
↓実際の半日フリーコースはこちらにまとめています(2019年)
※2017年のフリーコースは旧市街巡りをしました(記事にまだしてません…)
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