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サロンデュショコラのセレクションボックスで高級ショコラ食べ比べ

いつ頃からか、バレンタインと言えば国外からショコラティエがバンバン来日するイベントというイメージに変わってきて、そのころからずっと高級ショコラの存在は気になってはいたんです。
ただ私はあんまり胃が強くなくて、カカオ成分の高い高級ショコラは1日に食べれて2粒。
そして複数のお店で買うのはお財布にかなりの打撃になるので、買うなら厳選しないと食べきれないし買いきれないけど、どれを買えばいいのか分からない…と思ってずっと手を出せてなかったんですよね。

しかし今年はじめて、「セレクションボックス」なる存在を知りました。
有名ショコラティエのショコラが1粒ずつ入っているという、まさに私が望んでいた形のもの!
ということで、いそいそと1箱買って夜な夜な食べていたのでその記録です。

ちなみにセレクションボックスには8粒、12粒、16粒の箱があって、買おうか迷って一晩置いたら次の日に16粒が売り切れたので12粒を買いました。
伊勢丹の在庫表示は在庫ありからいきなり売り切れ表示になるので、来年以降気を付けようと思います(在庫僅少とかの表示に変わると思ってたんだよ…)。

チョコの中身

 

ショコラの名称とサロンの名前

1段目左から右、2段目左から右、3段目左から右の順番です
ペルル・ロレーヌ(フランク・ケストナー)
ノア(クリスティーヌ・フェルベール)
ビターガナッシュナチュール(パスカル・ル・ガック)
胡椒の葉(パティシエ エス コヤマ)
エクアトゥール(ル ショコラ ドゥ アッシュ)
フランボワーズ(ニコラ・ベルナンデ)
シトロン タン(クリスチャン・カンプリニ)
セザムノワール(アルノー・ラエール パリ)
シコレ(カンタン・バイィ)
マカルージュ(ミスター&ミセス ルヌー)
キューカンバー&ジン(イカ チョコレート)
キャフェ(キャラメル パリ)

個々の感想

それぞれ食べた順番です。全体の感想は最後にまとめてます。

ノア(クリスティーヌ・フェルベール)

[自家製くるみのリキュール風味のノワールガナッシュ]

思ったより全然クルミの味がわからず、自分の味覚のなさにショック。
体に対するパンチがすごい。1/4食べた時点でぼーっとする。リキュールが強いのかなあ。

シトロンタン(クリスチャン・カンプリニ)

[タイム・レモン風味のアーモンドのプラリネ]

胡椒じゃないのと思ってしまうくらい刺激的な味。タイム?
カリカリした食感がいい。後味あっさり。
これは何個か食べ慣れたらもっとおいしく味わえそうです。

キューカンバー&ジン(イカ チョコレート)

[キュウリの爽やかな香りが、ジンのアロマティックさをひき立てるひと粒]

説明を読んだ時に一番イロモノっぽさを感じたチョコ。きゅうりとチョコを合わせるとか人生において考えたこともないよ…。
恐る恐る食べてみたら、まずベースのチョコがおいしい!
やっぱり私はこういうホワイト~ミルクチョコが好きなんだな…。
キュウリも確かにふっと抜ける香りが確かにする。おおーほんとにキュウリだ!と思ってるうちに食べ終わっちゃいました。

ペルル・ロレーヌ(フランク・ケストナー)

[ミラベルのパートドフリュイ、ミラベルリキュール風味のキャラメル、ヘーゼルナッツのプラリネの3層]

初見で説明がわからなかったチョコ。
ミラベルはプラムの一種、パートドフリュイはゼリーの一種だそうです。
初めて食べた食感と味でしたが、味も食感も私が好きなやつー!!
ゼリーというかジュレと言われて想像するような柔らかい感じです(どっちも意味するところは一緒ですけど、なんかゼリーは固いイメージがないですか?)。
これからパートドフリュイのチョコは積極的に挑戦していきたいなー。

シコレ(カンタン・バイィ)

[シコレ風味のヘーゼルナッツプラリネ]

これもまた初耳のシコレ。調べてみるとキク科のお野菜とのこと。苦味が特徴的だそうです。
シコレそのものは食べたことがないので味はわからないのですが、確かに苦味を感じるチョコです。チョコの苦味ではなくて、お野菜の苦味と言われると納得。
ヘーゼルナッツのプラリネがザクザクしていて甘みが控えめなので、なんとなくおかず感のあるチョコ。

