昨年の2月にポーランドに行った際、ポーリッシュポタリー(ポーランド陶器・ボレスワヴィエツ)を購入してきました。
ちょうど使っていたお皿が欠けたりしていた時期だったので、思い切ってそろえてしまおうと自分の生活スタイルを考えながら使いそうなものを買ってきたのですが、1年近く使ってみて使い勝手がそれなりにわかってきたので、購入してきたお皿の種類ごとに感想をまとめてみました。
なお、一人暮らしで時々友人が遊びに来たりご飯を食べにくる、という生活を基準にした感想です。
↑今回主に紹介する食器
全体的な感想
結構重い
まずポーリッシュポタリー全体に言えますが、陶器なので重いです。
普段から陶器を使い慣れている人はいいと思うのですが、磁器ばかり使っている人は要注意(ちなみに私は磁器しか使ってませんでした)。
通販などで現物を見て購入しないなら、まずは小物から様子を見るのをお勧めします。
購入前は柄ものなので大きい食器のほうが華やかだから大物が買いたいなと思っていたのですが、現地に行って持ってみたら大物は重くて日常使いにはつらそうだったので小物ばかり買ってきたという経緯があります。
持ちやすく安定感がある
いきなり重いというネガティブ面を最初に書きましたが、それによる利点として安定感が増すことがあげられます。
お皿自体がそこそこ重いので、少しひっかけたくらいでは中身ごとひっくり返ったりしません。
朝など時間がないときには意外と助かります。
なんにでも使えて飽きが来ない
柄が派手だから嫌にならないかなーと思いながら購入したのですが、割と何を入れてもあいますし1年使ってみても飽きません。
むしろ少しひよって購入したシンプルめのものより、がっつり派手な柄の方が使い勝手が良いかも。
種類ごとの感想(お皿編)
各お皿の名称はツェラミカ アルティスティチナ日本代理店とケルセンを参照しています。
購入当時は特に名称を知らずお店に入って気に入ったものを購入してきたので、本来とは違う使い方をしているものもあります。
各項目でスペックを書いていますが、手元の食器をささっと測ったものなので参考程度にしてください。
ボウル(サラダボウルミニ)
スペック
メーカー:Ceramika Artystyczna
直径12cm×高さ5.5cm、重さ300g
感想
購入してきたものの中で一番よく使っていて、ほぼ毎回食卓に登場します。
一人分のスープや煮物を入れたり鍋の取り皿にしたり、ヨーグルトや果物などを入れたり。
深さがそれなりにあるのと大きさがちょうどよいため、本当になんにでも使えます。
名称通り、サラダを入れるにはサイズが小さめなのでミニサラダ向けです。
例えばカイワレ大根は切らないときれいに入りません。
副菜・スープ・デザートのどれにも使えるので、一人当たり2~3枚あっても便利かな。
私は2枚ありますが両方ともほぼ毎日使っています。
高台が低いので、熱いものをなみなみと入れると手に持ちにくいのが難点なくらいでしょうか。
使用例
おやつに食べたきなこ餅3個。
深さがあるので粉が飛び散りません。胡麻和えなどでも重宝します。
デザートのリンゴ(半分)がちょうどよく収まるサイズ。
フルーツやヨーグルトなどどんなデザートでも「一人分」のデザートを入れるのにちょうどよくて、本当に使いやすいです。
ボウル(菊鉢)
スペック
メーカー:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC”
直径15.5cm×高さ5cm、重さ320g
感想
こちらも使い勝手のいいお皿。
主にロールキャベツや煮込みハンバーグのようなスープがついてくる料理や、ごろっとした素材のサラダを盛りつけたりしています。
友人が来た時に、ちょっとしたお菓子を盛りつけておくのにもちょうどいいサイズ。
側面が波打っているので、普通のお皿よりも持ちやすく見た目が面白い点もお気に入り。
自分用に1枚だけ残し後はお土産であげてしまったのですが、かなり使いやすいのでもう1枚残しておけばよかったなーと思ってます。
使用例
そろそろ使わないとまずいなーという野菜を目立つところに置いても見栄えが悪くならないので、よく出しっぱなしにしています。
小皿(菊鉢)
スペック
メーカー:Ceramika Artystyczna
直径11.5㎝×高さ4㎝、重さ220g
直径ではミニサラダボウルとそれほど変わらないのですが、高さがない分かなり小さく感じます。
感想
2品目以降の少量の副菜に便利なサイズ。
それなりに深さがあるのでおひたしや冷ややっこなど、多少水っぽいものにも使えます。
