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カメラ初心者が富士フイルムX-T20を1年使ってみて良くも悪くも印象が変わったこと

現在のメインカメラ、フジフイルムのX-T20を購入して1年が経ちました(正しくは1年7か月くらいたってるんですが、まあ切りよく)。

使い続けてるうちに、当初思っていたのと違う面に魅力を感じたり、反対に重視していた部分が意外に使わなかったりといったことも出てきたので、一度まとめてみようと思って書きました。

私のカメラ遍歴

Nikonの一眼レフカメラD3100から、「より軽いカメラが欲しい」と「色が気に入った」ということで富士フイルムのミラーレスを買うことを決意。
関連記事:富士フイルム「X-T20」を購入した理由と比較した機種

更に軽いX-E3と購入比較して、最終的にX-T20を購入。
関連記事:私がX-E3ではなくX-T20を購入した理由

こういう流れで買ったFujifilmのX-T20です。

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X-T20のここが良かった

ダイアルで操作できるのがめちゃくちゃ便利

X-T20はカメラの上部に露出・シャッタースピード・撮影モードを変更することができるダイアルがついています。
購入する前は「ダイアルのほうがすぐ変えられて便利だよね」くらいだったんですけど、使えば使うほどこれが本当に便利だと実感しています。

何が便利って、「見ればどこを操作するのかがわかる」こと。
当たり前のことかもしれませんが、これがカメラ初心者に与える恩恵は計り知れないですよ。

カメラを触っているだけで幸せというタイプの人には理解されないと思うのですが、機械的な部分がどーでもいい私のようなタイプってカメラの操作を調べてもすぐ忘れるんですよ。
そういう人にとって、とりあえず「ちょっといい感じに」写真を撮るときに使う設定部分が「見ればわかる」というのは、本当に助かります。

カメラのガジェット部分に興味がない女性!
撮影に使う設定を調べてもすぐ忘れちゃうような人!!
ほんとーーにフジフイルムのカメラはおすすめです。
私は軽いのでX-T20を買いましたが、上位機種だとさらに物理的なダイアルが増えててわかりやすいので、余裕があるならそっちもいいです。

ちなみに写真を撮るときに私が良く変える設定は「絞り・露出・ISO」なんですが、このうちISOだけが初期設定ではダイアル操作に割り当てられてないんですよね(絞りはレンズのリング部分です)。
これがずーっと不便だなーって思ってたんですけど、設定を変更すればカメラの裏側のダイアル部分に割り当てられることに最近気づきました。
これで、普段変える設定は全部物理的にすぐ変えられる、しかも見ればわかる、となって、使いやすさが格段に上がりました。

絞り・SS・ISOそれぞれが独立して設定できる(しかもわかりやすい)

関連した話として、X-T20では「絞り・シャッタースピード(SS)・ISO」それぞれについて、「オートにするかマニュアルにするか」を物理的な操作で独立して決められるという点も気に入っています。

写真の設定を勉強し始めるとまず触るのがこの3つの設定になると思うんですが、良くある「絞り優先」や「シャッタースピード優先」の設定だと、「他の2つの設定どーなってんの? 変えたいんだけど?? どこから変えるの???」となることがよくあったんです。
多分いい感じにオートで決めてあるんだと思うんですが、初心者だとその辺良くわからずとりあえず撮ってみるものの「これでいいの?」という気持ちがずっとあったんですよね。

カメラを使いこなすことに楽しみを見いだせる人ならまだしも、私の場合は「わかりやすく簡単な操作でいい感じの写真を撮れるようになりたい!」というタイプ。
周りにカメラ趣味の人がいないと聞きたくても聞けず、説明書みてもどうすればいいかわからず、用語も知らないから検索でもうまく見つけられず、「なんか難しくてめんどくさいなー」という気持ちになることも。

