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【撮影記】XF16mmF1.4で雪の圓光寺

京都で雪が積もるのはだいたい年に3回ほど。
休日などを考えると住んでいても意外と撮れる機会がないので、雪が積もりそうな感じの空模様になるとそわそわとしてしまいます。

1月の後半。
偶然にも日曜日に雪景色となったので、圓光寺へ撮影しに行ってきました。
圓光寺は以前からお気に入りで、何度か撮影に行ったり友人を案内しているお寺です。

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場所取りのために30分前から門前待機

積もっている雪がゆるく朝から天気も良くなってきていたので、できるだけ9時の開門と同時に入ったほうがよさそう…といった様子の中、道路にはほぼ雪がなかったので自転車で圓光寺へ向かいました。

あんまり時間をよく考えず出発したので、到着したのが8時30分頃。
早く着きすぎたのでちょっと戻ってコンビニで時間をつぶそうと思っていたのですが、ふと門のところを見ると人影が。
人が少ないうちに閉門しているところでも撮っておこうとうろうろしているとさらに人がやってきて、門の前に並び始めました。

ここで初めて「開門前に並ばないと入った時にベストポジションに行けないのか!」ということに思い当たったんです。
よく撮影に行かれる方には常識なのかもしれませんが、あんまり場所取りが必要な撮影とか行かないので…。コンビニに行かなくてよかった…。

最終的に開門前に並んでいたのは20人くらいでした。

圓光寺「十牛之庭」の撮影へ

開門してまずみんなが向かうのは本堂。
もちろん、額縁構図の庭園を撮影するためです。

こちらの庭園は紅葉の写真でかなり有名になったので、知っている方も多いと思います。
名称は「十牛之庭」ということで、中心の牛さんがメインになるようです。

この写真は16mm(換算24mm)で撮影。
私はこれくらいのバランスが好きなのですが、好みによってはもう少し焦点距離の長いレンズでも良いかもしれないですね。換算35mmあたりだとバランスが良いかも

ただ、今回は撮影ラインが部屋の一番奥だったのですが、縁側ギリギリまで前進しているときもあります。
そういう場合、みんな人の姿を映したくなくて前へ前へと行くのでなかなか撮影ラインが下がらないんですよね…。
全体を撮りたい場合は、念のため広角レンズを1本持って行っておいたほうがいいと思います。

様子を見て庭に出て撮影など。

広い庭園内にぽつぽつと植えられた木々のおかげで、少し絞って撮影するだけで立体感のある写真が撮れます。
木の高さがそれほどないので、換算24mmの横構図でも地面から木の枝まで含めて撮影できます。しかも枝ぶりが良いので広角にありがちなスカスカな感じがしません。

そんな理由でどこを撮影しても「絵になる」ので、カメラ初心者でもいい感じの写真が撮りやすい庭園だと思います。

有名なかわいいお地蔵さんは、雪の綿帽子をかぶっていました。

京都を一望する

私が圓光寺が好きな理由。それはこのひらけた景色が見られるからです。
京都は盆地なので、「わかりやすい被写体を含めて撮れる」「アクセスが楽な場所」という条件を付けると、こうやってすかーっと景色を見渡せる場所が意外と少ないんですよね。

圓光寺のある場所は山がちなところで、お寺に来るまでに坂道を登るのでもともと少し高めの場所に位置しています。
そこからさらに高台に登るので、こんな美しい景色が簡単に見られるのです。

ここはあまり知られていないのか魅力を感じる人が少ないのか、撮影する人が少ないポイントでもあります。
この日も私はこの景色を独り占めでした。

ちなみに同じような条件で撮影できる場所としては、銀閣の展望台も良いです。
ただ銀閣の展望台は雪の日だと閉鎖されていることも多いので、確実に見たいなら圓光寺がおすすめ。

雪の日の撮影はお早めに

元々雪がそれほど降らず積もりにくい京都。
一度積もっても、すぐに溶けてしまうことも多いです。

この日は10時頃には日が差し始め、ぽたぽたと水滴が垂れ始めました。
青空と雪の写真は魅力的ですが、よほど寒い日でない限りチャンスは本当に短いです
京都の雪の撮影はできるだけ早めに始めるのがおすすめ。

ところでXF16mmF1.4は明るいところでもかなり粘りますね。
空の様子が白飛びせずに撮れるとは思いませんでした。

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