副菜用として考えるとそれほど使う頻度は高くないのですが、実はティータイムによく使います。
ちょっとおやつ取り分けるのにちょうどいいサイズなんですよ。
それから、使い終わった紅茶パックを入れたり、茶こしを置いておいたりするお皿としても優秀なんです。
2,3個入る大きさなので、友人と紅茶を飲むときには大体テーブルに出てます。
ポーリッシュポタリーにティーバッグ置きという商品が別にあるのですが、深さがある方が運びやすく汚れにくいし使いまわしもきくので、こちらのお皿もおすすめです。
ただ一人用のティーバッグ置きとして考えるならもうワンサイズ小さくてもいいかも。
使用例
納豆1パックにちょうどいいサイズです。
ネギだけのシンプルなトッピングならいいですが、いろいろ混ぜたりする場合はちょっと小さいかな。
平皿
スペック
メーカー:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC”
直径19.5cm×高さ2.5cm、重さ430g
感想
食パンを食べるときに使いたいなーと購入したのですが、意外と重くて実はそれほど使用頻度が高くありません。
とはいえこれは完全に私の個人的な事情です。
通常使うだけなら特に気になる重さではないのですが(それでもちょっとずしっとはきます)、バランスよく置かないと水切り籠代わりに使っているボウルがひっくり返る重さなんですよね…。
お皿自体は柄が見やすくて、ポーリッシュポタリーのかわいらしさが一番わかりやすいと思います。
サイズも食パンを載せて、ちょっとしたジャムなどを横につけたりもできる使いやすいサイズ。
私も水切りボウルの問題さえなければ毎日使っていたと思います。
もし家族3~4人分そろえて使いたいと考えられている場合、(しつこいですが)重量は確認した上での購入をお勧めします。
3枚重ねたら1kg超えますからね…。
種類ごとの感想(カップ編)
左下から右上にかけて:湯呑み・マグカップ(小)・マグカップ(大)
マグカップ(小)
スペック
メーカー:Ceramika Artystyczna
口径7cm×高さ8.2cm(取っ手を含めた横幅11cm)、重さ280g
感想
ポーリッシュポタリーのカップは本当にいろんな形がありますが、これは大手の製品なので割とよく見かけるタイプのものだと思います(だいたいどこのお店にもありました)。
一般的なマグカップより小さめのサイズで、同じ形でもうワンサイズ上のカップもあるのでどちらにしようかかなり迷いました。
実際に持ってみて、カップ自体がそこそこ重いので中に飲み物を入れることを考えて小さい方を選択したところ、私はこれで正解でした。
ちょっと容量が少ないかなと思ったのですが、紅茶のポットを横に置いて飲むという使い方が多いので特に問題なかったんですよね。
たっぷり目に入れて飲みたい場合や男性が使う場合は、ワンサイズ上のマグカップがおすすめです。
マグカップ(大)
スペック
メーカー:Ceramika Artystyczna
直径8cm×高さ9.5cm(取っ手を含んだ横幅10.5cm)、重さ320g
感想
ごくごくフツーの、少し大きめサイズのマグカップという印象でしょうか。
形としては面白みがありませんが、その分洗いやすいです。
女性には少し大きい&重いので、スープのように机に置く使い方が使いやすいと思います。
私はもっぱらカップスープ用に使っています。
カップ(湯呑)
スペック
メーカー:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC”
直径7.3cm×高さ8cm、重さ190g
感想
正式名称は違うと思うのですがwどう見ても湯呑にしか見えない持ち手のないカップ。
日本茶を飲むときにはやはりこの形が落ち着きます。
使い勝手は日本の湯呑を想像してもらえばそう違いはありません。
「持ち手のないカップ」という意味では各社いろんなフォルムがありますが、私はこのメーカーのものに一目ぼれをして購入予定ではなかったのに買ってきてしまいました。
手にすっぽりとおさまる大きさで、とても持った感じが良く使い勝手も良いです。
取っ手がない分食器棚でもしまいやすく、柄違いで人数分そろえても素敵だと思います。
↓の「2018年ポーランド」タグからポーランド旅行の記事リストに飛びます(買ったお店の紹介もあり)。
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