その点X-T20の場合は、それぞれが独立して設定できて、しかもオートにするなら「それぞれのツマミをAにする(ISOの場合はオート設定にする)」とすればよかったのですごくわかりやすかったんです。
慣れないうちはとりあえず全部オート設定から始めて、「ボケた写真を撮りたいから絞りをA設定から変えてみよう」→「ボケた!」とか、「シャッタースピードを変えてみよう」→「暗くなっちゃった」というように、別々に設定を変えることでカメラの設定と撮れる写真の関係を理解するのにすごく役に立ちました

電子ファインダー(EVF)は必要である

元々一眼レフのカメラを使っていたので、ミラーレスの電子ファインダー(写真を撮るときに覗く部分)は当初重視していませんでした。
一眼レフのファインダー(光学ファインダー)なら実際の風景を見ることになりますが、ミラーレスのEVFは液晶画面なので、「わざわざ目を凝らして液晶画面見るのもなー」と思っていたのです。
そのため、カメラを購入時にEVFは重視しておらず、なくても良いと思っていました。

でも1年間使ってきて、最近はEVFをほぼ使っていて必須だと感じています。
大きな理由は2つ。

1. 晴れていると液晶が見えない

まず最初に気づいた理由はこれ。
基本的に私は晴れている日に撮影をしに行くことが多いのですが、天気がいいと背面の液晶が良く見えないんですよ。

明るい日の屋外だとスマホって見にくいですよね。
あれと同じ現象です。

2. ファインダーをのぞいた方が写真が撮りやすい

こちらは感覚的な話なんですが、背面液晶を見たときよりもファインダーをのぞきながら撮影するほうが写真が撮りやすいんです。
撮る場所以外の情報が切り落とされるので、写真に対して集中できるという感じでしょうか。

みんなとわいわい写真を撮るときなら背面液晶でいいんですけど、自分であれこれ考えながらゆっくり撮るときはファインダーのほうが集中できるので、ファインダーは絶対あったほうがいいなと考えを改めました。

動く液晶は天井を撮るのにも便利

X-E3を購入せずにX-T20を購入した決定打の一つが、動く液晶。

当初、猫を撮るとか頭の上から撮るとかそういった使い方を想定していたのですが、もう1個便利だったのが「天井の撮影」。
歴史的な建物に行くと天井画を見るという機会は意外にあるので、そういう被写体が好きな方は動く液晶はあったほうが絶対に便利だなと思いました。

X-T20のここはどうでもよかった

タッチパネルは意外に使わない

X-T20を買う時に、「これは便利そうだぞ!」と思っていたタッチパネル機能ですが、意外と最近は使っていません。
というのも、上に書いた通りファインダーをのぞきながら撮影していると物理的に触れないんですよね。

また、フォーカスポイントを決めるのにタッチパネルが便利そうだと思っていたんですが、いろいろ撮影するうちに自分が好きなフォーカスポイントというのは大体同じような場所だということがわかりました。
慣れればボタンでも問題なく操作できるので、今のところはタッチパネルはなくても問題なかったかなという感じです。

フラッシュ使ったことない

これは機会がないだけなんですが…。

雪が降る日にいい感じに写真を撮りたいと思ってフラッシュがあるといいなーと思っていたのですが、そもそも雪の降る日がほとんどないので、なかなか機会に恵まれません。

X-T20の予想外だったこと

ライカですかってめっちゃ聞かれる

私は一人でふらふらと撮影していると、よく声をかけられます(友人曰く人畜無害な雰囲気があるそうです)。
で、その時結構聞かれるのが「そのカメラ、ライカですか?」ということ。

いやいやフジですよーと答えると、大体の人に「そんなカメラあるんですね」と言われるので、フジのミラーレスはまだ認知度が低いのかなーと感じます…。
聞いてくる方は大体ニコンかキヤノンの方なので、「APS-Cだけど色が良くて現像いらないから楽ですよー、軽いしサブカメラにいいですよー」とさりげなく宣伝したりしています。
フジ使いの人が増えるといいな。

レンズは増える

惚れた弱みでしょうか。

「レンズたくさんあっても、カメラは一つで使う人は一人だしさー」とか思っていたのに、あれよあれよとレンズが増えています。
おかしいなあ…。

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