マカルージュ(ミスター&ミセスルヌー)

[マンダリンコンポート入りショコラでヘーゼルナッツのペーストをサンド]

マンダリンが強烈!量はそれほど入ってないはずなのに、びっくりするくらい香りが広がります。
チョコの味がギューッとしまっていて、食べた印象は「強いチョコ」。

セザムノワール(アルノー・ラエール パリ)

[黒ゴマのプラリネ]

説明がシンプルなのでシンプルな黒ゴマチョコかと思いきや、プラリネ入り。
結構塩っぽい味がしてびっくりしました。塩バターみたいな。

胡椒の葉(パティシエ エス コヤマ)

[胡椒の葉風味のガナッシュ]

割とイロモノっぽいなと思いつつ、エスコヤマのだしと期待しながら食べたチョコ。
胡椒の香りが確かにします。特に後に残る香りが強い。
胡椒の葉は食べたことがないのですが、山椒の葉っぽい後味がありますね。
(植物としての関係はお互い結構違うようですが)
そしてガナッシュがさすがにとても滑らか。このやわらかさ好きです!

キャフェ(キャラメル パリ)

[スペキュロスを合わせたコーヒー風味のガナッシュ]

これまた初耳のスペキュロス。英語で言うジンジャークッキーで、スパイスの効いたものだそうです。
ということでスパイスを期待して食べたんですが、名前の通りコーヒーがかなり強く、スパイスはほとんどわかりませんでした。
そしてダークチョコの真髄とでも言いたくなるようなカカオの濃い味。
うーん…個人的には苦手な味です。濃すぎて食べてるときに寒気がしたのは初めて。

ビターガナッシュナチュール(パスカル・ル・ガック)

[バニラをアクセントにしたベネズエラ産カカオのガナッシュ]

バニラってアクセントになるほど個性が強かったかなあ?と思いつつ食べてみたんですが、ふっと現れるバニラの味が確かにアクセントになってます。はーなるほど。
名前はビターなんですけど、かなり食べやすい。
ビターでこれということは、ここのミルクはかなり好きな味なのかも。

フランボワーズ(ニコラ・ベルナルデ)

[フランボワーズ風味のガナッシュ]

フランボワーズのチョコ。前面にフランボワーズの味が出てくるのかと思いきやメインはチョコで、フランボワーズは確かに風味を感じる程度。かといって印象が薄いわけではないので、配分が絶妙なんでしょうね。

エクアトゥール(ル ショコラ ドゥ アッシュ)

[エクアドル産カカオのプレーンガナッシュ]

最後は無難そうなチョコを残しておこう…ということで、特徴的なことが書かれていないこのチョコを残したのですが、これすごくおいしい!
プレーンなチョコでおいしさがわかるのか疑問だったのですが、これは好きな味です。上品な森永キャラメルを感じる(つまりミルク分が多い?)。
作ってる方が日本人とのことで、どうも私の味覚は典型的な日本人の味覚なのかもしれない。

全体の感想など

初めて高級ショコラ食べ比べをしたわけなんですが、まず1粒平均500円の価値があるのかというと今のところ良くわからないです。
というのも、私自身がこれまで高級ショコラをそれほど食べてきたわけじゃないので、たぶんこういう方面での味覚と嗅覚が発達してないんですよ。
だから「どれもこれもおいしい!普通のチョコとは全然違う!」とは言い切れない内容でした。

ただいくつか食べるうちに確かに違いが分かってきたところもあるし(エクアトゥールのおいしさも最後に食べてなかったらわからなかったかも)、意外な組み合わせを楽しめたものもあるし、「世界にはこういう味覚もあるんだな」ということを知るつもりで買うなら、面白い買い物だと思います。

それから購入前から予想はしていたのですが、基本はダークチョコレート系になるというのが個人的にはつらい。
いくつか食べ比べて思ったのは、やっぱり私の好みはミルク系・ホワイト系。
チョコを食べるときにも、カカオを楽しむというよりミルクの油分や砂糖の糖分を楽しんでるですよね。

そんなわけで、そもそもフランスがバックアップしているこのイベントより、ベルギーやスイスの高級チョコを狙った方が幸せになれる気もします。
でもこういったセレクションボックスを通販で買えるのはサロン・デュ・ショコラだけっぽいので、味覚の世界を広げるためにもあと2,3年は買い続けてみようと思ってます。

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